『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Phase Ⅴ

Sexual Preference

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 野生の動物が住処すみかにしそうな洞窟で、四人は隠れながら休息していた。
 パメラ、セーラの女性陣は心身共に疲れ果て、安らかに眠っている。
 ライトは今後のことやこの世界について考えることが多すぎて、疲れてはいたが眠ることが出来ないでいた。ウェルバーと話をしたくて、二人きりになる期を図っていたのもあった。

「・・・兄さん、これからどうする?」

「ああ、俺もずっと考えてはいるんだがな・・・答えが出ないんだよ。第6に帰ってもセンターに狙われるだけだしな」

「結局、第3の争いはずっと今までも続いてきた男女の戦いであって、センターとかフォレスターとかは関係なかったもんね」

「レイアには第6の現状とセンター教についても伝えておいた。注意も含めてな。参謀の・・・リサが敬謙なセンター教徒だ」

「ええ?!・・・そうだったんだ」

「リサ本人がどこまで深く繋がりがあるかどうかは分からん。コロニーが違うとそれはまるで‟分派した同教”ってな感じだしな。もしかするとこの第3の紛争が落ち着いた時にでも、俺たちの指名手配書でも張り出されているかも。それまでに俺たちの居場所も確保する必要があるってのは確かだ」

「・・・ねぇ、チェバラ先生探しとセンターから身を守るって二兎を得るんだったら、第4に協力してもらうってのは?前にフォレスターと争ったって言ってたじゃない。じゃあフォレスターについて僕らよりも情報があるかも」

「いや、第4は・・・だめだ」

「どうして??」

「・・・まず、第5は俺たち第6の隣だ。第7もそうだが第6の過激派センター教の手が伸びるのも早い。そもそも、最初から伝達されていた可能性も高いだろ?照らし合わせながら『暗殺』という行動をされていたとしたら、速攻‟お縄”かもしれない。隣接しているコロニー同士は、その意思が反発か同調かするもんだ」

「うん、僕もそこはそう思うよ」

「第4は・・・一応に近いってのもあるが・・・んー」

「なに?どうしたの??」

「俺は大丈夫だが・・・ライト、お前がだ」

「どうしてよ?第4の木こりとかとは仲が良かったでしょ?」

「ああ。・・・えー、第4について、お前はどこまで知っているんだ?」

「ええ?だから、フォレスターのデモとかで大変で、男が多いんでしょ?」

「男が多いってことは?第3は、女だらけだったよな?」

「ああ、うん、男の世界ってことだよね。リサさんからも聞いたよ」

「異性との関わりを経ったのが、第3と第4ってことだ。つまり、それぞれ‟同性が好き”なんだよ」

「うん」

「・・・だから!お前は・・・恐らく第4ではのものだ」

 ウェルバーは後半の言葉を窄めた。

「はぁ?!・・・いや、確かに僕も女の子が苦手だよ?!だからって僕が女の子になるわけないじゃないよ!」

「いや・・・お前がその気があるかどうかなんて関係ない。もちろん、それぞれの趣味趣向はあるだろうが、お前は比較的、多くの第4の民にとっては標的、というか‟モテモテ”・・・だろうな」

「そうなの?!全然、自分では分かんない・・・なんで兄さんはそう言い切れるんだい?」

「・・・さっきお前が言ってたように仲のいい木こりの奴とか、何人かの林業仲間がいるだろ?その第4の何人もから、いつもお前を紹介しろって言われてたんだ・・・当然、ずっとそれを断ってきてたんだ」

「そ・・・そうだったんだ・・・え、どうしよう・・・・・・」

「まぁ、つまり第3とかの女子、この二人のような娘が第2のチーターの群れの中に放り込まれるようなもの・・・と言えば分かり易いか?まぁ、もしお前が‟その気”があるのなら話は別だが、な」

「あ、いや、大丈夫です、ごめんなさい・・・ん?でもなんで、兄さんは大丈夫なの??」

「言ったろ?第4の人にも趣味趣向があるって。俺みたいな‟ゴツい”のが良いってやつもそりゃ中にはいるよ。でも、お前のような方が受容があるんだって。後、襲うって視点であれば腕力で勝てそうなのをターゲットにするだろうしな」

「・・・なるほど・・・なんだか怖くなってきた・・・・・・」

「だから、第4は二つの意味で、無しってことで」

「か、かしこまりました・・・無しってことでお願いします・・・・・・」

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