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バスケで無双
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僕は部活でバスケやってるけど、ちょっと背が低くて、だから補欠で、めったに試合には出してもらえない。
だけどバスケで無双したい。
そんなことぼ~っと考えていたら、ネットで「異世界ショップ」というのがあって、アクセスを見るとそれは街裏の路地の、つまり引っ込んだところにあったのだけど、とりあえず行ってみた。
「こんちわ」
「いらっしゃいませ。ええと、どんな異世界をお探しで?」
「僕バスケで無双したいです!」
「バスケットで無双? はぁ~、そりゃまたどうしたもんでしょう」
「僕中学でバスケやってて、でも補欠…」
「そうですか。そうするとつまり、バスケットのレベルが低く、あなたでも名選手になれるような異世界を探しておられるということですか?」
「そうです♪」
「だけど、はぁ~、そんな異世界あったっけ?」
「ないんですか?」
「う~ん。困りましたねぇ」
「そうか、やっぱりないんですね。ええと、それじゃ…」
「ああ、ちょっと待って。そういえばありますよ。あります。ちょうどいい異世界が」
「本当ですか?」
「ただしその異世界でバスケットが盛んかどうかは分かりません」
「はぁ」
「もしかするとその異世界ではバスケットなんか存在しないかもしれない」
「存在しない?」
「だけどもしそうであったとしても、そこであなたがバスケットを広めればいい。バスケットの先駆者として無双できますよ。それに、仮にその異世界でバスケットをやっていたとしても、そこであなたは間違いなくバスケットで無双出来るでしょう」
「そうなんだ! だけどどうしてその異世界で、バスケで無双できると言えるのですか?」
「その異世界は森の奥にあります。そしてそこには大変勤勉な人たちが住んでいます。しかも綺麗なお姫様もいますし」
「そうなんだ! そりゃいいや。じゃや、そこへ行こうかな♪」
「そうですか。行きますか?」
「はい! で、そこはどんな異世界ですか? で、僕、そこでバスケで無双?」
「そうです。実は、そこは森の奥に住む小人たちのいる異世界なのです。だからあなたは、きっとそこでは国一番の、背の高い人間といえるでしょう」
だけどバスケで無双したい。
そんなことぼ~っと考えていたら、ネットで「異世界ショップ」というのがあって、アクセスを見るとそれは街裏の路地の、つまり引っ込んだところにあったのだけど、とりあえず行ってみた。
「こんちわ」
「いらっしゃいませ。ええと、どんな異世界をお探しで?」
「僕バスケで無双したいです!」
「バスケットで無双? はぁ~、そりゃまたどうしたもんでしょう」
「僕中学でバスケやってて、でも補欠…」
「そうですか。そうするとつまり、バスケットのレベルが低く、あなたでも名選手になれるような異世界を探しておられるということですか?」
「そうです♪」
「だけど、はぁ~、そんな異世界あったっけ?」
「ないんですか?」
「う~ん。困りましたねぇ」
「そうか、やっぱりないんですね。ええと、それじゃ…」
「ああ、ちょっと待って。そういえばありますよ。あります。ちょうどいい異世界が」
「本当ですか?」
「ただしその異世界でバスケットが盛んかどうかは分かりません」
「はぁ」
「もしかするとその異世界ではバスケットなんか存在しないかもしれない」
「存在しない?」
「だけどもしそうであったとしても、そこであなたがバスケットを広めればいい。バスケットの先駆者として無双できますよ。それに、仮にその異世界でバスケットをやっていたとしても、そこであなたは間違いなくバスケットで無双出来るでしょう」
「そうなんだ! だけどどうしてその異世界で、バスケで無双できると言えるのですか?」
「その異世界は森の奥にあります。そしてそこには大変勤勉な人たちが住んでいます。しかも綺麗なお姫様もいますし」
「そうなんだ! そりゃいいや。じゃや、そこへ行こうかな♪」
「そうですか。行きますか?」
「はい! で、そこはどんな異世界ですか? で、僕、そこでバスケで無双?」
「そうです。実は、そこは森の奥に住む小人たちのいる異世界なのです。だからあなたは、きっとそこでは国一番の、背の高い人間といえるでしょう」
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