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6 王の器と精霊の化身の覚醒
2 熱のままに
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何度目かの正直で、本当の想いを伝える。
幼く見えてもいいからできる限りの笑顔とともに。
エリセイも、晴れやかに笑った。
この緑に、はじめて出会ったときから惹かれていた。調子を狂わされるほどに。
「その言葉を聞きたかった」
もともと馴鹿毛皮を敷いてあった寝台に、エリセイが自分の騎士服の毛皮側を重ねて敷く。
そこに、うやうやしく横たえられた。
下衣の帯革を外され、靴を脱がされつま先に口づけられる。
下着も取り払われ、まっさらな裸体にされる。
(ああ……何も隠すものがない)
他人に裸を見せたことはない。もじもじと局部を手で覆う。エリセイはその仕草を「可愛い」と言った。
剣を突きつけるどころか、嬉しいなんて思う。
「寒くないか?」
甲斐甲斐しく気遣われる。
暖炉に火が入っており、毛皮に包まれている上、体温の高いエリセイが腿を跨ぐ形で密着しているので、寒くはない。それより。
「……恥ずかしい」
羞恥で逆に熱いくらいだった。
早くも音をあげそうになる。裏腹に、エリセイは悪戯っぽい笑みを深める。
「小屋では奔放だったのに」
本物のエリセイには知られない前提での痴態を引き合いに出され、居たたまれない。
「あれは死後の夢だと思っていたんだ」
そっぽを向いたら、あれも現実だと思い出させるかのごとく、胸の尖りに吸いつかれた。
「ひぁ、っ」
高い声が出る。エリセイの舌はしっとりして熱く、粘膜を擦り合わされるとたまらない。
乳首がぷくりと赤く腫れ、より敏感になる。
「は……っ、あ、ぁっ、……うぅん」
湧き上がる性感を持て余し、エリセイの頭を掻き抱いた。
エリセイは左右の乳首を交互にしゃぶり続ける。
さんざん弄り回した末、むくりと上体を起こした。
息を切らしているこちらの眼前に、大きな手を翳す。
「これ、何だと思う?」
人差し指と中指の先が、てらりと光っている。融けた雪より粘度があり、体液のようだ。
でも、覆うもののなくなった性器はまだ兆していない。残る可能性は――。
「スフェンの愛液だ」
エリセイが雄っぽい興奮を隠さない声で囁く。しかも、指先をちゅぱっと口に含んでみせた。
(うう、何ということだ)
いつの間にか後腔も弄られていたらしい。
つまりオメガとして言い訳の余地もないほど発情し、エリセイもまたアルファとして誘発発情していると、自覚させられる。
「小屋で癒したときが周期の発作だったとしても、あれから六日経ってる。もう収まったはずだ。これは俺に狂わされた発作だよな?」
「わかって、いる、くせに……」
睨み上げるが、目じりに生理的な涙が滲み、煽っているようにしか見えまい。
実際、エリセイがごくりと喉を鳴らした。
(ずっと自律していたのもあって、こんなに愛液が溢れてくるのは経験がない)
発情中だけ腹の奥に拓かれる、子を孕む器官を否が応にも意識する。
煩わしく思っていた。
今は、そこにエリセイを受け入れられるのが嬉しい。
エリセイが運命の相手だったのも。エリセイと番えるのも、嬉しい。
「……はやく」
少しだけ素直になる。
エリセイがやにわに両膝を掴んできた。あっと思う間もなく、がばりと大きく開かされる。
震える性器も、その下の薄紅色の窄まりも、エリセイの視線から逃れられない。
「ほんとに、どこもかしこも可愛い」
エリセイはうっとりと呟き、後腔の縁を指の腹でくるくる撫でる。その刺激でまた愛液が滲み出してすべりがよくなり、つぷんと指先を呑み込んだ。
「んぅっ」
「痛いか?」
違う意味で絶えず声が出てしまいそうで、奥歯を噛み締めて首を振った。
さっきのは未知の感覚に驚いたに過ぎない。
