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1・悪役令嬢は刑を執行される
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「アリアンナ・アンベール。これより刑を執行します」
がたりと重たい音を立てて馬車の扉が開いた。微塵も情けを含まないオドマン伯の声が耳を打った。でも、怖くなんかない。私の内にあるのは、恐怖ではなく、怒りだ。お父さまも私も、何の罪も犯していないのに、理不尽に葬り去られるという運命への、怒り。
「降ろせ」
という声で、私と一緒に馬車に乗っていた兵士が乱暴に私の腕を掴む。
「は、離しなさい、無礼者!」
私はかっとなって男の手を振り払おうとしたけれど、男は馬鹿にしたように笑い、
「はいはい、離しますよ」
と言って私を馬車の外へ突き飛ばした。
足をもつれさせて馬車のタラップをみっともなく転がり落ちたけれど、地面にぶつかる衝撃は殆ど感じない。代わりに、痛いくらいの冷たさ。辺りは一面の白。頬を打つのはみぞれ混じりの突風。少し先もよく見えない程に降雪は激しかった。降り積もった雪の上に私は投げ出されたのだ。
「本当はもっと山深く、という指示だったが、これ以上行くと馬車が引き返せなくなる恐れがあるものでね」
「どこでも同じでしょう。前も見えないし、自分がどこにいるかなんてわからないわ」
そう言い返している間にも、慣れない寒さに唇が強張ってくるのがわかる。けれど、毛皮の外套にくるまれたオドマン伯は更に無慈悲に、
「外套と靴を脱がせろ」
と兵士に命じる。
「触らないで! 自分でやるわ」
兵士を拒み、がたがた震えながら、私は与えられていた薄い外套と靴を脱ぐ。手も足もかじかんで脱ぐのに手間を要したけれど、手を出されたくないので精一杯急いだ。
「靴下もだ」
「――っ」
既に濡れている絹の靴下が防寒の役にたつとも思えないけれど、オドマン伯は嬲るような視線で、刺すように冷たい雪の上に素足で立った私を眺めている。
母の形見の指輪も奪われ、装飾品のひとつもなく、薄着一枚で裸足の娘が吹雪の中に捨てられようとしている。
「アリアンナ・アンベール元侯爵令嬢。貴女は大逆罪で既に処刑されたアンベール元侯爵の唯一の肉親であり、父の罪をその身で償うべきとの判決が言い渡されている。ただ、王太子殿下の婚約者であったという恩恵により斬首は免じられ、追放罪で済む。王太子殿下のご寛容に感謝するがよい」
「なにが寛容なの。こんな所に打ち捨てられて、たった一人で凍死するしかないなんて、惨め以外のなんでもないわ。どうせなら、公開処刑にすれば良かったのよ。そうしたら、思いっきり無実だと叫んで死ねたのに。そうされるのがいやだから、こんな回りくどい事をするんでしょ」
「さすがは罪人の娘、感謝や悔い改めるという事を知らんらしい。おい、あの木に繋げ」
「はっ」
こんな場所から逃げ出せよう筈もないのに、ご丁寧に私は鎖で立ち木に繋がれるらしい。寒さで足が動かなくなりそうだけれど、引きずっていかれるのはいやなので、私は最後の力を振り絞って、自分が繋がれる樹に向かって歩こうとする。
「アリアンナ嬢」
と執行官のオドマンが私の名まえを呼んだ。
「なにかしら」
「恐ろしくはないのか?」
「恐ろしがってもしかたないわ。私が泣いて命乞いをするのを見たかったのなら、残念ね。私はアンベール家の誇りを貫くわ」
出来るだけ声を震わせないよう胸を張って私は言った。けれどそんな私を何故かオドマンはにやにやして見ている。尤も、雪であまり顔は見えないのだけれど、雰囲気でわかる。
「命乞いをすれば、助けてやらなくもないぞ」
「――なんですって?」
「ここにいるのは、私の忠実な部下ばかり。私は、黄金の薔薇と呼ばれた貴女にずっと懸想していた。もし貴女が私の情人になってどこへも逃げないと誓うなら……」
「お断りよ!!」
「素直になったほうがいい。貴女の父だってこんな事は望まなかったろう。ただ一言、私のものになると言えば、暖かい外套と靴を返してあげよう。暖かい宿へ連れて行って出来立ての食事を与えよう」
