Sexア・ラ・カルト

嗣苑

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俺の彼女は、小学生

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「あーっ、つまんね···」

 が、俺の口癖···


 この日も俺は、暇を持て余していた。

「ちょっ、出かけてくるわ」

 一言だけ母さんに言い、素早く家を出る。でないと、いつも買い物を頼まれるから···。

「ちょっと、雅···」

❨ほーらね···❩

 夏休みも後半になると、部活のないヤローでも課題に追われたりするが、俺の場合遊びたいから前半に全てを終わらせる。故に···

 暇···

 一応、財布は持ってるから途中誰かを誘って遊んでもいいが···

【お前だけだ、バカッ!】

 だの

【今デートわず】

 だの

【世の中バカが多いんだよ!】

 とか

【お前、俺に喧嘩売ってんのか?】

 やら

【俺は、お前になりたい】

 とまぁ、気持ち悪い返しもあって···

 暇···

 しょうがないから、駅ビルをウロウロする。

 部活帰りなのかジャージ姿の中高生や学校帰りなのか制服を着て友達とキャーキャー言ってる女子校生の中に···

「おっ?あの制服って···」

 ひとり制服を着た女子小学生が、白い帽子を被ってウロウロしていたから、ソッとあとをつけてみる。

 まずは、LOFTの中を1つ1つゆっくりと眺めては、首を傾げて戻す。

 次に、入ったのが化粧品店。

❨お嬢ちゃんには、早いかと···❩

 で、また商品を手にしては、棚に戻すを何度か繰り返し、移動。

❨はいはい、今度は?❩

 下着売り場に文房具、アクセサリーショップに本屋と···

 何かを買う訳でも無く、ただひたすら魅せに行く→商品手に取る→棚に戻すをひたすら繰り返しいい加減飽きてきた。

❨おーい、なんか買うなら買っ···❩

 っ!!

