恋をしたくない僕とお隣さん

山田

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第41話お誘いとお隣さん

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今日は12月20日だ。そうクリスマスの5日前でイブの4日前だ。クリスマスは絶対に文也くんと過ごしたい。なんとかして誘わなくてはいけない。でも大学生だし予定入ってたりするかな?でも文也くんに限ってそんな事は………



 その日の朝いつものように朝食を食べているときに勇気を出そうと思った。



「あの~、文也くん」

「なんですか?なんかよそよそしいですよ」

「いや~、あの~」



 頑張れ私、12月24日一緒に過ごさない?って言うだけだ。



「じゅ、」

「じゅ?」

「準備したらすぐに会社むかうから先に言うけど今日は遅くならないと思う」

「分かりました」



 あーーー、最悪だぁ~。なんでだよ~、一緒に過ごそうって言えなかった。私何してるんだろう?朝から憂鬱だ。



「千乃おはよー」

「おはよう」

「どうしたのさ?今日も朝から元気が無いね~」

「なんか楽しんでない?」

「全然そんな事はあるけど、その人となんかあったの?」

「いや、今朝クリスマスデートに誘おうと思ったんだけどいざとなると言い出せなかった」

「あ~あ、そんなんだと他の子との予定を入れちゃうかもよ」

「うグッ、確かに」



 私は思った。え?朝?朝から会えるような人って事?てか千乃の好きな人って誰?



「ねぇ、千乃」

「なにさ?」

「その好きな人って誰?朝から会えるような関係ってこと?それともうちの会社で一緒に通勤してきたとか?」

「いや~、その言いづらいんだけど~」

「うんうん」

「お隣さん」

「お隣さん?私って事?」

「違う違う、マンションの隣の部屋の人」

「あ~、そういう事ね。急に好きとか言われたかと思ったよ~」

「んなわけ無いでしょ」

「それはそれで傷つくなぁ~」

「はいはい」

「で、どんな人なの?そのお隣さんは」

「そんなの言わなくていいでしょ」

「えー、教えてよ~」

「さっ、はやく仕事しよ」

「くっ、逃げられた」



 それから仕事も終わり帰宅した。夕食の準備をしながら誘い方を考えた。でもシンプルが一番いいよね。私は勇気を出した。



「あっ、あのさ~」

「はい」

「良かったら12月24日一緒に過ごさない?」

「全然いいですけど」

「予定とか入れて無かったの?」

「予定なんてないですよ」

「じゃあ、そういう事だから絶対他の予定入れないでね」

「わかってますよ」



 やったー、誘えた~。



 女の人と過ごすクリスマスとか始めてだ。心臓の音は少し黙っててもいいよ。
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