なるほど、こうやって揺さぶりをかける為に靴下まで取り上げたという訳か。凍えて動けなくなってひとりで死ぬのを覚悟したのに、また熱いスープが飲めるのだという申し出は、確かに魅力的ではあった。でも。
「私はおまえなんかに屈しないわ! いつかきっとお父さまの無実はあきらかになるわ。その時に、アンベールの娘は誇りを貫いて死んだのだと、無実の許婚を残酷に死なせたのだと、ジュリアン王子が僅かでも悔いる事を願いながら死ぬわ」
こんな卑劣な男に飼われる生より、誇りある死を選ぶ。お父さまが望もうと望むまいと、私にはそれしかない。アンベール家の最後の者として誇りを折れば、天の国でお父さまに会わせる顔がない。
「くっ、強情な。後悔するぞ!」
「しないわ。無理に連れ帰ったりしたら、逃げ出しておまえの罪を訴えてやるから」
「……そこまで言うなら、氷漬けになって死ぬがいい! 春になって雪が溶けたら、獣がおまえの屍を喰らうだろう」
「どうでもいいわ」
もう早く帰って欲しい。薄着はみぞれに濡れて凍りながら肌に貼りついている。立っているのも限界に近付きそうだった。
オドマンの命令で兵士はふらふらの私を樹の幹に縛り付ける。
「せいぜい長生きする事だな。ではさらばだ」
「――」
言い返す気力もない私の目の前で、オドマンは馬車に乗り込み、雪煙をあげて吹雪のなかを遠ざかっていった。私はゆっくりとしゃがみ込む。兵士もさっさと切り上げたかったようで、縛り方は緩かったが、だからと言って抜け出す体力はもう残っていない。
だれもいない。吹雪の中、裸足で私はたったひとりだった。
「……おとうさま」
呟くと、初めて涙が零れて、それが頬の途中で凍った。
「おとうさま、おとうさま、いまから行くわ……」
小さいうちに母を事故でなくし、私の家族は父ひとりだった。
『アリアンナ。私の小さな薔薇。幸せにおなり。誰よりも幸せな王妃に、きみはなるんだよ……』
優しい青い目にいつも微笑みを絶やさず私を見てくれた。お父さまの為に、私は模範的な王太子の婚約者であろうと努力した。
お父さまの望みを叶えられなくてごめんなさい。幸せになれなくてごめんなさい。お父さまは悪い事なんてしていないよね。誰よりも私の幸せを望んでくれたお父さまが、私をこんな目に遭わせる訳ないもの……。
なのに、みんなの前で断罪されて、処刑されてしまった。国王陛下に信頼され、誰よりも忠誠篤かったお父さまが陛下を暗殺だなんて思い付きさえする筈ないのに、私はお父さまの処刑を無理やり見せられた。かつては愛しているんだと思い込んでいたジュリアンの命令で。あんな男の妃になんて、ならなくてよかった。どっちみち私は、幸せになれない運命だったのかな……。
身体中が切られるように痛み、その感覚もやがてなくなってきた。息をしているのかもさだかではなく、私は眠くなってくる。二度と目覚めぬ眠りにつけば、きっとお父さまに会える……。
――蹄の音だとぼんやり気が付いたのは、もうそれがすぐ傍に迫ってからだった。
「大丈夫か」
大丈夫なわけがない。顔を上げて声の主を見る力もない。オドマンだろうか? ひとりで戻ってくる筈はないけど……。
男はさっと馬から下りて樹にもたれて膝まで雪に埋まっている私に近付いた。大きな掌が、私の頬を包んだ。
「こんなに冷えて。手遅れになる前に見つけられて良かった」
「……だれ……」
まさか、本当に私を助けるつもりなのだろうか。男は鎖を緩めて私を抱き上げた。人と触れれば温かさを感じるかと思ったけれど、私の感覚は麻痺しているようで何も感じない。
「私を、たすけるの?」
男は私の問いにに対して一拍置いてから、
「俺のものになるなら助けてやろう」
と言った。
『ただ一言、私のものになると言えばいい』
さっきのオドマンの台詞が不意に浮かび上がって来た。私は、自分でも、まだこんな力が残っていたのかと驚くような力で男の腕から逃れようと足掻いた。
「アリアンナ?」
「私は誰のものにもならない。弱みに付け込む卑怯者の言うなりになる位なら死んだ方がまし。私は私だけのもののままで、死ぬわ!」
「悪かった。そんなつもりで言ったのでは――」
そんなつもりでないならどんなつもりだというのだ。男なんてみんな一緒だ。私をちゃんと見てくれたのはお父さまだけだった。
「お父さま! お父さまのところへいくの!」
