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2 融け、積もりゆく心
4 想定外の事態
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(今日は巡回隊の行き来はないが)
とにかく、正規の任務だという顔をしていよう。手袋を嵌めたまま頬を叩き、気合を入れる。
もっとも、視界の悪さとヴィトの白毛によって、気づかれずすれ違うに越したことはない。
「スフェン!」
そうはいかないとばかりに名を呼ばれ、目を見開く。
(なぜわたしの名を)
声の主は悪路をものともせず、まっすぐこちらに近づいてくる。
その身体も、彼が操る灰毛の馴鹿も大きい。濃灰の外套に長い剣。
「いやー、合流できてよかった」
エリセイだった。
ただし城の外で会う予定ではない。
「ここで何をしている」
ルドルフの件もあったので、早口で状況を訊く。
「昨日、アナトリエ側の城門前で雪崩が起きて、交替予定の巡回隊が足止めを食らったんだ。改めてソコロフ側に迂回して入退城することになったから、鉢合わせる前におまえさんを迎えに来たんだよ」
彼にしては要領のよい説明が返ってきた。
先んじて王城を訪れ、忍びつつ巡回隊の情報を集めて、不測の事態に対応してくれたらしい。
(雪崩とはな)
王城は丘に建っている。今自分たちがいるソコロフ側の城下町跡も、なだらかな坂だ。
ひとまず廃屋の陰に入り、素早く手紙を受け取ろうとする。
しかしエリセイが来た方向から、
「そこに誰かいるな、出てこい!」
と誰何の声が飛んできた。
今度こそ窮地だ。
廃屋の倒壊により、ソリや馴鹿が通れる道は限られる。加えてちょうど雪が弱まったのもあって、エリセイが懸念したとおり、帰還途中のアナトリエ派巡回隊に出くわしてしまったのだ。
「っ!」
考えるより先にエリセイを突き飛ばした。
自分もヴィトの背から飛び降り、白い外套を裏返す。毛皮面に雪が吹きつけるのも構わず、停まったソリを見遣る。
(騎士が四人か)
そのうちの一人が、いるはずのない民に尋問せんと降りてきた。城の外は巡回対象外だが、万一ソコロフ派の暗躍なら見逃せないということだろう。
「オメガには特別な力がある気がする」というエリセイの声が、耳によみがえる。
そう、だから大丈夫だ。
「わたしですか……? 放牧していた馴鹿を連れ戻すところですよ。冬季は雪下の地衣も少なく、ここまではるばる来てしまったみたいで」
馴鹿牧夫に扮して釈明した。
ソコロフ派の巡回隊相手なら任務だと押し通すが、アナトリエ派騎士の前でご丁寧に身分を明かすこともない。
公子の手紙を守ることが第一だ。
亡き父の手つきに倣って、相棒の横腹を撫でてみせもする。
「なんだ、迷い馴鹿か」
男は肩透かしと言わんばかりの表情を浮かべた。貴族出身の騎士らしく、「放牧中」の馴鹿が手綱や荷物をつけていても違和感を抱かない。
「もう行っていいですか」
「待て。外套の裾から見えているものは?」
ただ、武器にはきちんと目を留める。敵方ながら観察眼があるではないか。
即席の猫背をさらに丸めて答えた。
「家畜を追い立てるのと、保身のための剣です。切れ味はほとんどないですが」
剣は、外套の下で肩に掛け直すしか猶予がなかった。もし柄の意匠を見られたら、騎士だと露見する。
でもこちらがおよそ騎士と思えない外見ゆえか、「検める」とは言われなかった。
「とっとと……村に、帰れよ……」
男がしゃべりにくそうにする。急に風雪が強まった。
こちらがいかにも無害なのもあって、穏便に切り抜けられた。
「……死ぬかと思ったぞ」
ソリが急くように走り去ってから、くぐもった声が届く。
「君は殺しても死なんだろう」
足下の、こんもり積もった新雪を掻き分ける。
指示していないのに馴鹿たちも鼻を埋め――エリセイを掘り出した。
アナトリエ派巡回隊に顔を知られている彼を、雪に隠したのだ。
この豪雪なら容易である。エリセイもすぐこちらの意図を酌み、ふたりきりになるまでおとなしくしていてくれた。
「よっ、と」
新雪はやわらかいのでだいぶ埋まっている。
エリセイは人型のくぼみで身体を起こし、外套や帽子についた雪を自らぽふぽふ払った。体温が高いだけあって身体に変調はなさそうだ。
「この間少しは親しくなれたと思ったんだが? 相棒から落ちたとき腰を打ったし、剣も曲がったかもしれん」
だが、これみよがしにぼやかれる。
「君の身体も剣もそんなにやわなのか」
「こう見えて繊細だから風邪引いた気がするなあ」
しつこい。
ただ、手荒な策だったのも否定できない。
咄嗟にエリセイを守らなければと思ったのだ。
当のエリセイにはもっと良い案があって、拗ねているのか。かと言って刻は戻らない。
(どうしろと言うのだ)
御しきれないでいたら、
「ああ、優しいのはおまえさんだけだよ。おまえさんの相棒と違って」
ヴィトがエリセイにすりすりと毛皮を擦りつけた。いつの間にか馴れている。
(人懐っこい個体ではなく、背に乗せてもらうまで結構な月日が掛かったのに……)
という嫉妬は今は置いておいて。
エリセイは駄々を捏ねて座り込んだままだ。
機の悪いことに、今回こちらが手紙を受け取らないといけない。ご機嫌取りしないと渡してもらえなさそうだ。
まったく手の掛かる。
(何が望みだ?)
