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第3章
第33話
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遮るものもなく地平線まで続く街道をカインはひたすらに歩いていた。
オルヴォーの乗り場でコルマール行きの馬車を見つけたのだが、御者が提示してきた運賃があまりにも高く、自分の足で向かうことを決めたのだ。
コルマールまでは徒歩で一週間程度の道のりだ。
特に期限が決められた旅でもないし、時間がかかることにより発生する費用を合わせても、馬車の運賃よりもずっと安かったので、迷うことなく歩くことを決めた。
季節は冬だが、南に位置するコリカ公国は冬でも温暖な気候をしていた。
幸い道中魔物や盗賊に襲われることはなかった。
念のため魔物避けの付与を護身用に腰につけた短剣にかけていたし、服装も村を出た時と変わらない格好をしていたから、金を持っているようにはお世辞にも見えなかったためだろう。
野宿や中継点の町で宿を取りながら、旅は順調に進んだ。
コルマールの一つ前の町まで辿り着き、今夜泊まる宿を探して通りを歩いていた。
「お願いです! 私をコルマールまで連れて行ってください!」
「うるさい! 貧乏人は触るな! 服が汚れるだろうが!」
短身の女性が恰幅のいい男に何やら頼み込んでいるようだが、男はまるで汚いものでも見るような目でその女性を一瞥すると、男の服の裾にすがる女性を足蹴にした。
あっと小さな声を上げ、女性は地面に倒れ込む。
詳しい状況は分からないが、カインは即座に女性のもとへ駆け寄り、助け起こした。
長い髪を後ろで一つに束ねた女性は少し苦しそうな顔をしながら起き上がるとお礼を言った。
「ありがとうございます。すいません。助けてもらった方にいきなり質問をするのも失礼ですが、コルマールまで行く予定ではないですか?」
「ええ。コルマールに向かう途中です。それよりも大丈夫ですか?」
カインが答えると女性は苦しさも忘れ、必死の形相で、自分をコルマールまで連れて行ってほしいと頼み込んできた。
聞くと夫がコルマールに自分の作った作品を売りに行ったまま戻ってこないらしい。
何か戻ってこられない理由があるはずだと、自分が迎えに行きたいのだが、女性一人では道中の魔物に抗うこともできず、かと言って、馬車に乗るにも運賃が捻出できないのだという。
元々それなりの貯えがあったというのだが、ほとんどの作品と共に夫が全て持って行ってしまったらしい。
よく視ると先ほどの男に蹴られた以外にも、身体の至る所に擦り傷やあざが出来ているようだ。
カインはそれに気づいていない振りをしながら、もう少し詳しく話を聞いた。
結論として、彼女は騙されたのだ。
ニィニィは工芸が得意なドワーフの女性だった。同じ音が繰り返される名前を持つのはドワーフの女性の特徴らしい。
特に髪飾り作りが得意で、その腕前は高く、王侯貴族に人気を博していたという。
しかし、職人としては成功を収めた彼女だったが、種族を離れて遠い異国の地で寂しい思いをしていた。
そこに付け込んだのが件の夫だ。言葉巧みにニィニィに取り入り、表面だけの夫となった。
ニィニィは婚姻関係を結んだと信じているが、この国の法に則っていえば婚姻関係を結んだとは言えない子供騙しだった。
夫婦生活を始めた夫は、ニィニィが丹精込めて作った髪飾りと貯蓄の在処を聞き出すと、必死に引き留める彼女を暴力で黙らせ、そのままコルマールへと向かったのだという。
夫の突然の豹変振りに、何か訳があるはずと純粋なニィニィは信じ込み、夫の帰りを待ったがしばらく待っても音沙汰がないため、自分で迎えに行こうと決心したのだという。
「どうか、お願いします。夫に会わないといけないんです。お礼は、こんなものしかできませんが・・・」
そういうとニィニィは懐からいくつかの髪飾りを取り出した。
「今持ち合わせがないんです。髪飾りを作ってお金にしようと思ったんですが、左手にうまく力が入らなくて、こんなものしか作れなくて・・・」
取り出された髪飾りはどれも何処か歪な形をしていた。これでは売り物になるまい。
ふと、カインは特別な金属の波長を感じ、その場所を詳しく観察した。どうやら懐にもう一つだけ髪飾りが入れられているらしい。
「失礼ですが、そのもう一つの髪飾りはどういうものですか?」
「え? あ、これですか? よくお分かりになりましたね。ですが、申し訳ありません。これを差し上げる訳にはいかないんです」
懐から取り出された髪飾りは素人のカインが見ても違いが分かるほど美しかった。
小さな様々な形をした花が散りばめられ、中心から3本、尾のような飾りが添えられていた。
「いえ。他のものと違うように感じたもので。それを頂きたいということではありませんので、お気になさらず。それと、私も徒歩ですが、それでよろしければご同行ください。道中の安全だけは約束します」
