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Final Phase
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「なぜ臓器提供をせずに、しかもチェバラを残し、後の‟四人”を戻したのですか?」
「我々の歴史もそうだが、必ず『神話』が必要なんだよ。『神』『救世主』『英雄』とかね。あの四人は次世代の、『ユニバース26』のアダムとイヴとなる。チェバラという個体は・・・こっちで研究した方がいいと思わんか?」
「たった一人を、ですか?」
「ああ。自分達の『世界』を凌駕し、創造主である私たちの存在を感じ取ってここまでやってきた。その思考は喜ぶ界隈が居そうだろう?」
「・・・と、言いますと?」
「パラレルワールドといった、そんな可愛い空想なことは言わん。しかし、この世界が何らかの『仮想世界』である可能性は、完全には否定できんのは事実だ」
「はぁ・・・?」
「例えば宇宙の基本原理として、重力場だとかのブラックホールなどの影響で『歪む』ことはあれど、『光速度普遍の原理』のベースは変わらない」
「・・・ええ、なんか聞いたことがありますね」
「我々が扱う機械類・・・例えばこのユニバース世界のシミュレーションとしてPCなどのコンピューターで製作していた時期があっただろう?その頃を想像してみてくれ。PCであれAIであれ、全てのエネルギーは、何だね?」
「え・・・と、電力、ですか?」
「そうだ。機械のエネルギーの源であり、全ての『ベース』だ」
「つまり、我々にとっての『光エネルギー=電流』って、ことが言いたいのですか?」
「CPU等のやシステムが電解、そして処理を行うそれは、まるで『重量』のように速度、Hzを奪う。それはまるで光と重力の関係に似てると思わんか?」
「はぁ、まぁそうとも取れますけどね」
「昔から言われているが、この世界、宇宙は我々が認識できない程の超巨大生物の体内にある一つの細胞に過ぎないかもしれない。ウイルスが我々を認識出来るか?そして会話しお互いの価値観を共有できる訳が無い」
「そりゃ、当たり前ですね」
「パラレルワールドという世界があるとすれば、それは我々の細胞核とは違う隣の似た細胞が分裂していく、同じ世界が大量に存在している。その世界での「普遍の原理」は何だと思う?」
「分子・・・原子、ですか?」
「そうだ。我々の星、地球も太陽を軸に考えると一定方向に移動している。その周囲を回っている我々の星々の軌跡は、まるで遺伝子のように『螺旋』の軌跡を描いている。そしてこの宇宙、銀河系も、一定方向に拡散しているのが現在分かっていることだ」
「はい」
「ニュートリノといった『素粒子』、暗黒物質とも言われている未知の素粒子が宇宙空間に発見されていく・・・我々の細胞で例えるならば『細胞質』のような物だ。それをPCで言えばプリント基板やWaferと相違ない」
「つまり、何がいいたのです??」
「我々のこの会話ですら、我々がユニバースの世界を見て監視していたように、今も誰かが上から見ているんじゃないか、というロマンチックな話だよ。・・・ふふふ」
「・・・・・・」
「我々の、この『次元』の外には、どのような『次元』が存在しているのか。多くの物語があるように、多くの本があるように、我々の似た世界が並んでいるんだよ、きっと。それを集め、監視している存在が、きっと神のような存在なんだろうよ。もし、そこの次元に行けるのなら・・・君なら、どうする?」
【MANKIND UNIVERSE 25】
END
「我々の歴史もそうだが、必ず『神話』が必要なんだよ。『神』『救世主』『英雄』とかね。あの四人は次世代の、『ユニバース26』のアダムとイヴとなる。チェバラという個体は・・・こっちで研究した方がいいと思わんか?」
「たった一人を、ですか?」
「ああ。自分達の『世界』を凌駕し、創造主である私たちの存在を感じ取ってここまでやってきた。その思考は喜ぶ界隈が居そうだろう?」
「・・・と、言いますと?」
「パラレルワールドといった、そんな可愛い空想なことは言わん。しかし、この世界が何らかの『仮想世界』である可能性は、完全には否定できんのは事実だ」
「はぁ・・・?」
「例えば宇宙の基本原理として、重力場だとかのブラックホールなどの影響で『歪む』ことはあれど、『光速度普遍の原理』のベースは変わらない」
「・・・ええ、なんか聞いたことがありますね」
「我々が扱う機械類・・・例えばこのユニバース世界のシミュレーションとしてPCなどのコンピューターで製作していた時期があっただろう?その頃を想像してみてくれ。PCであれAIであれ、全てのエネルギーは、何だね?」
「え・・・と、電力、ですか?」
「そうだ。機械のエネルギーの源であり、全ての『ベース』だ」
「つまり、我々にとっての『光エネルギー=電流』って、ことが言いたいのですか?」
「CPU等のやシステムが電解、そして処理を行うそれは、まるで『重量』のように速度、Hzを奪う。それはまるで光と重力の関係に似てると思わんか?」
「はぁ、まぁそうとも取れますけどね」
「昔から言われているが、この世界、宇宙は我々が認識できない程の超巨大生物の体内にある一つの細胞に過ぎないかもしれない。ウイルスが我々を認識出来るか?そして会話しお互いの価値観を共有できる訳が無い」
「そりゃ、当たり前ですね」
「パラレルワールドという世界があるとすれば、それは我々の細胞核とは違う隣の似た細胞が分裂していく、同じ世界が大量に存在している。その世界での「普遍の原理」は何だと思う?」
「分子・・・原子、ですか?」
「そうだ。我々の星、地球も太陽を軸に考えると一定方向に移動している。その周囲を回っている我々の星々の軌跡は、まるで遺伝子のように『螺旋』の軌跡を描いている。そしてこの宇宙、銀河系も、一定方向に拡散しているのが現在分かっていることだ」
「はい」
「ニュートリノといった『素粒子』、暗黒物質とも言われている未知の素粒子が宇宙空間に発見されていく・・・我々の細胞で例えるならば『細胞質』のような物だ。それをPCで言えばプリント基板やWaferと相違ない」
「つまり、何がいいたのです??」
「我々のこの会話ですら、我々がユニバースの世界を見て監視していたように、今も誰かが上から見ているんじゃないか、というロマンチックな話だよ。・・・ふふふ」
「・・・・・・」
「我々の、この『次元』の外には、どのような『次元』が存在しているのか。多くの物語があるように、多くの本があるように、我々の似た世界が並んでいるんだよ、きっと。それを集め、監視している存在が、きっと神のような存在なんだろうよ。もし、そこの次元に行けるのなら・・・君なら、どうする?」
【MANKIND UNIVERSE 25】
END
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これ以上ない賛美、ありがとうございます( ;∀;)
あまり規定が分からず、念のためにアニバーサリーカップ期間内に完結しとこうということで、急ぎ早で申し訳ありませんが完結させて頂きましたm(__)m
最後まで、そして一気見まで、誠にありがとうございましたm(__)mm(__)m
完結、お疲れ様です!
面白かったです!
ついユニバース25を調べて見ました!実際にはネズミですが、人間も同じ末路になりそうですね汗
ありがとうございます( 。゚Д゚。)
現代の日本なんかが、フェーズ4ぐらいに入ってる気がしちゃいますよね(>_<)
実際には、色々と定説として言われている部分は多少の着色されている、と言われる方もいます。
なので私なりに人類史あるあるを入れ込みつつ、今の世界の定番とを融合させたつもりなのが本作です(o・ω・o)
後半は駆け足となってしまいましたが、最後まで本当にありがとうございましたm(._.)m
第7も、まさか!
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