暖かい場所でゆっくりしたいのだろうか。
でも王城へ向かうのは気が進まない。雪崩により、両派の巡回隊とも通常と違う動きをしている可能性が高い。
考えをめぐらせながら、なおもヴィトと戯れるエリセイを見るともなく見ていて、閃いた。
「ならば、わたしの隠れ家で休むか。そう遠くない」
「隠れ家?」
エリセイの緑眼に好奇心が灯る。
そこまで大層なものではない。自分自身、記憶の箱に仕舞ったきりになっていた。
「昔、わたしの父が使っていた小屋だ。ここで座り込むよりはいいのではないか」
騎士団に入る前、晴れた日には丘の上の王城を望める村に住んでいた。
雪原に囲まれ、住民以外はまず訪れない。住民より家畜の馴鹿のほうが数の多い、小ぢんまりとした村だ。
懐かしさと、もうあの日々は戻らないほろ苦さとが胸を通り過ぎるのを、しばし待つ。
「それとも貴族様は平民の小屋など願い下げか」
今は廃村になっているかもしれない。
馴鹿の世話用の小屋が朽ちていない保証もない。小屋に暖炉はあったが火が点くかわからない。
でも、「そんな小屋嫌だ」と言われないよう黙っておく。最悪、蒸留酒でどうにかしよう。
エリセイはこちらの思惑も知らず、灰毛の馴鹿にひらりと飛び乗った。
「いやいや、行くとも。相棒よ、もうひと走り頼む。あとで美味い地衣と燻製肉をたらふく食わせてやるぞ」
とにかく、正規の任務だという顔をしていよう。手袋を嵌めたまま頬を叩き、気合を入れる。
もっとも、視界の悪さとヴィトの白毛によって、気づかれずすれ違うに越したことはない。
「スフェン!」
そうはいかないとばかりに名を呼ばれ、目を見開く。
(なぜわたしの名を)
声の主は悪路をものともせず、まっすぐこちらに近づいてくる。
その身体も、彼が操る灰毛の馴鹿も大きい。濃灰の外套に長い剣。
「いやー、合流できてよかった」
エリセイだった。
ただし城の外で会う予定ではない。
「ここで何をしている」
ルドルフの件もあったので、早口で状況を訊く。
「昨日、アナトリエ側の城門前で雪崩が起きて、交替予定の巡回隊が足止めを食らったんだ。改めてソコロフ側に迂回して入退城することになったから、鉢合わせる前におまえさんを迎えに来たんだよ」
彼にしては要領のよい説明が返ってきた。
先んじて王城を訪れ、忍びつつ巡回隊の情報を集めて、不測の事態に対応してくれたらしい。
(雪崩とはな)
王城は丘に建っている。今自分たちがいるソコロフ側の城下町跡も、なだらかな坂だ。
ひとまず廃屋の陰に入り、素早く手紙を受け取ろうとする。
しかしエリセイが来た方向から、
「そこに誰かいるな、出てこい!」
と誰何の声が飛んできた。
今度こそ窮地だ。
廃屋の倒壊により、ソリや馴鹿が通れる道は限られる。加えてちょうど雪が弱まったのもあって、エリセイが懸念したとおり、帰還途中のアナトリエ派巡回隊に出くわしてしまったのだ。
「っ!」
考えるより先にエリセイを突き飛ばした。
自分もヴィトの背から飛び降り、白い外套を裏返す。毛皮面に雪が吹きつけるのも構わず、停まったソリを見遣る。
(騎士が四人か)
そのうちの一人が、いるはずのない民に尋問せんと降りてきた。城の外は巡回対象外だが、万一ソコロフ派の暗躍なら見逃せないということだろう。
「オメガには特別な力がある気がする」というエリセイの声が、耳によみがえる。
そう、だから大丈夫だ。
「わたしですか……? 放牧していた馴鹿を連れ戻すところですよ。冬季は雪下の地衣も少なく、ここまではるばる来てしまったみたいで」
馴鹿牧夫に扮して釈明した。
ソコロフ派の巡回隊相手なら任務だと押し通すが、アナトリエ派騎士の前でご丁寧に身分を明かすこともない。
公子の手紙を守ることが第一だ。
亡き父の手つきに倣って、相棒の横腹を撫でてみせもする。
「なんだ、迷い馴鹿か」
男は肩透かしと言わんばかりの表情を浮かべた。貴族出身の騎士らしく、「放牧中」の馴鹿が手綱や荷物をつけていても違和感を抱かない。
