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Phase Ⅹ
Devil's Forest Soldiers and warriors
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パメラはマオリの後に続き、そしてその後ろに続くかのようにもう一名のフォレスターが同行した。
その者の名は『ナバホ』といい、チェロの父親である。
「ナバホ、村一番ノ戦士。次の長、候補。強イ。頼モシイ」
マオリは、今から第1への道案内として向かう事に不安がっているパメラを安心させる意味で、敢えてチェロの父だということを伝えた。
と言っても実際にはフォレスター達にとって森は庭みたいなものであり、パメラの道案内とは不必要なのでそれは表向きである。実際には「人質」という、長老や村長、そしてフォレスター達への名目として同行させる必要があっただけであった。
パメラはマオリの思惑通り、チェロの父親だということで不愛想で筋肉質な身体の男に親近感を感じ始めた。以前であればCheater並みに脅えているはずである。
「よろしくね」
握手を求めるように手を差し出すが、ナバホは無反応。
「・・・ワタシタチ、ソノ挨拶シナイ。女子供ハ抱き締メル。男ハ腕ヲ力強ク交差サセル。コウダ」
マオリはパメラの右腕を取って、自分の腕と組み合わせた。
「そ、そうなんだ・・・・・・」
パメラは考えた結果、拳を握りしめその細い腕を前に出して交差を促した。ナバホは困惑と混乱をしながらも、とりあえずは息子の恩人である者の敬意として腕を出し、交差させた。
「ふふ、よろしくね」
パメラは笑顔で改めて挨拶を交わす。ナバホは真剣な目で視線を合わせ、ただ頷く。
その全ての所作の意味を知っているマオリは、ただ笑顔で微笑ましくその場を見守るだけだった。
三人はセンター教が引いた悪魔の森との線引き紐と土手に差し掛かかる。
「この境界線、あまり意味が無いんだね・・・・・・」
「ソンナコト無イ。森ノ悪魔、イイ眼持ッテル。コノ線ハソノ眼ノ範囲ニ沿ッテイル」
「え?悪魔の、目??」
「ワタシタチ、安全ナ道知ッテイル。お前タチ知ラナイ。コノ線ノ内側ナラバ知ラナクテモ、安全」
「そ・・・そうなんだ。何だか怖いわ・・・・・・」
間もなく第1コロニー周辺の森へと差しかかる時、一人の男がフラフラと血だらけで今にも倒れそうにどこかへと歩いている。
ナバホが一早くそれを見つけ、マオリとパメラに警戒色を露わにして隠れるように指示をした。
隠れる三人の目の前まで何とかやってきたその男の軌跡には、血の跡が点々と続いている。折れた槍のような柄の部分を杖のようにして何とか歩いている。髪は長く後頭部で一つに束ね、鎖帷子を纏っているその姿は紛れもなく第2コロニーの兵士であった。
・・・ドサッ・・・・・・
パメラ達がやってきたの少し後ろの方で、その第2の兵士は力尽き倒れ込んでしまった。パメラは一瞬、脳裏では助けなければとも思ったが、第2でのチーターのトラウマが深層心理にて身体が拒否反応を示し、二の足を踏ませた。
「アノ血ノ量デハ、ダメダ。トドメを刺シテアゲタ方ガ、イイ」
「え?!ダメよそれは!」
トドメ=殺すという言葉を聞いて、パメラの理性が脳内で押し勝った。
「大丈夫?!」
パネラは隠れていた藪から飛び出し、倒れた男に手を差し伸べた。
「・・・逃げろ・・・第1、プローバー・・・やってくる・・・・・・」
第2の男はパメラの腕の中でその言葉を残して、命の灯火がこと切れてしまった。
やるせなく複雑な心境の中、マオリとナバホは周囲への警戒を解いていない。パメラと死んだ男を中心に、それぞれ手に持っていた弓と短剣を構えながら男がやってきた血の跡の方向に睨みを利かせている。二人は話合いながら耳を澄ませ、目端に集中していた。
・・・ガサガサッ!!