内側の襞をエリセイの熱い指に撫でられるのは、むしろ気持ちいい。
(好んでいるエリセイの手を、こんなふうに使われるとは……)
「俺がはじめてなら、ちゃんと解さないとな」
エリセイは愛液を襞に摺り込むみたいに指を動かし、少しずつ奥へと進む。
「うあぁっ!?」
腹側の一点を押し上げられ、腰がびくんと跳ねた。
今のはいったい――。
「はは。スフェンのとびきり気持ちいいところだ。あとでたくさん擦ってやるよ」
声を低めて予告される。待ち遠しくも怖くもあり、ナカが勝手に指を締めつけた。
エリセイは「こら」とちっとも怒っていない声で言い、指を二本に増やす。
「……あぁ……あっ、ぁ」
小さな屋根裏部屋が、愛液を掻き回される水音と、自分の嬌声、反射的に腰が動いて起こる衣擦れで満ちる。エリセイの焦れた息遣いも時折混じった。
「俺のに比べればまだ狭いが、だいぶ拓いてくれた」
いったん指を引き抜かれる。
悦過ぎて苦しくもあったので、息を整えられると思いきや。
エリセイは自分の帯革をしゅるりと引き抜いた。
「躊躇いもはじらいも融かしちまおう」
そう言い放ち、残りの服も豪快に脱ぐ。
発達した臀部と太腿、そして大きく色濃い性器がお目見えした。
触ってもいないのに勃ち上がっている。
(すごい……これがアルファの……。これを挿れて、エリセイと番う――)
「スフェン、こっちを見ろ」
緊張を見越してか、立ち膝のエリセイが優しく声を掛けてくる。
従順に目を合わせた。
かつてイスに在り、今後イスに増えていくだろうみずみずしい緑。
見惚れるうち、立派なものを正面から宛がわれる。
「ぁ、ん」
後腔の縁がはくはくとエリセイの性器に取りついた。身体は準備万端だ。
息で笑ったエリセイが、腰を前に押し出す。いちばん太い先端が挿入ってくる。
「……っふ、……大き、いぃ」
さすがに息が詰まった。喉を反らして喘ぐ。
エリセイがあやすように癖毛を撫でてきた。それでいて、ぐ、ぐっと腰を進める動きは止めない。
こちらも止めないでほしかったから、構わないが。
「ふぅ……、うぅ、ん……」
結合が深まる毎に、歓喜の息を吐いた。
(融けて、溶けて、ひとつに、なっていく)
互いの境がわからなくなるくらい、近づき、混ざり合う。
「あぁ、奥……、ほんとうに……ぁる」
腹奥には、オメガだけの分かれ道ができている。
エリセイは自分のための器官のほうに、正確にもぐり込んだ。
「ひぁっ」
突き当たりに、暖かいものが触れる。
いちばん深いところまで辿り着けたと精霊王に証明するかのごとく、居座る。
「奥のくびれが俺のカタチにぴったりだよ、スフェン。どうして知ってた?」
エリセイがこちらの頭の横に両手を突き、容赦なく体重を掛けてきた。
「あ、ぁ、あっ」
寝台だけでなく、めいっぱい開いた腿の付け根の骨も軋む。
それすら甘く受け止めるのも、「どうして」の答えも。
「……運命の番だからだろう?」
掠れ声で請け合う。
顔もすっかりとろけていると思う。エリセイにしか見せないから、よしとしよう。
エリセイは意表を突かれたみたいに目を見開いた。
かと思うと艶めかしく微笑み、こちらの両手をまとめて毛皮に縫い留める。少し勢いをつけて腰を引く。
「あ、ぁっ、待って」
性器が抜けていく感覚は、埋められるのとまた違う悦さがあった。快楽が腰から手先足先へと波及する。
ただエリセイが離れていくさみしさもあって、小声で「寒い」と訴える。
エリセイはくすりと笑い、結合が解けるぎりぎりで止まった。ずずっ、と再び押し入ってくる。
浅いところでそれを繰り返す。
「は、ぅ、……んっ、……ぅあ」
どんどん湧いてくる愛液とエリセイの先走りとで、滑りがいい。
「ん、っ、熱……い」
先ほどと正反対の一言を口走った。
摩擦熱や波及する熱だけでなく、エリセイの体温が高いのだ。発情によってより高くなっている。
(密令中、彼も少し誘発発情していたんだな)
今になって答え合わせする。