「ん?」

❨見間違いか?今、なんかポケットに······❩

 その女の子は、周りに人が居ないのを確認すると、コッソリと小さなリップクリームを手に握り、ポケットへ···

❨おいおい···俺が見てるって···❩

 女の子は、その場で暫くボーッとしていめ、出口へと向かった。当然、俺も···

❨って、あぶねー。俺まで、万引きするとこだった···❩

 その女の子が、エレベーターを乗ろうとした瞬間、

 ピコーンッ···ピコーン···ピコーン···

 高い音が店内に響き、店員が気付き女の子に駆け寄るよりも、早く···

「あ、こんなとこにいたっ!駄目だろ!ちゃんと側に居ないと!」

 店員が立ち止まり、俺は女の子を叱りながらも小声で、

「さっきの出して。早く!」

 女の子は、震えながらポケットからリップクリームを出し、

「おいで」

 逃げないよう手を掴み、

「あの···」

 不審がる店員に、

「ごーめんなさい。ちょっと目を話したら、迷子になったみたいで···。これ、買います」

 と女の子が万引きした商品を店員に差し出す。

 俺を黙って見上げる女の子は、顔面蒼白な上に涙目。ま、店員らにしてみれば、叱られて当然と思われたらしいが···


「ふぅん。万引きね···。付属の子、だよね?」

 俺の目の前に座ってるのは、県立弥生が丘小学校に通ってる神田綾音ちゃん、小学5年生は、軽く肩をすぼめ頷く。

「はい。あの···このこと···」
「聞いていい?」
「はい···」

 綾音ちゃんは、俺を見ながら頷いた。

「万引きって、始めて?」
「はい」
「欲しかったの?まだ、こういうの早いと思うけど?」

 首を振る。そりゃそうだ。そもそも付属のイメージって、裕福な家庭が···。

「じゃ、なんで?生理?」
「······。」

 一瞬、ん?とした顔をしたが、首を振った。

❨ドラマだと、生理がどうのだが?❩

「お願いです···」
「へっ?」

 テーブルに置かれたコーラの氷が音を立てて崩れた。

「パパやママには、言わないでください」
「んぅ···」

❨さて、困った···❩

「なんでも言うこと聞きます。だから、お願いします」
「······。」

❨いや、待てよ?暇つぶしになるかも?❩

 暫く考えた結果、

「本当に言うこと聞く?」
「はい。許してくれるなら、なんでもしますから···」
「······。」

❨ラッキー❩

「じゃ、連絡先教えて。神田綾音ちゃん」

 綾音ちゃん、大きな目を更に大きく見開いて驚いてた。

❨帽子に名前書いてあるの忘れてる···❩

 綾音ちゃんは、俺のスマホのメモアプリに自分の名前や住所、電話番号まで書いてくれ、試しにかけてみたら本人のだった。

「じゃ、明日連絡するからね」
「はい···。本当に···」

❨ここまで不安がるならなんで?❩

「お家どっち?送ってあげる」
「こっち。遠いですよ?」

 そう見上げる顔には、涙はなかった。青白かったけど···

「······。」

❨確かに遠いと言えば遠いが···。家、でけーぞ。俺んちより···❩

「じゃぁな。迷子になんなよ」

 丁度、買い物から帰ってきたご近所の人らしき人が、いぶかしそうにジッと見るから、咄嗟に···

「お兄さん、送ってくれてありがとうございます」

 綾音ちゃんも調子を合わしてくれて、俺は帰宅し、母さんの愚痴に付き合わされた。


 そして、翌日になり···

「あの···何か?」

 制服姿の綾音ちゃんも可愛かったが、私服姿の綾音ちゃんも、これまた···

「まぁ、座って···」

 用事があって呼び出した癖に、目的を失いそうになる俺氏···

 呼び出されたものの、俺が何も言わないから増々不安な顔になる綾音ちゃん。

「あの···」
「今日、おうちの人には?」

 一瞬キョトンとして、

「友達の家に泊まるからと···」
「そう。なんか飲む?」
「あ···。じゃ、アイスココアを···」

 店員に合図を送り、追加の飲み物を注文し二人無言のまま飲み、

「じゃ、行こっか」
「はい···」

 綾音ちゃんの手を掴み、駅裏の···

「ここは?」
「なーんでしょ?なんでも言うこと聞くって言ったよね?」
「はい」

 ラブホテルへと連れ込む。

 ガチャンッ···

「おおっ、すげ。こうなってんのか」
「······。」

 部屋の中は、うっすらと灯りがついていたが、煙草の匂いがした。

❨ラブホテル、初めて来た❩

 綾音ちゃんは、立ったままキョロキョロと見回し、普通にホテルだと思ってる。


❨まぁ、小学生だし···❩

「綾音ちゃん」
「は、はいっ!」
「······。ね、学校の授業でさ···」

 綾音ちゃんに近付き、そっと耳元に顔を近付けて、

「SEXって···」

 ゴクッ···

「習ったよね?」
「······。」

 唾を飲み込む音が聞こえたから、習ったんだろう。この場所もうっすらと···

 服の上から身体を撫でつつ、胸の部分で止まる···

「お風呂入ろっか?」
「はい。何もしませんか?」

❨ホテルにきたのに、ナニもしない訳がない❩

「さぁ、おいで。脱がしてあげる」

 綾音ちゃんを押しながら、バスルームへと行き、

「あら、可愛い···」
「······。」

 発展途上国な胸に柔らかいアンダーヘアがチョロッと···

 浴室に入ると綾音ちゃんの胸がちょっと縮んで、小さな乳首が形よくなった。

「さ、流すからね···」
 
 シャーッ···シャーッ···と何度か身体に回し掛け、手にボディソープをつけてから、滑るように身体を洗っていく。

