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タイムメールの内容
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そのメールの内容はこうだった。
何と、茶トラ先生の実験室に泥棒が入った可能性があるというのだ!
それは茶トラ先生が物理学会に出席中のことかもしれない。
そしてそれ以降、ある国際的なテロ組織の人間が多数、突然ギャンブルで勝ちまくり、そして彼らは瞬く間に、それはもう、ものすごい額のお金を手に入れた。
それからしばらくすると、テロ組織はその豊富な資金を背景に世界各国へ浸透し、各国の政治家たちや政府関係者に取り入り、はたまたマスコミを次々と買収し、そしていつしか世界は、そのテロ組織の思うがままの状態になり、核戦争だっていつ起こるか全く分からない状態に。
それはまさに地獄…
ところでギャンブルは世界的に行われている。
日本でも競輪競馬、いろいろあるけれど、それだけじゃなくて、世界中でいろんなギャンブルが行われている。
そしてスポーツの結果に賭けられるものも多く、だからもし、あらかじめスポーツの結果が分かっていれば、いろんな場所で、賭けで大もうけできるのだ。
しかも国際的なテロ組織の人間が、突然ギャンブルで勝ちまくったのだから…
「これはもうスポーツの結果を知っておるからだろう。そして奴らがわしの実験室に押し入った可能性がある」
「ひえ~」
「その一方で、わしはギャンブルなど大嫌いだ。お金はこつこと働いて稼ぐものだ。もちろん無駄な金も一切使いたくない」
「そうだよね。スーツだって新しく買ったりせず塗り替えて、状況に応じていろいろ使い分けたもんね。自動車だって360ccのボロ軽で…」
「だがしかし、もしわしがその気になれば、ここにあるタイムエイジマシンで未来へ行き、そこでありとあらゆるスポーツの結果を、それこそネットカフェにでも入って手に入れることも出来て、それを全てノートにでも書き写し、それからただちにタイムエイジマシンで現在へ戻り、それからいろんな場所、それこそ世界中でギャンブルをやり、結果を知っておるがゆえに勝ちまくり、それこそ瞬く間に、巨万の富を手にすることもできるだろう」
「やれば?」
「だがわしはそういうことには一切興味がない。わしが興味あるのは科学だけだ」
「そうなんだ。だけどそういうことに興味ある人って、世の中にはいっぱいいるよ」
「う~ん。そうかもしれん。そしてわしは数日後、物理学会出席のため、一週間ほどここを留守にする予定だった」
「だからその間にドロボウが入ったんじゃないの? それで、ええと、前から思っていたけど、茶トラ先生の実験室のカギってすご~くアバウトだよね。ええと、番号キーだけど、ぼく、すでに開けられたよ。それにものすご~~~く年代物だよね」
「お前さんはそんなことをやっておったのか?」
「いやいや、ためしに開けてみて、そしてすぐ閉めたよ。だって中に入ったって、ガラクタばかりで金目のものなんてありゃしないし」
「だがしかし、もしやそのテロ組織の連中が、何らかの方法でこのタイムエイジマシンのことを知っておったとしたら、そしてわしは近々物理学会で留守で…、だから何者かがここへ押し入ったのか」
「きっとそうだよ」
「何だかわしは背筋がぞっとしてきたわい」
「ねえ、やっぱり物騒だよね。例のテロ組織の手下が実験室へ忍び込んで、タイムエイジマシンで未来へ行けば…、ねえねえ、少なくとも上等なカギに買い換えれば? 少なくともスーツよりずっと安いと思うし」
「テロ組織などに狙われれば、いくら上等なカギに換えたところで、全く無力だろう」
「じゃ、どうするの? で、方法は、ないことはない?」
「今回の物理学会出席はキャンセルだ。そしてともかく対策を立てなければ。これは徹夜だな」
「じゃ昼間寝るんだね」
何と、茶トラ先生の実験室に泥棒が入った可能性があるというのだ!
それは茶トラ先生が物理学会に出席中のことかもしれない。
そしてそれ以降、ある国際的なテロ組織の人間が多数、突然ギャンブルで勝ちまくり、そして彼らは瞬く間に、それはもう、ものすごい額のお金を手に入れた。
それからしばらくすると、テロ組織はその豊富な資金を背景に世界各国へ浸透し、各国の政治家たちや政府関係者に取り入り、はたまたマスコミを次々と買収し、そしていつしか世界は、そのテロ組織の思うがままの状態になり、核戦争だっていつ起こるか全く分からない状態に。
それはまさに地獄…
ところでギャンブルは世界的に行われている。
日本でも競輪競馬、いろいろあるけれど、それだけじゃなくて、世界中でいろんなギャンブルが行われている。
そしてスポーツの結果に賭けられるものも多く、だからもし、あらかじめスポーツの結果が分かっていれば、いろんな場所で、賭けで大もうけできるのだ。
しかも国際的なテロ組織の人間が、突然ギャンブルで勝ちまくったのだから…
「これはもうスポーツの結果を知っておるからだろう。そして奴らがわしの実験室に押し入った可能性がある」
「ひえ~」
「その一方で、わしはギャンブルなど大嫌いだ。お金はこつこと働いて稼ぐものだ。もちろん無駄な金も一切使いたくない」
「そうだよね。スーツだって新しく買ったりせず塗り替えて、状況に応じていろいろ使い分けたもんね。自動車だって360ccのボロ軽で…」
「だがしかし、もしわしがその気になれば、ここにあるタイムエイジマシンで未来へ行き、そこでありとあらゆるスポーツの結果を、それこそネットカフェにでも入って手に入れることも出来て、それを全てノートにでも書き写し、それからただちにタイムエイジマシンで現在へ戻り、それからいろんな場所、それこそ世界中でギャンブルをやり、結果を知っておるがゆえに勝ちまくり、それこそ瞬く間に、巨万の富を手にすることもできるだろう」
「やれば?」
「だがわしはそういうことには一切興味がない。わしが興味あるのは科学だけだ」
「そうなんだ。だけどそういうことに興味ある人って、世の中にはいっぱいいるよ」
「う~ん。そうかもしれん。そしてわしは数日後、物理学会出席のため、一週間ほどここを留守にする予定だった」
「だからその間にドロボウが入ったんじゃないの? それで、ええと、前から思っていたけど、茶トラ先生の実験室のカギってすご~くアバウトだよね。ええと、番号キーだけど、ぼく、すでに開けられたよ。それにものすご~~~く年代物だよね」
「お前さんはそんなことをやっておったのか?」
「いやいや、ためしに開けてみて、そしてすぐ閉めたよ。だって中に入ったって、ガラクタばかりで金目のものなんてありゃしないし」
「だがしかし、もしやそのテロ組織の連中が、何らかの方法でこのタイムエイジマシンのことを知っておったとしたら、そしてわしは近々物理学会で留守で…、だから何者かがここへ押し入ったのか」
「きっとそうだよ」
「何だかわしは背筋がぞっとしてきたわい」
「ねえ、やっぱり物騒だよね。例のテロ組織の手下が実験室へ忍び込んで、タイムエイジマシンで未来へ行けば…、ねえねえ、少なくとも上等なカギに買い換えれば? 少なくともスーツよりずっと安いと思うし」
「テロ組織などに狙われれば、いくら上等なカギに換えたところで、全く無力だろう」
「じゃ、どうするの? で、方法は、ないことはない?」
「今回の物理学会出席はキャンセルだ。そしてともかく対策を立てなければ。これは徹夜だな」
「じゃ昼間寝るんだね」
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