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1章【人間国】
一糸
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再会した【ウルティオ】の部屋を出て自分の部屋に向かう。
これまでにかかった時間は【ドレスコード】のメンバー達と話した時間などを合わせると30分くらいだろうか。
この屋敷に着いたのが大体7時半くらいで、ロックさんと話したりしたため8時くらいになった。
その後、共に護衛をするパーティに挨拶をすることになったので、今は8時半くらいだろうか。
12時頃に一度皆で集合することにはなっているが、それまで後3時間以上ある。
ただこの依頼は三日間屋敷の外には出れないことになっているので外に出るわけにもいかない。
自分の部屋に荷物を置いたら、屋敷の人を探してこの屋敷を案内してもらった方がいいかな。
こんな白昼に相手も堂々と襲いかかってくるとは思えないのでまだゆっくりしていても大丈夫だろう。
とりあえず俺は一度自分の部屋に入った。
中は泊まっていた宿の部屋の二倍ほどの大きさ。
キングサイズのベッドが一つ置いてある。
さらにクローゼットやトイレもついていてとても住みやすそうだ。
ちなみに風呂は大浴場になっていて、ここで護衛をする冒険者はいつでも自由に使っていいことになっている。
貴族も大浴場なんか入るんだって思っていたけど、ヴァレンタイン家の人達は別に自分たち専用の浴場があるらしい。
これから三日間夜の間は忙しそうなので今のうちに寝ておいたり風呂へ入ったりしておこうかな。
屋敷の構造を把握するのは一度全員が集合したあとでも十分だろうし。
そう思った俺は荷物を置き、まずは大浴場へ向かう。
この世界に転移して初めての風呂だ。
今までは《変身》の裏技的な能力で清潔を保っていた。
というのも、このスキルで変身する時に再現されるのは俺が変身対象を初めて見た時の姿なんだ。
だから例えばククールに変身して、どれだけ魔物を倒して汗だくになったり、返り血塗れになったとしても、元の姿に戻ったり、他の者に変身してからもう一度ククールの姿に戻ればすっきりするってわけだ。
ただこの方法だと自分でスッキリした感じはあんまり感じられないので、宿では井戸水を使って体を拭いていたりしたけど。
逆に言うと、この体をどれだけ清潔にしても、1度他の姿に変わってしまうと、俺が初めてククールに会った時のククールの姿になってしまうってわけ。
本当にピンチの時以外はこの姿から他のものに変身するつもりはないから関係ないといえば関係ないんだけどね。
とりあえず今は久々の風呂を楽しむことにする。
最後に風呂入ったのいつだったっけなぁ~?
部屋から歩いて3分くらいのところに大浴場はある。
ちゃんと男湯と女湯に分かれているので、ドアを開けたらエルたちが着替えてるハプニングとかはなかった。
脱衣場で全ての服を脱ぎ、早速風呂場への扉を開ける。
そこに広がっていたのは巨大な湯船と体を洗うスペース。
ここにいるだけで湯気によって体が温まる気がする。
手桶もあるので、それを使い湯船のお湯を掬い、自分の体にかけていく。
温度は少し熱い程度だが、今の疲れた体には丁度いい。
とても温まりそうだ。
一通りの汗を流した俺は湯船に入る前に体を洗っておくことにした。
蛇口のようなものを捻るとお湯が出てくる。
こういう所はとても元の世界のようだ。
どういう仕組みでお湯が出てるのかは分からないがこんなに簡単に出てくるのは便利だな。
俺は後でメインさんにでも聞こうと決心する。
結構時間をかけて体を洗い、綺麗になったようなので、ついに湯船に向かう。
足からゆっくり浸かっていくと身体中に熱が伝わる。
とても心地よくて目を閉じたら寝そうだ。
ぼーっと湯船に使っていると、浴場のドアが開くと音がした。
なんだろう。
そう思った俺はゆっくりドアの方を見る。
湯気で少し見えなくはなっているが、そこに立っていたのは…
