『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Phase Ⅷ

Intruder

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 ライトが弓矢と深紫色のクォーツだけを持って去っていったその日中、フォレスターの子供が意識を取り戻した。
 しかし熱で朦朧としながらなんとか水を飲み、三人の顔を怯えながら確認しつつも、大人しく横になっていた。

「大丈夫よ。敵じゃない。安心して」

 抵抗をしても無駄だと観念した諦めなのか、うな垂れながらパメラの言葉を聞いているのかどうかもわからない表情で、何故かウェルバーだけを見つめていた。

「お家はどこ?仲間の所へ帰してあげるからね」

「足の怪我だけど、綺麗な水で洗って傷に効く種類の薬草を塗り込んではいるけど、洗浄がどこまで出来ているか・・・お父さんお母さんがいるのなら、そこでしっかりと治療した方がいいの。分かる?」

 セーラが自身の容態の説明をするも、反応は薄い。何とか残っていた木の実などを食べさせ、水と手作りの薬を飲ませてはその後、また熱の疲労からか直ぐに寝入ってしまった。

「・・・まぁ、大丈夫そうだな。俺は・・・レイアの様子を見に行きたい」

「え??」

「ああ・・・第3の中までは行かないよ。そろそろレイアも俺たちを探している頃かもしれない。この第2エリアから第3の森周辺を回ってこようと思う。ついでに何か食べ物も採ってくるだけだから。安心してくれ」

「・・・そうですね、レイア様がもし、何も知らずに第1に行くようなことがあれば流石に危険ですし・・・是非、お願いします」

 ウェルバーも、ライトに続くように足早に去って行った。

 パメラは残された不安と、男二人へと期待と、何も出来ない自分に気が滅入ってくる思いでもあった。



 しばらくして、陽が落ちてこようとするその時刻、洞窟の入口から人影が入ってきた。
 パメラたちはウェルバーの帰宅かと思ったが、その人物は全く違っていた。

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