『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Phase Ⅳ

Gender Neutral

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「・・・ところでライト様、お二人はどうしてここへ?」

「え?・・・ああ、そうですね。ええっと・・・・・・」


 ライトは第6での経緯を、三人の側近に切迫した面持ちで話した。


「・・・そうだったのですか。大変でしたね」

 パメラが悲しそうな表情でライトを見つめる。続いてリサが口火を開く。

「第6もか・・・詳細までは分からないが、第2へ送った密偵からはも何だか争いの最中だと聞いている」

「兄さんから聞いたんだけど、第4もフォレスター達と揉めてるって言っていたよ」

「あちらこちらと・・・もしかしてこの世界が、コロニア全体で何かが起きているかのようだな」

「急に、そしてほぼ同時期に色々起きてますね。まるで差し図ったかのように」

「各コロニーの趣向、例えば私たちのように第3の女尊社会と第2の男尊社会での争いならまだ分かる。それはずっと昔から対立してきた話だが、そんな規模の話ではないとしたら、各フロア共通のモノと言えば、センター教とフォレスターとか・・・・・・」

 ライトは上層界のゲート教やファティマ正教については黙っていた。話が更に複雑になりそうだったのと、ライト自身も上階の詳しい部分は分かっていなかったのもある。

「・・・あの、私は第4の出身者なのですが・・・・・・」

 ずっと黙って聞いていた三人目の側近が声を上げた。

「ああ、そう言えば、あんたそうだったわね」

「・・・関係があるかどうかは分かりませんが、第4は違う意味でのこことはまた真逆の世界、『男性』の世界です。しかし、第2のように反発ではなく尊重としてここ第3と折り合いを付けつつ関係を持ってきました。お互いが似たもの同士として意見が一致してきましたから」

「ああ、そうだよ。それはみんな知っているよ。敢て言ってないだけでさ。それがどうしたんだい?」

「・・・私の両親はそんな中でも男女として結婚し、私を生みました。しかし母が亡くなって私はここへと移住してきました。母が亡くなる前に言っていたことですが、第4の世界観が生まれたのはこの第3からあぶり出された男性たちが第4に集まり、構築された世界だと・・・・・・」

「へぇー・・・」
「そうだったんですか?!」
「なんか、複雑ですね」

「そう聞くと、原因がこの第3にあってここを憎んでいるんじゃないか?って、思うじゃないですか。しかし、恨みとか何かそういった感情は不思議となく、昔から今と変わらない関係性だったようなんです。私がこっちに来た理由ですが、殆ど女性がいなかったので私個人の憧れもあったのですが、そんな歴史的な違和感と原因を調べようとの思いから来ました。そして、私は産婦人医師として多くの人と関わり聞いた話ですが、きっかけは当時ここのから・・・と、もう既に今は亡くなられた老女様シャーマンに聞いたんです。更にその原因までは分かりませんが、次々と男性が家庭を持ち子供を生み守るといった行動と意思を失っていき、そして自然と女性が強く自分と家族を守る必要性が生まれて、この第3が誕生した・・・らしいのです」

「なるほど・・・もうその先は卵が先か鶏が先か、みたいな話になりそうだね」

「そういった世界、云わばどちらも生物として自然の摂理に反する思想だと、フォレスター達は忌み嫌っているんじゃないでしょうか。今の私たちレイア様率いる『中立派』であれば、フォレスターもまだ許容の範囲内だと考えその敵意は第4に集中した・・・・・・」

「・・・辻褄は合うわね」

「・・・えーっと、ここらで状況の整理をしましょう。つまり、第4はさっき聞いたようにフォレスターとの冷戦。僕の第6はセンターの陰謀。ここの第3は第2のチーターと自フロアのプローバー達の暴走・・・では、第1は??」
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