もっと、熱くなりたい。
口に出したわけではないが、視線が交差するや、鼠蹊部を鷲掴まれた。
幼く見えてもいいからできる限りの笑顔とともに。
エリセイも、晴れやかに笑った。
この緑に、はじめて出会ったときから惹かれていた。調子を狂わされるほどに。
「その言葉を聞きたかった」
もともと馴鹿毛皮を敷いてあった寝台に、エリセイが自分の騎士服の毛皮側を重ねて敷く。
そこに、うやうやしく横たえられた。
下衣の帯革を外され、靴を脱がされつま先に口づけられる。
下着も取り払われ、まっさらな裸体にされる。
(ああ……何も隠すものがない)
他人に裸を見せたことはない。もじもじと局部を手で覆う。エリセイはその仕草を「可愛い」と言った。
剣を突きつけるどころか、嬉しいなんて思う。
「寒くないか?」
甲斐甲斐しく気遣われる。
暖炉に火が入っており、毛皮に包まれている上、体温の高いエリセイが腿を跨ぐ形で密着しているので、寒くはない。それより。
「……恥ずかしい」
羞恥で逆に熱いくらいだった。
早くも音をあげそうになる。裏腹に、エリセイは悪戯っぽい笑みを深める。
「小屋では奔放だったのに」
本物のエリセイには知られない前提での痴態を引き合いに出され、居たたまれない。
「あれは死後の夢だと思っていたんだ」
そっぽを向いたら、あれも現実だと思い出させるかのごとく、胸の尖りに吸いつかれた。
「ひぁ、っ」
高い声が出る。エリセイの舌はしっとりして熱く、粘膜を擦り合わされるとたまらない。
乳首がぷくりと赤く腫れ、より敏感になる。
「は……っ、あ、ぁっ、……うぅん」
湧き上がる性感を持て余し、エリセイの頭を掻き抱いた。
エリセイは左右の乳首を交互にしゃぶり続ける。
さんざん弄り回した末、むくりと上体を起こした。
息を切らしているこちらの眼前に、大きな手を翳す。
「これ、何だと思う?」
人差し指と中指の先が、てらりと光っている。融けた雪より粘度があり、体液のようだ。
でも、覆うもののなくなった性器はまだ兆していない。残る可能性は――。
「スフェンの愛液だ」
エリセイが雄っぽい興奮を隠さない声で囁く。しかも、指先をちゅぱっと口に含んでみせた。
(うう、何ということだ)
いつの間にか後腔も弄られていたらしい。
つまりオメガとして言い訳の余地もないほど発情し、エリセイもまたアルファとして誘発発情していると、自覚させられる。
「小屋で癒したときが周期の発作だったとしても、あれから六日経ってる。もう収まったはずだ。これは俺に狂わされた発作だよな?」
「わかって、いる、くせに……」
睨み上げるが、目じりに生理的な涙が滲み、煽っているようにしか見えまい。
実際、エリセイがごくりと喉を鳴らした。
(ずっと自律していたのもあって、こんなに愛液が溢れてくるのは経験がない)
発情中だけ腹の奥に拓かれる、子を孕む器官を否が応にも意識する。
煩わしく思っていた。
今は、そこにエリセイを受け入れられるのが嬉しい。
エリセイが運命の相手だったのも。エリセイと番えるのも、嬉しい。
「……はやく」
少しだけ素直になる。
エリセイがやにわに両膝を掴んできた。あっと思う間もなく、がばりと大きく開かされる。
震える性器も、その下の薄紅色の窄まりも、エリセイの視線から逃れられない。
「ほんとに、どこもかしこも可愛い」
エリセイはうっとりと呟き、後腔の縁を指の腹でくるくる撫でる。その刺激でまた愛液が滲み出してすべりがよくなり、つぷんと指先を呑み込んだ。
「んぅっ」
「痛いか?」
違う意味で絶えず声が出てしまいそうで、奥歯を噛み締めて首を振った。
さっきのは未知の感覚に驚いたに過ぎない。
内側の襞をエリセイの熱い指に撫でられるのは、むしろ気持ちいい。
(好んでいるエリセイの手を、こんなふうに使われるとは……)
「俺がはじめてなら、ちゃんと解さないとな」
エリセイは愛液を襞に摺り込むみたいに指を動かし、少しずつ奥へと進む。
