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Phase Ⅸ
Colony Ⅱ Clandestine meeting
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第2コロニー監獄内部、そしてその深夜。
右端にただ座って居るだけの看守の頭は、上下左右にコクリコクリとふら付いている。狭い階段を下りて一番手前であるライトの牢屋から、その姿は安易に確認が出来た。
階段の左右と看守が見張っている場所の壁に松明が灯り、明るさが際立つ。牢屋側はそれぞれを隔てる石壁に一つずつしか松明は置かれていない為に、薄暗くて不気味だった。今にも処刑された囚人の骸骨なんかが化けて出るような、そんなジメジメとした湿度を感じる。
ライトは夕暮れ過ぎに話した甲冑の男の反応がどうしても気になって、なかなか眠れないでいた。第2とチェバラとの関係は何かあったのか。何故、何も言わずに去っていったのか・・・・・・
外は今、雨でも降っているのか、石作りの天井から滴り落ちて来る水滴をライトはずっと眺めていた。
・・・コンッ、コンコンコン・・・・・・
突然、寝転がっていた頭上側から小さな石が転がってきた。その元を辿ると、隣接しているだろう側の牢屋の壁の一か所だけ、石一つ分、欠けて空洞となっている。
「・・・おい、あんた。チェバラの知り合いか?」
その穴の向こうから、小さな声でライトに呼びかける。隣に囚人が居たのだ。ずっと物音一つせず気配が無かったので、勝手に無人だと思っていた分、少しだけライトは驚いた。
「・・・はい、そうです。チェバラ先生は・・・今どこにいるかご存知ですか?」
「俺がここに入った当初、あんたが今いるそこに幽閉されていたよ」
「?!何故ですか?」
「そんなことは知らねぇ。みんな、どんな理由であれ偉いさんの誰かに嫌われたら捕まるのさ。善悪なんて関係ねぇよ」
「・・・あなたは、誰に何をしたんですか?」
「へっ、まぁ、そんなこたぁどうでもいいや。あんた、チェバラ探してるんだって?」
「はい、そうです。先生はここで、何か言っていませんでしたか?行先とか、何か人の名前だとが、何でもいいので手掛かりになるようなことを」
「まぁ、落ち着けや。・・・あんた、チェバラのなんだい?」
「先生は・・・親みたいなものです。実の両親が死んで、変わりに育ててくれた、僕にとっては父のような存在です」
「・・・あんたの名前は?」
ライトはまた一瞬、戸惑った。理由はさっきの指名手配だが、瞬時にもうここは牢屋で話しているのは囚人。彼に隠し立てをしても何の意味はないと諦めて、素直に名乗った。
「ライトと言います。あなたは?」
「ほう、凄い。ライト・・・か。お前の兄の名前も知ってるぞ。ウェルバーだろ?」
「何故、知っているのです?!」
「しー・・・声が大きくなって来たぞ。看守が目覚めたら色々と面倒くさい」
「あ、すいません・・・・・・」
「チェバラの奴に聞いたのさ、勿論。お前らのこと、家に残してきたことに後悔もしてたぞ」
「なぜ!?・・・なぜか、聴きましたか?」
「いんにゃ、その辺は詰まんなさそうだったから深くは聞かなかった。ただ、まぁ結局、こんな所に捕まったりして危険な道だっつって、残してくるしか無かったと自動自問を勝手にして結論付けてたさ」
「危険・・・先生は、一体何をしようとしているのです?」
「面白そうな話は、そこさ。あいつ、上へ行こうとしてたのさ」
「上へ・・・上層階に、ですか?」
ライトはチェバラが元々上層階の出身者であり、自ら降りて来た人だという事は伏せていた。と同時に、チェバラが降りてきたにも関わらずまた上へと目指す理由が、ライトだからこそ尚更、余計に分からないでいた。
「いや・・・更に、その上、だそうだ」
「!!??」
右端にただ座って居るだけの看守の頭は、上下左右にコクリコクリとふら付いている。狭い階段を下りて一番手前であるライトの牢屋から、その姿は安易に確認が出来た。
階段の左右と看守が見張っている場所の壁に松明が灯り、明るさが際立つ。牢屋側はそれぞれを隔てる石壁に一つずつしか松明は置かれていない為に、薄暗くて不気味だった。今にも処刑された囚人の骸骨なんかが化けて出るような、そんなジメジメとした湿度を感じる。
ライトは夕暮れ過ぎに話した甲冑の男の反応がどうしても気になって、なかなか眠れないでいた。第2とチェバラとの関係は何かあったのか。何故、何も言わずに去っていったのか・・・・・・
外は今、雨でも降っているのか、石作りの天井から滴り落ちて来る水滴をライトはずっと眺めていた。
・・・コンッ、コンコンコン・・・・・・
突然、寝転がっていた頭上側から小さな石が転がってきた。その元を辿ると、隣接しているだろう側の牢屋の壁の一か所だけ、石一つ分、欠けて空洞となっている。
「・・・おい、あんた。チェバラの知り合いか?」
その穴の向こうから、小さな声でライトに呼びかける。隣に囚人が居たのだ。ずっと物音一つせず気配が無かったので、勝手に無人だと思っていた分、少しだけライトは驚いた。
「・・・はい、そうです。チェバラ先生は・・・今どこにいるかご存知ですか?」
「俺がここに入った当初、あんたが今いるそこに幽閉されていたよ」
「?!何故ですか?」
「そんなことは知らねぇ。みんな、どんな理由であれ偉いさんの誰かに嫌われたら捕まるのさ。善悪なんて関係ねぇよ」
「・・・あなたは、誰に何をしたんですか?」
「へっ、まぁ、そんなこたぁどうでもいいや。あんた、チェバラ探してるんだって?」
「はい、そうです。先生はここで、何か言っていませんでしたか?行先とか、何か人の名前だとが、何でもいいので手掛かりになるようなことを」
「まぁ、落ち着けや。・・・あんた、チェバラのなんだい?」
「先生は・・・親みたいなものです。実の両親が死んで、変わりに育ててくれた、僕にとっては父のような存在です」
「・・・あんたの名前は?」
ライトはまた一瞬、戸惑った。理由はさっきの指名手配だが、瞬時にもうここは牢屋で話しているのは囚人。彼に隠し立てをしても何の意味はないと諦めて、素直に名乗った。
「ライトと言います。あなたは?」
「ほう、凄い。ライト・・・か。お前の兄の名前も知ってるぞ。ウェルバーだろ?」
「何故、知っているのです?!」
「しー・・・声が大きくなって来たぞ。看守が目覚めたら色々と面倒くさい」
「あ、すいません・・・・・・」
「チェバラの奴に聞いたのさ、勿論。お前らのこと、家に残してきたことに後悔もしてたぞ」
「なぜ!?・・・なぜか、聴きましたか?」
「いんにゃ、その辺は詰まんなさそうだったから深くは聞かなかった。ただ、まぁ結局、こんな所に捕まったりして危険な道だっつって、残してくるしか無かったと自動自問を勝手にして結論付けてたさ」
「危険・・・先生は、一体何をしようとしているのです?」
「面白そうな話は、そこさ。あいつ、上へ行こうとしてたのさ」
「上へ・・・上層階に、ですか?」
ライトはチェバラが元々上層階の出身者であり、自ら降りて来た人だという事は伏せていた。と同時に、チェバラが降りてきたにも関わらずまた上へと目指す理由が、ライトだからこそ尚更、余計に分からないでいた。
「いや・・・更に、その上、だそうだ」
「!!??」
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