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第14怪 ある提案
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「そう、聞いてみたんだ。」
「うん。でも、そういう体験はないってはっきりと言われた。それで、その人のこと怒らせたっていうか、気に障ること言っちゃったみたいで…。」
「…私が軽率に聞けなんて言ったからだね。仲が拗れるようなことしちゃって、ごめんね?」
「私…この作品を書き始めてから、おかしな夢を見るようになったし、その人との仲も険悪になった。怖い話は今でも好きだよ?でも、この先を書くのが怖いと思う時がある。」
そう言うと、私は一つ溜息を吐いた。
「でも、百物語は途中でやめられない。途中でやめたら何があるか分からないから、やめるのも怖い。そうでしょ?」
「そう、それがあるから、書ききらないといけない。でもHちゃん言ったでしょ、私の書いた話は一見バラバラだけど、微妙に繋がってる所があるって。これ、見てくれる?最近書いた話なんだけど。」
※※※
入ってもいいですか?入りますよ?…そう言って玄関に立つ怪しい客の話。
入りたい、私も入りたい、この中に入れてぇ…、そう言い傘を覗く、雨の帰り道で何度も出会う女。
「…何これ。またこのセリフ?あんた、何でこんな話選んだのよ。」
「分からない。話のネタはいくつも持ってるのに。…だから、この先どう書いていけば分からなくなった。」
Hちゃんは、うなだれる私の肩をポンと軽く叩いて、それから優しく撫でてくれた。
「私の知り合いにさ、ちょっと面白い人が居るんだ。百物語のネタに、いつかあんたに話そうと思ってたんだけど…そういうのは抜きにして、今度会ってみない?気分転換に。」
「面白いって、どういう?」
「人の後ろに、オーラが見える人。」
私は、それを了承した。
「うん。でも、そういう体験はないってはっきりと言われた。それで、その人のこと怒らせたっていうか、気に障ること言っちゃったみたいで…。」
「…私が軽率に聞けなんて言ったからだね。仲が拗れるようなことしちゃって、ごめんね?」
「私…この作品を書き始めてから、おかしな夢を見るようになったし、その人との仲も険悪になった。怖い話は今でも好きだよ?でも、この先を書くのが怖いと思う時がある。」
そう言うと、私は一つ溜息を吐いた。
「でも、百物語は途中でやめられない。途中でやめたら何があるか分からないから、やめるのも怖い。そうでしょ?」
「そう、それがあるから、書ききらないといけない。でもHちゃん言ったでしょ、私の書いた話は一見バラバラだけど、微妙に繋がってる所があるって。これ、見てくれる?最近書いた話なんだけど。」
※※※
入ってもいいですか?入りますよ?…そう言って玄関に立つ怪しい客の話。
入りたい、私も入りたい、この中に入れてぇ…、そう言い傘を覗く、雨の帰り道で何度も出会う女。
「…何これ。またこのセリフ?あんた、何でこんな話選んだのよ。」
「分からない。話のネタはいくつも持ってるのに。…だから、この先どう書いていけば分からなくなった。」
Hちゃんは、うなだれる私の肩をポンと軽く叩いて、それから優しく撫でてくれた。
「私の知り合いにさ、ちょっと面白い人が居るんだ。百物語のネタに、いつかあんたに話そうと思ってたんだけど…そういうのは抜きにして、今度会ってみない?気分転換に。」
「面白いって、どういう?」
「人の後ろに、オーラが見える人。」
私は、それを了承した。
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