「うあぁっ!?」
腹側の一点を押し上げられ、腰がびくんと跳ねた。
今のはいったい――。
「はは。スフェンのとびきり気持ちいいところだ。あとでたくさん擦ってやるよ」
声を低めて予告される。待ち遠しくも怖くもあり、ナカが勝手に指を締めつけた。
エリセイは「こら」とちっとも怒っていない声で言い、指を二本に増やす。
「……あぁ……あっ、ぁ」
小さな屋根裏部屋が、愛液を掻き回される水音と、自分の嬌声、反射的に腰が動いて起こる衣擦れで満ちる。エリセイの焦れた息遣いも時折混じった。
「俺のに比べればまだ狭いが、だいぶ拓いてくれた」
いったん指を引き抜かれる。
悦過ぎて苦しくもあったので、息を整えられると思いきや。
エリセイは自分の帯革をしゅるりと引き抜いた。
「躊躇いもはじらいも融かしちまおう」
そう言い放ち、残りの服も豪快に脱ぐ。
発達した臀部と太腿、そして大きく色濃い性器がお目見えした。
触ってもいないのに勃ち上がっている。
(すごい……これがアルファの……。これを挿れて、エリセイと番う――)
「スフェン、こっちを見ろ」
緊張を見越してか、立ち膝のエリセイが優しく声を掛けてくる。
従順に目を合わせた。
かつてイスに在り、今後イスに増えていくだろうみずみずしい緑。
見惚れるうち、立派なものを正面から宛がわれる。
「ぁ、ん」
後腔の縁がはくはくとエリセイの性器に取りついた。身体は準備万端だ。
息で笑ったエリセイが、腰を前に押し出す。いちばん太い先端が挿入ってくる。
「……っふ、……大き、いぃ」
さすがに息が詰まった。喉を反らして喘ぐ。
エリセイがあやすように癖毛を撫でてきた。それでいて、ぐ、ぐっと腰を進める動きは止めない。
こちらも止めないでほしかったから、構わないが。
「ふぅ……、うぅ、ん……」
結合が深まる毎に、歓喜の息を吐いた。
(融けて、溶けて、ひとつに、なっていく)
互いの境がわからなくなるくらい、近づき、混ざり合う。
「あぁ、奥……、ほんとうに……ぁる」
腹奥には、オメガだけの分かれ道ができている。
エリセイは自分のための器官のほうに、正確にもぐり込んだ。
「ひぁっ」
突き当たりに、暖かいものが触れる。
いちばん深いところまで辿り着けたと精霊王に証明するかのごとく、居座る。
「奥のくびれが俺のカタチにぴったりだよ、スフェン。どうして知ってた?」
エリセイがこちらの頭の横に両手を突き、容赦なく体重を掛けてきた。
「あ、ぁ、あっ」
寝台だけでなく、めいっぱい開いた腿の付け根の骨も軋む。
それすら甘く受け止めるのも、「どうして」の答えも。
「……運命の番だからだろう?」
掠れ声で請け合う。
顔もすっかりとろけていると思う。エリセイにしか見せないから、よしとしよう。
エリセイは意表を突かれたみたいに目を見開いた。
かと思うと艶めかしく微笑み、こちらの両手をまとめて毛皮に縫い留める。少し勢いをつけて腰を引く。
「あ、ぁっ、待って」
性器が抜けていく感覚は、埋められるのとまた違う悦さがあった。快楽が腰から手先足先へと波及する。
ただエリセイが離れていくさみしさもあって、小声で「寒い」と訴える。
エリセイはくすりと笑い、結合が解けるぎりぎりで止まった。ずずっ、と再び押し入ってくる。
浅いところでそれを繰り返す。
「は、ぅ、……んっ、……ぅあ」
どんどん湧いてくる愛液とエリセイの先走りとで、滑りがいい。
「ん、っ、熱……い」
先ほどと正反対の一言を口走った。
摩擦熱や波及する熱だけでなく、エリセイの体温が高いのだ。発情によってより高くなっている。
(密令中、彼も少し誘発発情していたんだな)
今になって答え合わせする。
もっと、熱くなりたい。
口に出したわけではないが、視線が交差するや、鼠蹊部を鷲掴まれた。
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