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Phase Ⅶ
Addiction
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食料品はなかなか見つからなかった。
今後の籠城か逃亡、どちらにしても長期的な対策が必要なために缶詰や干し肉、干物といった代物が欲しかった。危険を覚悟しながら数件の家へ侵入してみたが、腐った肉や果物、カビたパン類しか無い。足が速い物の殆どはもうダメになっている。
二人は危険だがもう少しタワーへ、中心部へと行くことにした。
ここのプローバーには「段階」がある。
それは合成麻薬である『Z Salts』の乱用レベルで区切ることが出来る。
・第1Phase
目的の為に接種する。
医療時の麻酔や死に際の痛みを和らげるために使うのが基本だが、性行為や決闘、現実逃避としての手段として使いまだ自身をコントロール出来ている状態。
・第2Phase
手段が目的となる。
高揚感、鎮静感、無気力、無思考を目的とし、常習としてルーティンとなる。打っていないと不安、恐怖、危機感や違和感となり通常の状態ではストレスを感じる。この時点で既に依存状態。
・第3Phase
脳や身体が慣れてくる。
乱用しても直ぐにシラフとなり、更なる効果を求めてしまい禁断症状が酷く攻撃性が増し「合成品」に手を出してしまう。合成品は初期の高揚感を再現できるが、効能時間が極端に短い。
・第4Phase
ここで更に分岐する。
⑴寝ている間も薬を欲しがるようになり、ODし死に至る。
⑵攻撃性を誘発し、ドーパミンやアドレナリンに相互作用する。
⑶自傷性を誘発し、セロトニンやオキシトシン、ノルアドレナリンに相互作用する。
⑷捕食性を誘発し、エンドルフィンに相互作用する。その期間が長いと「ヤコブ病」「プリオン病」などを併発し廃人と化す。
ゾンビのように彷徨える廃人となるのが第4Phase-⑷
⑷を襲い狂い殺したのが第3Phaseから第4Phase-⑵
メインストリート通り沿いには家が連続して建ち並んでいる。大小はバラバラだが先ほどのプローバー第4Phase-⑵達の真似をして、建物の天井から移動することにしたライトとウェルバー。
4-⑵『狂えるプローバー』達は一人ひとりが松明を持ち、手あたり次第に暴力、殺し、犯し、壊すことを楽しんでいる。目標が被った時にだけ連携し、悦楽を共有しているだけでチーム、組織的とは言えなかった。
4-⑷『彷徨うプローバー』は自らの脳も穴が開き、知的思考力は著しく低下していて大半は反射反応的に行動するため、対峙するなら知能が残る4-⑵の方が厄介だが、敵が持つ灯りの目印があるような夜の今は回避しやすい。
屋根を伝いながら、タワーの根回りが確認できる所まで二人は到着した。
そこで見たものは、二人の想定を遥かに凌駕するものであった。
今後の籠城か逃亡、どちらにしても長期的な対策が必要なために缶詰や干し肉、干物といった代物が欲しかった。危険を覚悟しながら数件の家へ侵入してみたが、腐った肉や果物、カビたパン類しか無い。足が速い物の殆どはもうダメになっている。
二人は危険だがもう少しタワーへ、中心部へと行くことにした。
ここのプローバーには「段階」がある。
それは合成麻薬である『Z Salts』の乱用レベルで区切ることが出来る。
・第1Phase
目的の為に接種する。
医療時の麻酔や死に際の痛みを和らげるために使うのが基本だが、性行為や決闘、現実逃避としての手段として使いまだ自身をコントロール出来ている状態。
・第2Phase
手段が目的となる。
高揚感、鎮静感、無気力、無思考を目的とし、常習としてルーティンとなる。打っていないと不安、恐怖、危機感や違和感となり通常の状態ではストレスを感じる。この時点で既に依存状態。
・第3Phase
脳や身体が慣れてくる。
乱用しても直ぐにシラフとなり、更なる効果を求めてしまい禁断症状が酷く攻撃性が増し「合成品」に手を出してしまう。合成品は初期の高揚感を再現できるが、効能時間が極端に短い。
・第4Phase
ここで更に分岐する。
⑴寝ている間も薬を欲しがるようになり、ODし死に至る。
⑵攻撃性を誘発し、ドーパミンやアドレナリンに相互作用する。
⑶自傷性を誘発し、セロトニンやオキシトシン、ノルアドレナリンに相互作用する。
⑷捕食性を誘発し、エンドルフィンに相互作用する。その期間が長いと「ヤコブ病」「プリオン病」などを併発し廃人と化す。
ゾンビのように彷徨える廃人となるのが第4Phase-⑷
⑷を襲い狂い殺したのが第3Phaseから第4Phase-⑵
メインストリート通り沿いには家が連続して建ち並んでいる。大小はバラバラだが先ほどのプローバー第4Phase-⑵達の真似をして、建物の天井から移動することにしたライトとウェルバー。
4-⑵『狂えるプローバー』達は一人ひとりが松明を持ち、手あたり次第に暴力、殺し、犯し、壊すことを楽しんでいる。目標が被った時にだけ連携し、悦楽を共有しているだけでチーム、組織的とは言えなかった。
4-⑷『彷徨うプローバー』は自らの脳も穴が開き、知的思考力は著しく低下していて大半は反射反応的に行動するため、対峙するなら知能が残る4-⑵の方が厄介だが、敵が持つ灯りの目印があるような夜の今は回避しやすい。
屋根を伝いながら、タワーの根回りが確認できる所まで二人は到着した。
そこで見たものは、二人の想定を遥かに凌駕するものであった。
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