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Phase Ⅺ
Seafood dishes
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マイオスはライトがどうするかの返事を待つことなく、話を終えると足早にどこかへと消えて行った。将軍としての任務、責務に追われていることはここの、第2の者でなくても分かることであった。
残されたサルヒコも何も言わずに、上長であろうマイオスが去る際も礼儀と姿勢正しく頭を下げて見送っていた。
「さて、ライト殿、行こう」
「え?どこへですか??」
「・・・さっきの話、聞いていたのか?」
「え、あ、はい聞いてましたけど・・・って、え?!まさかもう、ですか?!」
「ええ。善は急げです。趣向品の『酒樽』は容易している。その内の一つを空にし、その中に入って潜む。今から食事を用意する。こちらからの出荷はちょうど明日の明朝。上へ到着後はその後どんなタイミングでどうなるかは分からないので、出来るだけの食事を今の内に摂っておいて。それらの準備が整えば丁度、時刻は丑の刻。上だけでなくここですら、この計画はバレたくないので今宵がベスト。将軍様方やセンター教のお偉方にはライト殿や表層の出来事の殆どは有事に値しないが、大将以下には御達しが降りている。いつ末端の兵に見つかり密告されるか分からず、善は急ぐしかない」
「ああ・・・分かりました。心の準備がまだだったので、ね」
ライトは諦めるかのように承諾し、気持ちを強制的に入れ替えさせられた。しかし、一縷の興奮も心情の深部に感じてもいた。それはチェバラに会えるかもという可能性と、自身が密やかに憧れていた『The Big H Gate教』へと近づけるチャンスでもあったからだった。
通された食事処のような広間では、まるで最後の晩餐かと言わんばかりの豪華な品々が並んでいる。ここでは珍しい魚介の食べ物があり、ライトは初めて見る料理に目が点となった。
「こ、これは何ですか?」
「これはサザエという貝だ」
「これは?!」
「これは刺身といって、生の魚の切り身。なんと運ばれてくる時には冷たく冷凍されてくるんだ」
センターの中枢ではこういった食べ物も用意されていたことに、単純に驚いた。『完全な表層界』で配布される食料とは、保存が効く状態の小麦や玄米、干し肉といった何らかの加工をされた物が主流なために、第7の新鮮な野菜やNomadsの遊牧民たちが率いる家畜による乳製品や卵、そして新鮮な肉、ライト達が大好きなカミキリムシの幼虫といった天然と言っていい食材が至高品となっていた程であったからだ。しかも海や川といった水辺はこのコロニア周辺には、少なくとも民たちが行ける範囲内には存在しないのである。
サルヒコはそういった品々には一切、手を付けずに扉の前を見張っている。
ライトは様々に初めて見て、味わう品々をがむしゃらに堪能した。
残されたサルヒコも何も言わずに、上長であろうマイオスが去る際も礼儀と姿勢正しく頭を下げて見送っていた。
「さて、ライト殿、行こう」
「え?どこへですか??」
「・・・さっきの話、聞いていたのか?」
「え、あ、はい聞いてましたけど・・・って、え?!まさかもう、ですか?!」
「ええ。善は急げです。趣向品の『酒樽』は容易している。その内の一つを空にし、その中に入って潜む。今から食事を用意する。こちらからの出荷はちょうど明日の明朝。上へ到着後はその後どんなタイミングでどうなるかは分からないので、出来るだけの食事を今の内に摂っておいて。それらの準備が整えば丁度、時刻は丑の刻。上だけでなくここですら、この計画はバレたくないので今宵がベスト。将軍様方やセンター教のお偉方にはライト殿や表層の出来事の殆どは有事に値しないが、大将以下には御達しが降りている。いつ末端の兵に見つかり密告されるか分からず、善は急ぐしかない」
「ああ・・・分かりました。心の準備がまだだったので、ね」
ライトは諦めるかのように承諾し、気持ちを強制的に入れ替えさせられた。しかし、一縷の興奮も心情の深部に感じてもいた。それはチェバラに会えるかもという可能性と、自身が密やかに憧れていた『The Big H Gate教』へと近づけるチャンスでもあったからだった。
通された食事処のような広間では、まるで最後の晩餐かと言わんばかりの豪華な品々が並んでいる。ここでは珍しい魚介の食べ物があり、ライトは初めて見る料理に目が点となった。
「こ、これは何ですか?」
「これはサザエという貝だ」
「これは?!」
「これは刺身といって、生の魚の切り身。なんと運ばれてくる時には冷たく冷凍されてくるんだ」
センターの中枢ではこういった食べ物も用意されていたことに、単純に驚いた。『完全な表層界』で配布される食料とは、保存が効く状態の小麦や玄米、干し肉といった何らかの加工をされた物が主流なために、第7の新鮮な野菜やNomadsの遊牧民たちが率いる家畜による乳製品や卵、そして新鮮な肉、ライト達が大好きなカミキリムシの幼虫といった天然と言っていい食材が至高品となっていた程であったからだ。しかも海や川といった水辺はこのコロニア周辺には、少なくとも民たちが行ける範囲内には存在しないのである。
サルヒコはそういった品々には一切、手を付けずに扉の前を見張っている。
ライトは様々に初めて見て、味わう品々をがむしゃらに堪能した。
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