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Phase Ⅳ
Lewdness
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冷静になったウェルバーは状況の判断も早く、的確だった。
通常であれば感情的にレイアの元へと真っ先に行き、共に戦う姿勢で敵を迎え撃つ所であるがそうはしなかった。
真っ先に敵の大将、リーダーだと思われる者を探しに敵側へと侵入する。
レイア側は当然のように女性だけの軍勢であり、男性であるウェルバーがそこへ行こうとするとウェルバーの存在も顔も知らない一兵士や一般民に、敵軍に紛れたチーターと勘違いされて前戦で無駄に戦うことになる。そうなるとただ味方である者どうしの無益な戦いだ。逆に反乱側には数人のチーター男性が混ざってそれらも利用している為、男性であるウェルバーとしてもそれが隠れ蓑となり安易に敵戦地へと、妙な動きをしない限りバレずに侵入できる。ウェルバーはそう考え、イカれたチーターのフリをしながら大将、頭領っぽい人物を当たる。
何人かの、恐らくチーターだと思われる死体は木で作られたであろう何らかの『仮面』を被っていた。
自己主張をしたいチーターは好みの女性へのアピールとして顔を晒す傾向にあり、そいつらはまだチーターの中では常識的な方である。一部、ただの快楽主義者にまで落ちたクズどもの場合はこの非常時に紛れて好きに暴れ欲望のまま犯したいという腐った思考を持っていて、そいつらは人間として・・・いや、生物としても道を外した外道である。
ウェルバーはそいつらを片付けたいという衝動を抑えながらも、その血で汚れた死体の仮面を剥ぎ取り指揮している頭を探す。
前方に見えたものは分かり易く、神輿に担がれ椅子に座っている第二で有名な『好色男爵』の姿が見えた。
こいつは一部では有名なクソ野郎で、ウェルバーの耳にも入っている。名前も聞いたが胸くそすぎてそこは直ぐに忘れた。
第2文化である男子としての潔癖な程の厳格理想主義は、ここ第3で発生したプローバーのように深刻な影を生み出す。それがチーター達であり、その頂点かのような『好色男爵』は第2の裏社会を牛耳っていた。表の顔は第2では第6のヘクトールのように重鎮の家系であり、敬虔なセンター教徒の一人。その権力を活かし裏の世界での異名は『奴隷商人』。レイアが一番、敵対している人物だった。多くの女性を誘拐、拉致しては調教と意にそぐわぬ者は惨殺してると言われている。
ウェルバーは『拷問器具』の件から追って好色男爵へと辿り着き、その道中でレイアと出会った。そして目標が同じであり意気投合したのである。
その討伐すべき第一人者が目の前に、手が届きそうな場所で笑っている。
ウェルバーは危険をも顧みず、標的へと一目散に走りだした。
通常であれば感情的にレイアの元へと真っ先に行き、共に戦う姿勢で敵を迎え撃つ所であるがそうはしなかった。
真っ先に敵の大将、リーダーだと思われる者を探しに敵側へと侵入する。
レイア側は当然のように女性だけの軍勢であり、男性であるウェルバーがそこへ行こうとするとウェルバーの存在も顔も知らない一兵士や一般民に、敵軍に紛れたチーターと勘違いされて前戦で無駄に戦うことになる。そうなるとただ味方である者どうしの無益な戦いだ。逆に反乱側には数人のチーター男性が混ざってそれらも利用している為、男性であるウェルバーとしてもそれが隠れ蓑となり安易に敵戦地へと、妙な動きをしない限りバレずに侵入できる。ウェルバーはそう考え、イカれたチーターのフリをしながら大将、頭領っぽい人物を当たる。
何人かの、恐らくチーターだと思われる死体は木で作られたであろう何らかの『仮面』を被っていた。
自己主張をしたいチーターは好みの女性へのアピールとして顔を晒す傾向にあり、そいつらはまだチーターの中では常識的な方である。一部、ただの快楽主義者にまで落ちたクズどもの場合はこの非常時に紛れて好きに暴れ欲望のまま犯したいという腐った思考を持っていて、そいつらは人間として・・・いや、生物としても道を外した外道である。
ウェルバーはそいつらを片付けたいという衝動を抑えながらも、その血で汚れた死体の仮面を剥ぎ取り指揮している頭を探す。
前方に見えたものは分かり易く、神輿に担がれ椅子に座っている第二で有名な『好色男爵』の姿が見えた。
こいつは一部では有名なクソ野郎で、ウェルバーの耳にも入っている。名前も聞いたが胸くそすぎてそこは直ぐに忘れた。
第2文化である男子としての潔癖な程の厳格理想主義は、ここ第3で発生したプローバーのように深刻な影を生み出す。それがチーター達であり、その頂点かのような『好色男爵』は第2の裏社会を牛耳っていた。表の顔は第2では第6のヘクトールのように重鎮の家系であり、敬虔なセンター教徒の一人。その権力を活かし裏の世界での異名は『奴隷商人』。レイアが一番、敵対している人物だった。多くの女性を誘拐、拉致しては調教と意にそぐわぬ者は惨殺してると言われている。
ウェルバーは『拷問器具』の件から追って好色男爵へと辿り着き、その道中でレイアと出会った。そして目標が同じであり意気投合したのである。
その討伐すべき第一人者が目の前に、手が届きそうな場所で笑っている。
ウェルバーは危険をも顧みず、標的へと一目散に走りだした。
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