『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Final Phase 

『UNIVERSE 25』 人類楽園実験 研究報告書

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○○○○年 〇月 〇日

所 長 John B Calhoun 殿 

MANKIND UNIVERSE 25 研究報告書



目的 ①人類滅亡ルート回避に向けたゲータ収集
   ②貧困問題に置ける福祉制度の見直し
   ③人類史モデルのパターン分析

期間 無期限

結果 繁殖の低下と文化の進化により危険因子の発生にて中止

詳細・経緯

 「人口の減少と極端な二分化」
 本実験において過去最高の繁殖数を記録するも、最高値62,102人から減少の一途を辿る。本実験終了時点では半数以下の23,947人まで個体数が落ちそこから一定数を維持。
 その主な要因として個体の二極化が一つに有り。
 一部の個体は非常に好戦的で対象への殺害や捕食を繰り返す。しかし一方で繁殖力も旺盛で一定の個体数の維持はこのCheaterチーターと呼ばれる分類によるものである。
 そして捕食だけを繰り返すProberプローバーという集団は繁殖行為は行わず、過剰な人口の減少は凡そこの存在に影響されている。
 しかしそれ以前から多くの女性の個体は凶暴化し、多くの男性の個体は弱体する傾向があった。
 それぞれの区画内には様々な『the beautiful ones美しい者』が出現し、彼らは繁殖の意欲は疎かメスの奪い合いやくだんのチーターやプローバーとの交戦にも無抵抗に殺され、全体的な個体数の減少の一環となってしまっている。余剰に配給されている食料品すらも強者に搾取されていた場合、それに抗うこともせず餓死する個体も散見された。

 「危険因子とその傾向」
 チーター・プローバーの出現により一部、隔離エリアからの脱出を実行した個体が多数現れる。
 一部はこれまでの実験結果と同じく森を抜け、山脈をも通過してくる者。これらはその場で確保。一部その場で削除、一部は捕獲済み。
 今回の異例ケース、イレギュラーが二件有り。
1,空路経由 一名がティルトローター機に侵入。
 もう一名は気球を作成し単独で脱出。
 二名共取り押さえ隔離中。
2,浄化作業に紛れ帰還
 その者は元々がここの職員であり、今研究の全貌を知っていたために可能なイレギュラー。現在行方を捜索中。

 現在は安全を期すために全面的な浄化作業中。
 今後の実験場所の検討と上記二名の処分方法の支持を待つ。

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