一糸纏わぬ姿のお嬢様。
ヴァレンタイン・ミラ・アスルーカ。
パーティメンバーでもあるアスカだった。
これまでにかかった時間は【ドレスコード】のメンバー達と話した時間などを合わせると30分くらいだろうか。
この屋敷に着いたのが大体7時半くらいで、ロックさんと話したりしたため8時くらいになった。
その後、共に護衛をするパーティに挨拶をすることになったので、今は8時半くらいだろうか。
12時頃に一度皆で集合することにはなっているが、それまで後3時間以上ある。
ただこの依頼は三日間屋敷の外には出れないことになっているので外に出るわけにもいかない。
自分の部屋に荷物を置いたら、屋敷の人を探してこの屋敷を案内してもらった方がいいかな。
こんな白昼に相手も堂々と襲いかかってくるとは思えないのでまだゆっくりしていても大丈夫だろう。
とりあえず俺は一度自分の部屋に入った。
中は泊まっていた宿の部屋の二倍ほどの大きさ。
キングサイズのベッドが一つ置いてある。
さらにクローゼットやトイレもついていてとても住みやすそうだ。
ちなみに風呂は大浴場になっていて、ここで護衛をする冒険者はいつでも自由に使っていいことになっている。
貴族も大浴場なんか入るんだって思っていたけど、ヴァレンタイン家の人達は別に自分たち専用の浴場があるらしい。
これから三日間夜の間は忙しそうなので今のうちに寝ておいたり風呂へ入ったりしておこうかな。
屋敷の構造を把握するのは一度全員が集合したあとでも十分だろうし。
そう思った俺は荷物を置き、まずは大浴場へ向かう。
この世界に転移して初めての風呂だ。
今までは《変身》の裏技的な能力で清潔を保っていた。
というのも、このスキルで変身する時に再現されるのは俺が変身対象を初めて見た時の姿なんだ。
だから例えばククールに変身して、どれだけ魔物を倒して汗だくになったり、返り血塗れになったとしても、元の姿に戻ったり、他の者に変身してからもう一度ククールの姿に戻ればすっきりするってわけだ。
ただこの方法だと自分でスッキリした感じはあんまり感じられないので、宿では井戸水を使って体を拭いていたりしたけど。
逆に言うと、この体をどれだけ清潔にしても、1度他の姿に変わってしまうと、俺が初めてククールに会った時のククールの姿になってしまうってわけ。
本当にピンチの時以外はこの姿から他のものに変身するつもりはないから関係ないといえば関係ないんだけどね。
とりあえず今は久々の風呂を楽しむことにする。
最後に風呂入ったのいつだったっけなぁ~?
部屋から歩いて3分くらいのところに大浴場はある。
ちゃんと男湯と女湯に分かれているので、ドアを開けたらエルたちが着替えてるハプニングとかはなかった。
脱衣場で全ての服を脱ぎ、早速風呂場への扉を開ける。
そこに広がっていたのは巨大な湯船と体を洗うスペース。
ここにいるだけで湯気によって体が温まる気がする。
手桶もあるので、それを使い湯船のお湯を掬い、自分の体にかけていく。
温度は少し熱い程度だが、今の疲れた体には丁度いい。
とても温まりそうだ。
一通りの汗を流した俺は湯船に入る前に体を洗っておくことにした。
蛇口のようなものを捻るとお湯が出てくる。
こういう所はとても元の世界のようだ。
どういう仕組みでお湯が出てるのかは分からないがこんなに簡単に出てくるのは便利だな。
俺は後でメインさんにでも聞こうと決心する。
結構時間をかけて体を洗い、綺麗になったようなので、ついに湯船に向かう。
足からゆっくり浸かっていくと身体中に熱が伝わる。
とても心地よくて目を閉じたら寝そうだ。
ぼーっと湯船に使っていると、浴場のドアが開くと音がした。
なんだろう。
そう思った俺はゆっくりドアの方を見る。
湯気で少し見えなくはなっているが、そこに立っていたのは…
一糸纏わぬ姿のお嬢様。
ヴァレンタイン・ミラ・アスルーカ。
パーティメンバーでもあるアスカだった。
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