「本当ですか?! ありがとうございます! それでいつ出発されるのでしょうか?!」
今すぐにでも向かおうという勢いのニィニィをなだめ、今日はもう遅いから明日の朝、コルマールへ続く道の門の前で落ち合うことを約束し、2人は別れたのだった。
◇
「これが今回の依頼の詳細になります」
そういいながら、オスローのギルドの受付嬢は一枚の紙を2人に渡した。
そこにはオスローの近隣にあるダンジョンで起きている、魔物の大量発生の原因調査と解決と書かれていた。
つい最近の話であるが、オスローの南に位置するダンジョンで大量の魔物が発生していることが冒険者の報告によって明らかにされた。
そこは元々そこまで深いダンジョンではなく、魔物の種類も量も多くなかった。
しかし、報告した冒険者の話によると普段見かけないような魔物も含め数多くの魔物がひしめき合い、中には討伐ランクAランクの魔物もいたのだという。
冒険者は命からがら逃げだし、それをギルドに即座に報告した。
1匹やせめて数匹ならばAランクの冒険者パーティでも任せられるクエストかもしれないが、無数に魔物がいる中でAランク相当の魔物討伐をこなす必要があるならば、その適正ランクはSランクである。
しかもダンジョンは街からそう遠くないところにあるため、いつ魔物があふれ出し街へ進行してくるか分からないことから、急を要するクエストだった。
そこで白羽の矢が立ったのが、先日タイラントドラゴンを見事打ち取ってみせたサラとソフィだった。
なんでも今回は公国からの依頼だという。
2人は内容を確認すると、すぐに現地に向かった。出来るだけ早く解決し、カインのいるコルマールへと向かいたかったためだ。
ダンジョンの入り口に着くと、異変が起きていることはすぐに分かった。
入り口から数多くの魔物があふれ出ていた。
その種類は様々で、動物種、亜人種、昆虫種などまるで魔物の博覧会に来ているようだった。
ここから見える魔物にはそこまで強力なものはいないようだ。
サラはソフィに目配せをし、それに応じる様にソフィは範囲攻撃魔法を唱えた。
瞬く間に魔物は一掃され、辺りには黒く焦げた肉片と、焼けた臭いだけが残った。
サラは注意深く入口に近寄ると、中へ入っていく。
中も入口と同じくらい密集した魔物で溢れかえっていた。
「ソフィ、魔力温存で。雑魚は私が移動しながら倒すわ」
「分かったわ。サラ」
サラは中へ進むと手に届く範囲の魔物を一掃しながら、奥へと突き進んでいった。
ソフィも自分に危険が及ぶ以外はサラの討ち漏らしも無視して、必死でサラの後を追いかけていた。
オルヴォーの乗り場でコルマール行きの馬車を見つけたのだが、御者が提示してきた運賃があまりにも高く、自分の足で向かうことを決めたのだ。
コルマールまでは徒歩で一週間程度の道のりだ。
特に期限が決められた旅でもないし、時間がかかることにより発生する費用を合わせても、馬車の運賃よりもずっと安かったので、迷うことなく歩くことを決めた。
季節は冬だが、南に位置するコリカ公国は冬でも温暖な気候をしていた。
幸い道中魔物や盗賊に襲われることはなかった。
念のため魔物避けの付与を護身用に腰につけた短剣にかけていたし、服装も村を出た時と変わらない格好をしていたから、金を持っているようにはお世辞にも見えなかったためだろう。
野宿や中継点の町で宿を取りながら、旅は順調に進んだ。
コルマールの一つ前の町まで辿り着き、今夜泊まる宿を探して通りを歩いていた。
「お願いです! 私をコルマールまで連れて行ってください!」
「うるさい! 貧乏人は触るな! 服が汚れるだろうが!」
短身の女性が恰幅のいい男に何やら頼み込んでいるようだが、男はまるで汚いものでも見るような目でその女性を一瞥すると、男の服の裾にすがる女性を足蹴にした。
あっと小さな声を上げ、女性は地面に倒れ込む。
詳しい状況は分からないが、カインは即座に女性のもとへ駆け寄り、助け起こした。
長い髪を後ろで一つに束ねた女性は少し苦しそうな顔をしながら起き上がるとお礼を言った。
「ありがとうございます。すいません。助けてもらった方にいきなり質問をするのも失礼ですが、コルマールまで行く予定ではないですか?」
「ええ。コルマールに向かう途中です。それよりも大丈夫ですか?」
カインが答えると女性は苦しさも忘れ、必死の形相で、自分をコルマールまで連れて行ってほしいと頼み込んできた。
聞くと夫がコルマールに自分の作った作品を売りに行ったまま戻ってこないらしい。
何か戻ってこられない理由があるはずだと、自分が迎えに行きたいのだが、女性一人では道中の魔物に抗うこともできず、かと言って、馬車に乗るにも運賃が捻出できないのだという。
元々それなりの貯えがあったというのだが、ほとんどの作品と共に夫が全て持って行ってしまったらしい。
