14 / 14
13 お金は大事、命はもっと大事。
しおりを挟む
「お父様…!」
「サーラ…!良かった、お前、すっかり元通りじゃないか。」
「ええ、この方たちのおかげです。」
「…サーラ済まなかった!お前を、あんな所に閉じ込めて。他の家族や使用人たちを守るためとはいえ、酷いことをした。」
「いいえ、当主として皆を守るためのご決断でしたのでしょう?私はお父様を恨みはしません。それより、この方たちを私に引き合わせて下さって、ありがとうございます。」
「サーラ、お前は何という優しい子だ。召喚屋の方々、この度は娘を助けて下さって、誠にありがとうございます。その、料金はいくら程になりますでしょうか?」
「そうですね。上質の聖水とレベル上位の精霊ですから、ランク4ですね。と言っても4の中でも、かなりの高額になります。…占めてこちらの価格になりますが。」
「ううむ…中々いい値段だな。しかし、娘の命より大事なものはない。何より、命あってこそのものだ。」
「そうですね。お金は大事ですが、命の方がもっと大事だと俺も思います。…では改めまして、今回の料金ですが、ランク4の値段で結構です。それを超える分は今回は請求致しません。代わりと言ってはなんですが、この町で自由に商売することを許してもらえないでしょうか?聞いたのです、この町で商売しようと言うなら、このマドレード家の許しが無ければならないと。」
「そうですな、私がこの町の開業届を発行しています。店を持つ者が他所の土地でも商売をやっていくなら、そこの地主に届けを出し規定のお金を払い、許可を貰わねばならない。差額は、その分の料金という訳ですか。しかし…それだと、額が合いませんぞ?私が得をしてしまいます。」
「いいんです。サーラ嬢の快気祝いです、受け取ってください。さっきも言いましたでしょう?お金も大事だけど、それ以上に命がもっと大事だと。魔法使いの彼女も、納得してくれています。」
「はい。アンブラの望みを叶えることができて、サーラ様をお助けできて良かったです。それ以上に大事なことはありません。」
「お2人共…本当に感謝致します。どうぞこの町で、私共のように困っている者の力になってやって下さい。もし何かお困りごとがあったら、是非ご連絡を。今度は、我がマドレード家が力になりますぞ。」
「お2人共、是非またこのアルタの町へ遊びに来て下さいね。お父様とアンブラと、みんなでお待ちしていますわ。」
「はい、ありがとうございます!」
俺たちは、笑顔で手を振るマドレード家の皆に別れを告げた。
「サーラ…!良かった、お前、すっかり元通りじゃないか。」
「ええ、この方たちのおかげです。」
「…サーラ済まなかった!お前を、あんな所に閉じ込めて。他の家族や使用人たちを守るためとはいえ、酷いことをした。」
「いいえ、当主として皆を守るためのご決断でしたのでしょう?私はお父様を恨みはしません。それより、この方たちを私に引き合わせて下さって、ありがとうございます。」
「サーラ、お前は何という優しい子だ。召喚屋の方々、この度は娘を助けて下さって、誠にありがとうございます。その、料金はいくら程になりますでしょうか?」
「そうですね。上質の聖水とレベル上位の精霊ですから、ランク4ですね。と言っても4の中でも、かなりの高額になります。…占めてこちらの価格になりますが。」
「ううむ…中々いい値段だな。しかし、娘の命より大事なものはない。何より、命あってこそのものだ。」
「そうですね。お金は大事ですが、命の方がもっと大事だと俺も思います。…では改めまして、今回の料金ですが、ランク4の値段で結構です。それを超える分は今回は請求致しません。代わりと言ってはなんですが、この町で自由に商売することを許してもらえないでしょうか?聞いたのです、この町で商売しようと言うなら、このマドレード家の許しが無ければならないと。」
「そうですな、私がこの町の開業届を発行しています。店を持つ者が他所の土地でも商売をやっていくなら、そこの地主に届けを出し規定のお金を払い、許可を貰わねばならない。差額は、その分の料金という訳ですか。しかし…それだと、額が合いませんぞ?私が得をしてしまいます。」
「いいんです。サーラ嬢の快気祝いです、受け取ってください。さっきも言いましたでしょう?お金も大事だけど、それ以上に命がもっと大事だと。魔法使いの彼女も、納得してくれています。」
「はい。アンブラの望みを叶えることができて、サーラ様をお助けできて良かったです。それ以上に大事なことはありません。」
「お2人共…本当に感謝致します。どうぞこの町で、私共のように困っている者の力になってやって下さい。もし何かお困りごとがあったら、是非ご連絡を。今度は、我がマドレード家が力になりますぞ。」
「お2人共、是非またこのアルタの町へ遊びに来て下さいね。お父様とアンブラと、みんなでお待ちしていますわ。」
「はい、ありがとうございます!」
俺たちは、笑顔で手を振るマドレード家の皆に別れを告げた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
とあるギルド員の事件簿~辺境の村から来た少年が常識外れの強さをしていた件について~
東稔 雨紗霧
ファンタジー
「冒険者登録をしたいです!」
そう言って辺境にある『ハジハジ村』からやってきた少年、リク
カウンターで受付をしていたトドロキは「自分の適性職が分からない」と言う彼の為にギルドで行っている適性職診断を受けさせるが、担当の職員が困った顔でトドロキに助けを求めてきて……?
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
追放された宮廷薬師、科学の力で不毛の地を救い、聡明な第二王子に溺愛される
希羽
ファンタジー
王国の土地が「灰色枯病」に蝕まれる中、若干25歳で宮廷薬師長に就任したばかりの天才リンは、その原因が「神の祟り」ではなく「土壌疲弊」であるという科学的真実を突き止める。しかし、錬金術による安易な「奇跡」にすがりたい国王と、彼女を妬む者たちの陰謀によって、リンは国を侮辱した反逆者の濡れ衣を着せられ、最も不毛な土地「灰の地」へ追放されてしまう。
すべてを奪われた彼女に残されたのは、膨大な科学知識だけだった。絶望の地で、リンは化学、物理学、植物学を駆使して生存基盤を確立し、やがて同じく見捨てられた者たちと共に、豊かな共同体「聖域」をゼロから築き上げていく。
その様子を影から見守り、心を痛めていたのは、第二王子アルジェント。宮廷で唯一リンの価値を理解しながらも、彼女の追放を止められなかった無力な王子だった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる