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第二話 木(もく)の魔珠
2-02.おいしい実の作り方
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「珠にしろ鏡にしろ、作る時はテンプール先生かぼくがいる時にしてもらいたいんだ。レシュウェルの実力なら特に問題はないと思うけれど、普段の魔法とは違うからね。万一の場合も考えて、正規の魔法使いが同席した方がいいだろうって話していたんだ」
「わかりました」
レシュウェルが答え、横でルナーティアもうなずく。
普段使うことのない魔法だから、元々先生達がいる時に、と思っていたのだ。
「ぼく達がいなかったら、他の先生でもいいとは思うけれど……。見習いのきみ達がパラレル魔界へ行っている、とわかったら、いい顔をしない先生がいるかも知れないしねぇ」
エイクレッドについては、恐らく学内にいるほぼ全員の魔法使いが知っているだろう。
ルナーティアがエイクレッドを保護した次の日、一緒にいる許可をもらうために職員室で話をしているから。
噂程度にしか耳に入っていなくても、大学部の先生も聞いているはず。
その中には「見習いである生徒が、安全とは言いかねるパラレル魔界へ行くなんて」と否定的な先生もいる。
ルナーティアやレシュウェルの場合、好奇心や遊びで行くのではない。エイクレッドが帰れるようにするため、だ。
それでも、そういう先生に魔珠鏡作成時の同席を頼めば、拒否はされなくてもあれこれ言われるかも知れない。
校則で禁止されてない以上、はっきり「やめなさい」と言われることはないとしても、きっといい顔はされないだろう。
リクリスは遠回しに話しているが、二人がそういった先生から叱責にも似た言葉をかけられることを心配しているのだ。
力を失った竜のために、こうしてがんばって動いている見習い魔法使いのやる気を削ぎたくないはない。
そばにいるエイクレッドも「二人が自分のために叱られた」と思えば、余計な気を遣うだろう。
そういった精神的なものも、魔力回復にいい結果を生まないのではないか、とも考えられるのだ。
「もちろん、こころよく付き合ってくださる先生もいらっしゃると思うわ。ただ、この先生はどうだろう、と思いながら頼むのも、ちょっと大変でしょ。私達がどちらもいなかったとしても、それならちょっと待機していて。一日二日くらいなら、素材もそんなに傷まないと思うわ」
「平日はどちらも授業があるので、行くとすれば土曜か日曜になるって話はしていたんですが」
「ああ、そうだね。それなら、だいたいぼくが研究室にいるかな」
休みでもリクリスが研究室にいることを、レシュウェルは前から知っている。エイクレッドを見付けた時も、そのことを知っていたから彼を頼ったのだ。
とりあえず、素材が集まったらリクリスの研究室へ、という流れになりそうである。
「マロージャ先生、あの……魔果のことでお聞きしたいことがあるんです」
魔珠鏡の術の話がまとまったところで、ルナーティアが口を開いた。
「うん、何だい?」
「魔果の実はどうにかできているんですけど……。この前、先生は甘酸っぱい実ができるって話されてたでしょ? でも、昨日と今日できた実をエイクレッドが食べたら、すっぱいって」
日曜日にパラレル魔界で素材を集め、それをレシュウェルが魔法で魔果の木に仕上げ、そばでその過程をリクリスが見守った。
できたその木にルナーティアが魔法で水をやり、月曜日にはちゃんと聞いていた通りの実がなって、エイクレッドが食べたのだが……。
昨日だけでなく、今日もやはり「少しすっぱい」と言われた。もしかしたら、表情を変えないでいられる程度ではあるが、かなりすっぱいかも知れない。
自分も一緒にパラレル魔界へ行き、二人の苦労を見ているから「まずい」とはエイクレッドも言いにくいだろう。
とにかく、聞いていたように「甘酸っぱい味」ではないらしいのだ。
原因は水の加減か、勢いか。
昨日、それらを少し変えて水をやったルナーティアだが、今日できた実にその効果は出なかったのだ。
だとしたら、他にも要因があるのかも知れない。
素材がよくなかったのか、とも思ったが、リクリスが問題ないと言っていたから違うだろう。
レシュウェルが素材から木を作り出してくれたが、もしそこで何か失敗していたら、そばにいたリクリスが指摘しているはず。
……となると、やはりルナーティアの水やりがまずいのだろうか。
原因をどう探ればいいかわからないので、考えが堂々巡りになってしまう。
「で、でも、ちゃんと食べられるよ。何となく身体が温まるような気もするし」
エイクレッドが懸命にフォローしようとする。
この紅竜はまだ子どもながら、気を遣うタイプのようだ。人間なら、ルナーティアより十歳近く下だろうに。
「でもね、せっかく食べるなら、おいしいって思える方がいいじゃない。これから毎日食べることになるのよ。エイクレッドがすっぱい味が好きならいいけど。もしそうじゃないなら、甘酸っぱい方が絶対にいいでしょ」
「それは……そうだけど」
味がわかる以上、個々の好みは別として、竜だっておいしいと思える食べ物の方がいいはずだ。
「しばらく手探りで、おいしくなる方法を見付けられたらって思ってました。だけど、考えてみたら少しでも早い方がいいなって。エイクレッドがいつ帰れるようになるかわからないし、それなら食べる物くらいおいしいものをあげたいんです。図書館で調べてみたけど、味については載ってなくて。どうやったら、おいしい魔果を作れますか」
「うーん……」
リクリスが困ったように腕を組む。
「ごめんよ、今すぐには答えられない。木や実の作り方はともかく、これは人間が食べるものではないし、ぼくも味まで意識したことがなかったからね」
リクリスは正直に謝る。こういう質問が出るとは、想像もしなかった。
ここで適当なことを言っても、ルナーティアがそのようにやっておいしい実ができなければすぐにばれる。
「獣は苦ければ毒、すっぱければ腐っているとみなすんだ。どんな味でも食べてしまうのは、人間くらいかな。竜が普通の獣と同じような味覚の判断をするかはわからないけれど、確かに毎日食べるならおいしい方がいいよね。わかった、ぼくの方でも調べてみるよ。エイクレッドも、もう少し待ってて」
「うん」
小さな竜は、嬉しそうにうなずいた。
☆☆☆
水曜日にできた魔果は、エイクレッド曰く「味がない」ものだった。
日曜日と月曜日にやった水が多かったのかと思い、ルナーティアは木に注ぐ水を火曜日は控えてみたのだが、残念ながら逆効果だったようだ。
とりあえず、水の量はそれまでのものに戻しておく。
一応、自分がどれだけの水を木にやっているかをチェックしているものの、これは普通の水まきとは違って魔法で行う水まき。
なので、魔法が安定していないルナーティアがやっても、かなり適当な部分がありそうだ。
それでも、エイクレッドは文句を言うこともなく、魔果を食べてくれている。
自分の魔力回復のためとは言え、作り手側であるルナーティアは早くまともな味のものを食べさせてあげたい。
放課後になったら図書館でもう一度調べてみよう、と考えていたが、その前にリクリスから連絡が来た。
個人向けの連絡手段である伝達紙に、魔果の木への水やり方法が書かれていたのだ。
調べてみる、とは言ってくれていたが、まさか昨日の今日でわかるとは思っていなかった。こういう情報をすぐに見付け出すあたり、さすがは教授だ。
「えーと……じょうろでまくように優しく、たっぷりと、かぁ」
普通の植物にするように、ゆっくり水をやるのがポイントらしい。
思い返せば、水量はともかく、やり方はかなり雑と言おうか乱暴にしていたような気がする。少し土がえぐれたりすることもあって、後で平らにならしていたくらいだ。
それがよくなかったのだろうか。わざとではなく、そんなに優秀ではないルナーティアにはまだコントロールしきれていないせいだ。
なので、優しく、という部分をうまくできるかは、正直なところ、あまり自信がない。
とにかくそっと、そしてたっぷりやれば、少なくともこれまでよりはましになる……はず。
「今日の分の水まきは、もうしちゃったから。先生に教えてもらったやり方は、明日からね。エイクレッド、明後日はもう少しおいしいのが食べられるよ」
たぶん、とルナーティアは心の中で付け足す。
「やった」
ルナーティアの言葉に喜ぶエイクレッド。口にしなくても、やはりすっぱかったのだろう。
魔果についてはもう調べる必要がなくなったが、魔珠鏡の素材集めについて調べることはまだ残っている。
予定通り、ルナーティアは図書館へ向かった。
昨日、パフィオの研究室を出て帰る時、レシュウェルがもらった魔珠鏡のレシピをコピーしたものがルナーティアの手元にもある。
わかりやすく表にしてもらって、とても助かった。木の珠についてはこれ、火の珠は……という具合にそれぞれ書かれているので、何を集めればいいかが一目瞭然だ。
その素材を集めるのが大変なのだが、それはルナーティア自身がやろうと決めたこと。もう動き出したのだから、止められない。やめるつもりもない。
「あ、レシュウェルがいるよ」
「わかりました」
レシュウェルが答え、横でルナーティアもうなずく。
普段使うことのない魔法だから、元々先生達がいる時に、と思っていたのだ。
「ぼく達がいなかったら、他の先生でもいいとは思うけれど……。見習いのきみ達がパラレル魔界へ行っている、とわかったら、いい顔をしない先生がいるかも知れないしねぇ」
エイクレッドについては、恐らく学内にいるほぼ全員の魔法使いが知っているだろう。
ルナーティアがエイクレッドを保護した次の日、一緒にいる許可をもらうために職員室で話をしているから。
噂程度にしか耳に入っていなくても、大学部の先生も聞いているはず。
その中には「見習いである生徒が、安全とは言いかねるパラレル魔界へ行くなんて」と否定的な先生もいる。
ルナーティアやレシュウェルの場合、好奇心や遊びで行くのではない。エイクレッドが帰れるようにするため、だ。
それでも、そういう先生に魔珠鏡作成時の同席を頼めば、拒否はされなくてもあれこれ言われるかも知れない。