よく視ると先ほどの男に蹴られた以外にも、身体の至る所に擦り傷やあざが出来ているようだ。
カインはそれに気づいていない振りをしながら、もう少し詳しく話を聞いた。
結論として、彼女は騙されたのだ。
ニィニィは工芸が得意なドワーフの女性だった。同じ音が繰り返される名前を持つのはドワーフの女性の特徴らしい。
特に髪飾り作りが得意で、その腕前は高く、王侯貴族に人気を博していたという。
しかし、職人としては成功を収めた彼女だったが、種族を離れて遠い異国の地で寂しい思いをしていた。
そこに付け込んだのが件の夫だ。言葉巧みにニィニィに取り入り、表面だけの夫となった。
ニィニィは婚姻関係を結んだと信じているが、この国の法に則っていえば婚姻関係を結んだとは言えない子供騙しだった。
夫婦生活を始めた夫は、ニィニィが丹精込めて作った髪飾りと貯蓄の在処を聞き出すと、必死に引き留める彼女を暴力で黙らせ、そのままコルマールへと向かったのだという。
夫の突然の豹変振りに、何か訳があるはずと純粋なニィニィは信じ込み、夫の帰りを待ったがしばらく待っても音沙汰がないため、自分で迎えに行こうと決心したのだという。
「どうか、お願いします。夫に会わないといけないんです。お礼は、こんなものしかできませんが・・・」
そういうとニィニィは懐からいくつかの髪飾りを取り出した。
「今持ち合わせがないんです。髪飾りを作ってお金にしようと思ったんですが、左手にうまく力が入らなくて、こんなものしか作れなくて・・・」
取り出された髪飾りはどれも何処か歪な形をしていた。これでは売り物になるまい。
ふと、カインは特別な金属の波長を感じ、その場所を詳しく観察した。どうやら懐にもう一つだけ髪飾りが入れられているらしい。
「失礼ですが、そのもう一つの髪飾りはどういうものですか?」
「え? あ、これですか? よくお分かりになりましたね。ですが、申し訳ありません。これを差し上げる訳にはいかないんです」
懐から取り出された髪飾りは素人のカインが見ても違いが分かるほど美しかった。
小さな様々な形をした花が散りばめられ、中心から3本、尾のような飾りが添えられていた。
「いえ。他のものと違うように感じたもので。それを頂きたいということではありませんので、お気になさらず。それと、私も徒歩ですが、それでよろしければご同行ください。道中の安全だけは約束します」
「本当ですか?! ありがとうございます! それでいつ出発されるのでしょうか?!」
今すぐにでも向かおうという勢いのニィニィをなだめ、今日はもう遅いから明日の朝、コルマールへ続く道の門の前で落ち合うことを約束し、2人は別れたのだった。
◇
「これが今回の依頼の詳細になります」
そういいながら、オスローのギルドの受付嬢は一枚の紙を2人に渡した。
そこにはオスローの近隣にあるダンジョンで起きている、魔物の大量発生の原因調査と解決と書かれていた。
つい最近の話であるが、オスローの南に位置するダンジョンで大量の魔物が発生していることが冒険者の報告によって明らかにされた。
そこは元々そこまで深いダンジョンではなく、魔物の種類も量も多くなかった。
しかし、報告した冒険者の話によると普段見かけないような魔物も含め数多くの魔物がひしめき合い、中には討伐ランクAランクの魔物もいたのだという。
冒険者は命からがら逃げだし、それをギルドに即座に報告した。
1匹やせめて数匹ならばAランクの冒険者パーティでも任せられるクエストかもしれないが、無数に魔物がいる中でAランク相当の魔物討伐をこなす必要があるならば、その適正ランクはSランクである。
しかもダンジョンは街からそう遠くないところにあるため、いつ魔物があふれ出し街へ進行してくるか分からないことから、急を要するクエストだった。
そこで白羽の矢が立ったのが、先日タイラントドラゴンを見事打ち取ってみせたサラとソフィだった。
なんでも今回は公国からの依頼だという。
2人は内容を確認すると、すぐに現地に向かった。出来るだけ早く解決し、カインのいるコルマールへと向かいたかったためだ。
ダンジョンの入り口に着くと、異変が起きていることはすぐに分かった。
入り口から数多くの魔物があふれ出ていた。
その種類は様々で、動物種、亜人種、昆虫種などまるで魔物の博覧会に来ているようだった。
ここから見える魔物にはそこまで強力なものはいないようだ。
サラはソフィに目配せをし、それに応じる様にソフィは範囲攻撃魔法を唱えた。
瞬く間に魔物は一掃され、辺りには黒く焦げた肉片と、焼けた臭いだけが残った。
サラは注意深く入口に近寄ると、中へ入っていく。
中も入口と同じくらい密集した魔物で溢れかえっていた。
「ソフィ、魔力温存で。雑魚は私が移動しながら倒すわ」
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