「アリアンナ、危ない」
男が暴れる私を落とすまいと腕に力を込めたので、私は更に抵抗しようとした。
でも流石に体力が尽きたようだった。お父さまを呼びながら、私の意識は闇に落ちて行った。
がたりと重たい音を立てて馬車の扉が開いた。微塵も情けを含まないオドマン伯の声が耳を打った。でも、怖くなんかない。私の内にあるのは、恐怖ではなく、怒りだ。お父さまも私も、何の罪も犯していないのに、理不尽に葬り去られるという運命への、怒り。
「降ろせ」
という声で、私と一緒に馬車に乗っていた兵士が乱暴に私の腕を掴む。
「は、離しなさい、無礼者!」
私はかっとなって男の手を振り払おうとしたけれど、男は馬鹿にしたように笑い、
「はいはい、離しますよ」
と言って私を馬車の外へ突き飛ばした。
足をもつれさせて馬車のタラップをみっともなく転がり落ちたけれど、地面にぶつかる衝撃は殆ど感じない。代わりに、痛いくらいの冷たさ。辺りは一面の白。頬を打つのはみぞれ混じりの突風。少し先もよく見えない程に降雪は激しかった。降り積もった雪の上に私は投げ出されたのだ。
「本当はもっと山深く、という指示だったが、これ以上行くと馬車が引き返せなくなる恐れがあるものでね」
「どこでも同じでしょう。前も見えないし、自分がどこにいるかなんてわからないわ」
そう言い返している間にも、慣れない寒さに唇が強張ってくるのがわかる。けれど、毛皮の外套にくるまれたオドマン伯は更に無慈悲に、
「外套と靴を脱がせろ」
と兵士に命じる。
「触らないで! 自分でやるわ」
兵士を拒み、がたがた震えながら、私は与えられていた薄い外套と靴を脱ぐ。手も足もかじかんで脱ぐのに手間を要したけれど、手を出されたくないので精一杯急いだ。
「靴下もだ」
「――っ」
既に濡れている絹の靴下が防寒の役にたつとも思えないけれど、オドマン伯は嬲るような視線で、刺すように冷たい雪の上に素足で立った私を眺めている。
母の形見の指輪も奪われ、装飾品のひとつもなく、薄着一枚で裸足の娘が吹雪の中に捨てられようとしている。
「アリアンナ・アンベール元侯爵令嬢。貴女は大逆罪で既に処刑されたアンベール元侯爵の唯一の肉親であり、父の罪をその身で償うべきとの判決が言い渡されている。ただ、王太子殿下の婚約者であったという恩恵により斬首は免じられ、追放罪で済む。王太子殿下のご寛容に感謝するがよい」
「なにが寛容なの。こんな所に打ち捨てられて、たった一人で凍死するしかないなんて、惨め以外のなんでもないわ。どうせなら、公開処刑にすれば良かったのよ。そうしたら、思いっきり無実だと叫んで死ねたのに。そうされるのがいやだから、こんな回りくどい事をするんでしょ」
「さすがは罪人の娘、感謝や悔い改めるという事を知らんらしい。おい、あの木に繋げ」
「はっ」
こんな場所から逃げ出せよう筈もないのに、ご丁寧に私は鎖で立ち木に繋がれるらしい。寒さで足が動かなくなりそうだけれど、引きずっていかれるのはいやなので、私は最後の力を振り絞って、自分が繋がれる樹に向かって歩こうとする。
「アリアンナ嬢」
と執行官のオドマンが私の名まえを呼んだ。
「なにかしら」
「恐ろしくはないのか?」
「恐ろしがってもしかたないわ。私が泣いて命乞いをするのを見たかったのなら、残念ね。私はアンベール家の誇りを貫くわ」
出来るだけ声を震わせないよう胸を張って私は言った。けれどそんな私を何故かオドマンはにやにやして見ている。尤も、雪であまり顔は見えないのだけれど、雰囲気でわかる。
「命乞いをすれば、助けてやらなくもないぞ」
「――なんですって?」
「ここにいるのは、私の忠実な部下ばかり。私は、黄金の薔薇と呼ばれた貴女にずっと懸想していた。もし貴女が私の情人になってどこへも逃げないと誓うなら……」
「お断りよ!!」
「素直になったほうがいい。貴女の父だってこんな事は望まなかったろう。ただ一言、私のものになると言えば、暖かい外套と靴を返してあげよう。暖かい宿へ連れて行って出来立ての食事を与えよう」
なるほど、こうやって揺さぶりをかける為に靴下まで取り上げたという訳か。凍えて動けなくなってひとりで死ぬのを覚悟したのに、また熱いスープが飲めるのだという申し出は、確かに魅力的ではあった。でも。
「私はおまえなんかに屈しないわ! いつかきっとお父さまの無実はあきらかになるわ。その時に、アンベールの娘は誇りを貫いて死んだのだと、無実の許婚を残酷に死なせたのだと、ジュリアン王子が僅かでも悔いる事を願いながら死ぬわ」
こんな卑劣な男に飼われる生より、誇りある死を選ぶ。お父さまが望もうと望むまいと、私にはそれしかない。アンベール家の最後の者として誇りを折れば、天の国でお父さまに会わせる顔がない。
「くっ、強情な。後悔するぞ!」
「しないわ。無理に連れ帰ったりしたら、逃げ出しておまえの罪を訴えてやるから」
「……そこまで言うなら、氷漬けになって死ぬがいい! 春になって雪が溶けたら、獣がおまえの屍を喰らうだろう」
「どうでもいいわ」
もう早く帰って欲しい。薄着はみぞれに濡れて凍りながら肌に貼りついている。立っているのも限界に近付きそうだった。
オドマンの命令で兵士はふらふらの私を樹の幹に縛り付ける。
「せいぜい長生きする事だな。ではさらばだ」
「――」
言い返す気力もない私の目の前で、オドマンは馬車に乗り込み、雪煙をあげて吹雪のなかを遠ざかっていった。私はゆっくりとしゃがみ込む。兵士もさっさと切り上げたかったようで、縛り方は緩かったが、だからと言って抜け出す体力はもう残っていない。
だれもいない。吹雪の中、裸足で私はたったひとりだった。
「……おとうさま」
呟くと、初めて涙が零れて、それが頬の途中で凍った。
「おとうさま、おとうさま、いまから行くわ……」
小さいうちに母を事故でなくし、私の家族は父ひとりだった。
『アリアンナ。私の小さな薔薇。幸せにおなり。誰よりも幸せな王妃に、きみはなるんだよ……』
優しい青い目にいつも微笑みを絶やさず私を見てくれた。お父さまの為に、私は模範的な王太子の婚約者であろうと努力した。
お父さまの望みを叶えられなくてごめんなさい。幸せになれなくてごめんなさい。お父さまは悪い事なんてしていないよね。誰よりも私の幸せを望んでくれたお父さまが、私をこんな目に遭わせる訳ないもの……。
なのに、みんなの前で断罪されて、処刑されてしまった。国王陛下に信頼され、誰よりも忠誠篤かったお父さまが陛下を暗殺だなんて思い付きさえする筈ないのに、私はお父さまの処刑を無理やり見せられた。かつては愛しているんだと思い込んでいたジュリアンの命令で。あんな男の妃になんて、ならなくてよかった。どっちみち私は、幸せになれない運命だったのかな……。
身体中が切られるように痛み、その感覚もやがてなくなってきた。息をしているのかもさだかではなく、私は眠くなってくる。二度と目覚めぬ眠りにつけば、きっとお父さまに会える……。
――蹄の音だとぼんやり気が付いたのは、もうそれがすぐ傍に迫ってからだった。
「大丈夫か」
大丈夫なわけがない。顔を上げて声の主を見る力もない。オドマンだろうか? ひとりで戻ってくる筈はないけど……。
男はさっと馬から下りて樹にもたれて膝まで雪に埋まっている私に近付いた。大きな掌が、私の頬を包んだ。
「こんなに冷えて。手遅れになる前に見つけられて良かった」
「……だれ……」
まさか、本当に私を助けるつもりなのだろうか。男は鎖を緩めて私を抱き上げた。人と触れれば温かさを感じるかと思ったけれど、私の感覚は麻痺しているようで何も感じない。
「私を、たすけるの?」
男は私の問いにに対して一拍置いてから、
「俺のものになるなら助けてやろう」
と言った。
『ただ一言、私のものになると言えばいい』
さっきのオドマンの台詞が不意に浮かび上がって来た。私は、自分でも、まだこんな力が残っていたのかと驚くような力で男の腕から逃れようと足掻いた。
「アリアンナ?」
「私は誰のものにもならない。弱みに付け込む卑怯者の言うなりになる位なら死んだ方がまし。私は私だけのもののままで、死ぬわ!」
「悪かった。そんなつもりで言ったのでは――」
そんなつもりでないならどんなつもりだというのだ。男なんてみんな一緒だ。私をちゃんと見てくれたのはお父さまだけだった。
「お父さま! お父さまのところへいくの!」
「アリアンナ、危ない」
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