三人が隠れていた反対側の木の影から、顔や身体に赤いペイントをした男が石斧を振り上げながら現れ、凄い勢いで走り込んでくる。警戒していた方向からではなかったが、ナバホが直ぐ様に反応し手にしていた短剣をまるでナイフかのように投げ込み、短剣は深く胴体に食い込んだ。
マオリとナバホは突然、現れた赤いペイントをした男の死体を見下げながらまた何かを話し込んでいる。
話が終わったのか、マオリがパメラの元へと戻ってきた。
「帰ロウ。コレデ十分ダ」
マオリの背後でナバホは剣を引き抜き、そして何度もその剣を振り上げては赤いペイントだった男の身体に振り下ろしていた。
その者の名は『ナバホ』といい、チェロの父親である。
「ナバホ、村一番ノ戦士。次の長、候補。強イ。頼モシイ」
マオリは、今から第1への道案内として向かう事に不安がっているパメラを安心させる意味で、敢えてチェロの父だということを伝えた。
と言っても実際にはフォレスター達にとって森は庭みたいなものであり、パメラの道案内とは不必要なのでそれは表向きである。実際には「人質」という、長老や村長、そしてフォレスター達への名目として同行させる必要があっただけであった。
パメラはマオリの思惑通り、チェロの父親だということで不愛想で筋肉質な身体の男に親近感を感じ始めた。以前であればCheater並みに脅えているはずである。
「よろしくね」
握手を求めるように手を差し出すが、ナバホは無反応。
「・・・ワタシタチ、ソノ挨拶シナイ。女子供ハ抱き締メル。男ハ腕ヲ力強ク交差サセル。コウダ」
マオリはパメラの右腕を取って、自分の腕と組み合わせた。
「そ、そうなんだ・・・・・・」
パメラは考えた結果、拳を握りしめその細い腕を前に出して交差を促した。ナバホは困惑と混乱をしながらも、とりあえずは息子の恩人である者の敬意として腕を出し、交差させた。
「ふふ、よろしくね」
パメラは笑顔で改めて挨拶を交わす。ナバホは真剣な目で視線を合わせ、ただ頷く。
その全ての所作の意味を知っているマオリは、ただ笑顔で微笑ましくその場を見守るだけだった。
三人はセンター教が引いた悪魔の森との線引き紐と土手に差し掛かかる。
「この境界線、あまり意味が無いんだね・・・・・・」
「ソンナコト無イ。森ノ悪魔、イイ眼持ッテル。コノ線ハソノ眼ノ範囲ニ沿ッテイル」
「え?悪魔の、目??」
「ワタシタチ、安全ナ道知ッテイル。お前タチ知ラナイ。コノ線ノ内側ナラバ知ラナクテモ、安全」
「そ・・・そうなんだ。何だか怖いわ・・・・・・」
間もなく第1コロニー周辺の森へと差しかかる時、一人の男がフラフラと血だらけで今にも倒れそうにどこかへと歩いている。
ナバホが一早くそれを見つけ、マオリとパメラに警戒色を露わにして隠れるように指示をした。
隠れる三人の目の前まで何とかやってきたその男の軌跡には、血の跡が点々と続いている。折れた槍のような柄の部分を杖のようにして何とか歩いている。髪は長く後頭部で一つに束ね、鎖帷子を纏っているその姿は紛れもなく第2コロニーの兵士であった。
・・・ドサッ・・・・・・
パメラ達がやってきたの少し後ろの方で、その第2の兵士は力尽き倒れ込んでしまった。パメラは一瞬、脳裏では助けなければとも思ったが、第2でのチーターのトラウマが深層心理にて身体が拒否反応を示し、二の足を踏ませた。
「アノ血ノ量デハ、ダメダ。トドメを刺シテアゲタ方ガ、イイ」
「え?!ダメよそれは!」
トドメ=殺すという言葉を聞いて、パメラの理性が脳内で押し勝った。
「大丈夫?!」
パネラは隠れていた藪から飛び出し、倒れた男に手を差し伸べた。
「・・・逃げろ・・・第1、プローバー・・・やってくる・・・・・・」
第2の男はパメラの腕の中でその言葉を残して、命の灯火がこと切れてしまった。
やるせなく複雑な心境の中、マオリとナバホは周囲への警戒を解いていない。パメラと死んだ男を中心に、それぞれ手に持っていた弓と短剣を構えながら男がやってきた血の跡の方向に睨みを利かせている。二人は話合いながら耳を澄ませ、目端に集中していた。
・・・ガサガサッ!!
三人が隠れていた反対側の木の影から、顔や身体に赤いペイントをした男が石斧を振り上げながら現れ、凄い勢いで走り込んでくる。警戒していた方向からではなかったが、ナバホが直ぐ様に反応し手にしていた短剣をまるでナイフかのように投げ込み、短剣は深く胴体に食い込んだ。
マオリとナバホは突然、現れた赤いペイントをした男の死体を見下げながらまた何かを話し込んでいる。
話が終わったのか、マオリがパメラの元へと戻ってきた。
「帰ロウ。コレデ十分ダ」
マオリの背後でナバホは剣を引き抜き、そして何度もその剣を振り上げては赤いペイントだった男の身体に振り下ろしていた。
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