「もう行っていいですか」
「待て。外套の裾から見えているものは?」
ただ、武器にはきちんと目を留める。敵方ながら観察眼があるではないか。
即席の猫背をさらに丸めて答えた。
「家畜を追い立てるのと、保身のための剣です。切れ味はほとんどないですが」
剣は、外套の下で肩に掛け直すしか猶予がなかった。もし柄の意匠を見られたら、騎士だと露見する。
でもこちらがおよそ騎士と思えない外見ゆえか、「検める」とは言われなかった。
「とっとと……村に、帰れよ……」
男がしゃべりにくそうにする。急に風雪が強まった。
こちらがいかにも無害なのもあって、穏便に切り抜けられた。
「……死ぬかと思ったぞ」
ソリが急くように走り去ってから、くぐもった声が届く。
「君は殺しても死なんだろう」
足下の、こんもり積もった新雪を掻き分ける。
指示していないのに馴鹿たちも鼻を埋め――エリセイを掘り出した。
アナトリエ派巡回隊に顔を知られている彼を、雪に隠したのだ。
この豪雪なら容易である。エリセイもすぐこちらの意図を酌み、ふたりきりになるまでおとなしくしていてくれた。
「よっ、と」
新雪はやわらかいのでだいぶ埋まっている。
エリセイは人型のくぼみで身体を起こし、外套や帽子についた雪を自らぽふぽふ払った。体温が高いだけあって身体に変調はなさそうだ。
「この間少しは親しくなれたと思ったんだが? 相棒から落ちたとき腰を打ったし、剣も曲がったかもしれん」
だが、これみよがしにぼやかれる。
「君の身体も剣もそんなにやわなのか」
「こう見えて繊細だから風邪引いた気がするなあ」
しつこい。
ただ、手荒な策だったのも否定できない。
咄嗟にエリセイを守らなければと思ったのだ。
当のエリセイにはもっと良い案があって、拗ねているのか。かと言って刻は戻らない。
(どうしろと言うのだ)
御しきれないでいたら、
「ああ、優しいのはおまえさんだけだよ。おまえさんの相棒と違って」
ヴィトがエリセイにすりすりと毛皮を擦りつけた。いつの間にか馴れている。
(人懐っこい個体ではなく、背に乗せてもらうまで結構な月日が掛かったのに……)
という嫉妬は今は置いておいて。
エリセイは駄々を捏ねて座り込んだままだ。
機の悪いことに、今回こちらが手紙を受け取らないといけない。ご機嫌取りしないと渡してもらえなさそうだ。
まったく手の掛かる。
(何が望みだ?)
暖かい場所でゆっくりしたいのだろうか。
でも王城へ向かうのは気が進まない。雪崩により、両派の巡回隊とも通常と違う動きをしている可能性が高い。
考えをめぐらせながら、なおもヴィトと戯れるエリセイを見るともなく見ていて、閃いた。
「ならば、わたしの隠れ家で休むか。そう遠くない」
「隠れ家?」
エリセイの緑眼に好奇心が灯る。
そこまで大層なものではない。自分自身、記憶の箱に仕舞ったきりになっていた。
「昔、わたしの父が使っていた小屋だ。ここで座り込むよりはいいのではないか」
騎士団に入る前、晴れた日には丘の上の王城を望める村に住んでいた。
雪原に囲まれ、住民以外はまず訪れない。住民より家畜の馴鹿のほうが数の多い、小ぢんまりとした村だ。
懐かしさと、もうあの日々は戻らないほろ苦さとが胸を通り過ぎるのを、しばし待つ。
「それとも貴族様は平民の小屋など願い下げか」
今は廃村になっているかもしれない。
馴鹿の世話用の小屋が朽ちていない保証もない。小屋に暖炉はあったが火が点くかわからない。
でも、「そんな小屋嫌だ」と言われないよう黙っておく。最悪、蒸留酒でどうにかしよう。
エリセイはこちらの思惑も知らず、灰毛の馴鹿にひらりと飛び乗った。
「いやいや、行くとも。相棒よ、もうひと走り頼む。あとで美味い地衣と燻製肉をたらふく食わせてやるぞ」
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