 綾音ちゃんは、ひたすら無言でされるがままだが、俺が下を洗うと顔を赤くした。

❨小さいのがアレか···❩

 小さなクリを擦りながら、奥の穴を確認する。

「んぅっ···」

 その部分は、石鹸とは違うヌルヌル感があった。

 綾音ちゃんについた泡を洗い流し、今度は···

「······。」
「ほら、洗って···」

 勃起した俺のを見て、戸惑ってはいたが洗おうとスポンジを手に取り、

「そうじゃなくて、手だよ。俺も洗っただろ?」
「はい」

 綾音ちゃんは、俺がしたように手にボディソープをつけて···

「オオッ···」

 綾音ちゃん、手に力が入ってるからしごかれて···

「わっ!な、なに?!」
「······。」

 反応して、動く···

「大丈夫だから、続けて」

 再び、手を動かし洗う綾音ちゃんと出したいのに出せない俺氏···

 シャワーで洗い流し、ベッドへ···

「綾音ちゃん、好きな男は?」
「パパ···」
「···じゃなくて、学校の友達とかで」
「彼氏とか、ですか?いないです」
「じゃ、これも?」

 綾音ちゃんの少し開いた唇を塞ぐように、中に舌を入れ描き回す。

「ぷはっ···」
「鼻で息をしなさい···」

 唇から首筋に舌を這わせると綾音ちゃんの手が俺の腕を掴む。

 チュウッ···レロッ···

 乳房を吸いながら、軽く舌先で尖端を弄るとボコッとした形になり、軽く咬む。

 んふっ···んっ···

 何度かそれを繰り返しながら、手でアノ部分を触ると、身体が一瞬跳ね、大人しくなった。

「ここ、わかる?さっき俺が弄ったとこ···」

 そこは、もう完全にトロトロになって滑りがさっきよりも良くなっていた。

 クチュクチュとした湿った音···

「はい···ひゃっ···」
「すこーし、痛いけど我慢して···」

 手を伸ばし持参したゴムを被せ、入り口付近に当てては離すを繰り返す。

 ヌチュッ···ヌプッ···

 ううっ···

「身体の力抜かないともっと痛いよ?」
「は···」

 言った瞬間、一気に···

 ズンッ···

「···ったぁーーーーっ!」

 と大声を出す綾音···

「ねっ!」
「痛いです。なんか入ってる···」
「······。」

❨それは、俺のナニです❩

 ゆっくりと腰を打ち付けていくと、痛みよりも気持ちよさが出るのか、動かす度に可愛い声が漏れる。

 んっ!んっ!んっ!

「お兄さん···んっ!」
「名前言ったよね?」

❨俺、ヤッてる時に名前呼ばれるの好き❩

「宮本さん···」

❨それは、名字···❩

「宮本雅紀···雅紀さん···あっ!」
「綾音···」

 痛くない程度にガッツリ腰を掴み、腰を動かすも、まだまだ発展途上国な身体···。子宮口にガンガン当たって···

「で、出る···」

 アァッ···オオッ···クッ···ハァッ···

 綾音は、ボォッとしてた。

 SEXを終えても今日は、泊まっていくからベッドでゆっくりとまどろんでる内に眠ってしまい、テレビの聞き慣れた声で目が覚めた。

「なぁにしてんの?見てんの?」
「ち、ちがっ!あの、け、消し方···」

 テレビの大画面を見られたくなかったのか、両手をブンブン広げて見えなくしてるようだが、

「見えてるし、聞こえてる。ここ押すの···」

 リモコンでテレビを消して、再びベッドに···。

「興味ある?さっきの···」

 顔が真っ赤になってく···

「アレなんてか、知ってる?」
「はい。SEX···」
「ブーッ!」

❨SEXは、さっきしたやつ!❩

「あれは、フェラ···。あとで、教えてやる」
「はい。だから、パパやママには···」
「言わんわっ!」

 シャワーで、軽く身体を洗ってから、

「はい。口に入れて···」

 不安そうな顔になったが、さっきので度胸がついたのか、綾音が口に含んだ瞬間ネットリとした感触が俺のを包み込んでいった。

❨他の女と違うー❩

 とにかく綾音は、真面目。でも、そんな女の子がなんで?


 その理由が、偶然わかったのは、数日後···

 母さんに買い物を頼まれて、渋々隣の市にある百貨店で商品を受け取りに行った時、綾音ちゃんが三人の女の子に囲まれて何かを言っていた。

 客の振りして、コッソリ話を聞いて、ある言葉が聞こえてきた。

「ほら、あんた前にヤッたんでしょ?」
「今ならバレないって」
「やだ···もん」
「はっ?あんたまた、うちらにヤラれたいの?」

 バコッ···

「「「······。」」」

 不審がる女子小学生に、俺だと気付きハッとした綾音。

「お兄さんっ!私···」
「ふぅん。そういう事ね···」
「えっと···」
「じゃ、また···」
「明日、ね」

 三人慌てて逃げていくも、翌日俺は綾音から聞いた名前で、呼び出して代わる代わる食ったのは、それぞれに秘密。

 綾音以外、非処女だったけど、やはり親に万引きの事が知られるのが怖いのか、みな大人しかった。


「まっ、俺的には綾音が一番かな···」
「ん?なんか言った?」
「いや···」

 俺と綾音は、カレカノの関係ではないが、俺がヤリたい時に綾音を呼んで、綾音は生理前になると俺とデートしたがる。

「だって、彼氏じゃん!」
「······。」

 セフレだと思ってたのは、どうやら俺だけだったらしい。

「違うの?!ねぇっ!!」
「そうだね···」
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