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~海異~ 【全十一話】
第四話 赤色
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部屋に戻ると晴斗はまだ眠ったままでした。ホッと安堵したのも束の間、女将さんが朝食の準備が出来たとの知らせに、わざわざ部屋まで来てくれました。
《・・・あれ?戻ってくるときに鉢合わせなかった。それに見かけることもなく気配や物音もしなかったのに??》
床は例の如く、軋み音がするにも関わらずです。
まぁ、女将さんは可愛らしいぐらいに小柄でしたし、職場として慣れたものなのでしょう。
晴斗にはいつものごとく抱き着きほっぺにキスをしながら起こして、朝食を頂きに一階の飲食エリアへと向かいました。
二人とも朝食を食べた後はすぐ水着に着替え、晴斗は浮き輪と持参した水鉄砲を抱えながら、いざ海へと向かいます。すると、一人の女性が旅館の正面玄関で佇んでいました。
《あ、この旅館の利用客かな?》
と思い、あなたは少し安心しながらも残念な気持ちでいます。
白のブラウスに紺のロングスカート、赤いハイヒールと赤いバック・・・・・・
あなたは軽く会釈をしながら通り過ぎますが、女性は無反応でした。なぜか顔は見えなかった、というか今では記憶が不鮮明な、モヤがかかっているような、抽象的な絵画のような顔のビジョンです。
「はやくぅー!」
旅館の左手に浜辺へ続く急な坂道があり、そこから浜辺へと一本道で行くことが出来ます。その道へと差しかかる所で、晴斗が急かしてきます。あなたはハッとしたように女性のことは気にせず、小走りでわが子の元へと向かい晴斗がさし出す手を取って海へと向かいました。
《・・・あれ?戻ってくるときに鉢合わせなかった。それに見かけることもなく気配や物音もしなかったのに??》
床は例の如く、軋み音がするにも関わらずです。
まぁ、女将さんは可愛らしいぐらいに小柄でしたし、職場として慣れたものなのでしょう。
晴斗にはいつものごとく抱き着きほっぺにキスをしながら起こして、朝食を頂きに一階の飲食エリアへと向かいました。
二人とも朝食を食べた後はすぐ水着に着替え、晴斗は浮き輪と持参した水鉄砲を抱えながら、いざ海へと向かいます。すると、一人の女性が旅館の正面玄関で佇んでいました。
《あ、この旅館の利用客かな?》
と思い、あなたは少し安心しながらも残念な気持ちでいます。
白のブラウスに紺のロングスカート、赤いハイヒールと赤いバック・・・・・・
あなたは軽く会釈をしながら通り過ぎますが、女性は無反応でした。なぜか顔は見えなかった、というか今では記憶が不鮮明な、モヤがかかっているような、抽象的な絵画のような顔のビジョンです。
「はやくぅー!」
旅館の左手に浜辺へ続く急な坂道があり、そこから浜辺へと一本道で行くことが出来ます。その道へと差しかかる所で、晴斗が急かしてきます。あなたはハッとしたように女性のことは気にせず、小走りでわが子の元へと向かい晴斗がさし出す手を取って海へと向かいました。
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