校則で禁止されてない以上、はっきり「やめなさい」と言われることはないとしても、きっといい顔はされないだろう。
リクリスは遠回しに話しているが、二人がそういった先生から叱責にも似た言葉をかけられることを心配しているのだ。
力を失った竜のために、こうしてがんばって動いている見習い魔法使いのやる気を削ぎたくないはない。
そばにいるエイクレッドも「二人が自分のために叱られた」と思えば、余計な気を遣うだろう。
そういった精神的なものも、魔力回復にいい結果を生まないのではないか、とも考えられるのだ。
「もちろん、こころよく付き合ってくださる先生もいらっしゃると思うわ。ただ、この先生はどうだろう、と思いながら頼むのも、ちょっと大変でしょ。私達がどちらもいなかったとしても、それならちょっと待機していて。一日二日くらいなら、素材もそんなに傷まないと思うわ」
「平日はどちらも授業があるので、行くとすれば土曜か日曜になるって話はしていたんですが」
「ああ、そうだね。それなら、だいたいぼくが研究室にいるかな」
休みでもリクリスが研究室にいることを、レシュウェルは前から知っている。エイクレッドを見付けた時も、そのことを知っていたから彼を頼ったのだ。
とりあえず、素材が集まったらリクリスの研究室へ、という流れになりそうである。
「マロージャ先生、あの……魔果のことでお聞きしたいことがあるんです」
魔珠鏡の術の話がまとまったところで、ルナーティアが口を開いた。
「うん、何だい?」
「魔果の実はどうにかできているんですけど……。この前、先生は甘酸っぱい実ができるって話されてたでしょ? でも、昨日と今日できた実をエイクレッドが食べたら、すっぱいって」
日曜日にパラレル魔界で素材を集め、それをレシュウェルが魔法で魔果の木に仕上げ、そばでその過程をリクリスが見守った。
できたその木にルナーティアが魔法で水をやり、月曜日にはちゃんと聞いていた通りの実がなって、エイクレッドが食べたのだが……。
昨日だけでなく、今日もやはり「少しすっぱい」と言われた。もしかしたら、表情を変えないでいられる程度ではあるが、かなりすっぱいかも知れない。
自分も一緒にパラレル魔界へ行き、二人の苦労を見ているから「まずい」とはエイクレッドも言いにくいだろう。
とにかく、聞いていたように「甘酸っぱい味」ではないらしいのだ。
原因は水の加減か、勢いか。
昨日、それらを少し変えて水をやったルナーティアだが、今日できた実にその効果は出なかったのだ。
だとしたら、他にも要因があるのかも知れない。
素材がよくなかったのか、とも思ったが、リクリスが問題ないと言っていたから違うだろう。
レシュウェルが素材から木を作り出してくれたが、もしそこで何か失敗していたら、そばにいたリクリスが指摘しているはず。
……となると、やはりルナーティアの水やりがまずいのだろうか。
原因をどう探ればいいかわからないので、考えが堂々巡りになってしまう。
「で、でも、ちゃんと食べられるよ。何となく身体が温まるような気もするし」
エイクレッドが懸命にフォローしようとする。
この紅竜はまだ子どもながら、気を遣うタイプのようだ。人間なら、ルナーティアより十歳近く下だろうに。
「でもね、せっかく食べるなら、おいしいって思える方がいいじゃない。これから毎日食べることになるのよ。エイクレッドがすっぱい味が好きならいいけど。もしそうじゃないなら、甘酸っぱい方が絶対にいいでしょ」
「それは……そうだけど」
味がわかる以上、個々の好みは別として、竜だっておいしいと思える食べ物の方がいいはずだ。
「しばらく手探りで、おいしくなる方法を見付けられたらって思ってました。だけど、考えてみたら少しでも早い方がいいなって。エイクレッドがいつ帰れるようになるかわからないし、それなら食べる物くらいおいしいものをあげたいんです。図書館で調べてみたけど、味については載ってなくて。どうやったら、おいしい魔果を作れますか」
「うーん……」
リクリスが困ったように腕を組む。
「ごめんよ、今すぐには答えられない。木や実の作り方はともかく、これは人間が食べるものではないし、ぼくも味まで意識したことがなかったからね」
リクリスは正直に謝る。こういう質問が出るとは、想像もしなかった。
ここで適当なことを言っても、ルナーティアがそのようにやっておいしい実ができなければすぐにばれる。
「獣は苦ければ毒、すっぱければ腐っているとみなすんだ。どんな味でも食べてしまうのは、人間くらいかな。竜が普通の獣と同じような味覚の判断をするかはわからないけれど、確かに毎日食べるならおいしい方がいいよね。わかった、ぼくの方でも調べてみるよ。エイクレッドも、もう少し待ってて」
「うん」
小さな竜は、嬉しそうにうなずいた。
☆☆☆
水曜日にできた魔果は、エイクレッド曰く「味がない」ものだった。
日曜日と月曜日にやった水が多かったのかと思い、ルナーティアは木に注ぐ水を火曜日は控えてみたのだが、残念ながら逆効果だったようだ。
とりあえず、水の量はそれまでのものに戻しておく。
一応、自分がどれだけの水を木にやっているかをチェックしているものの、これは普通の水まきとは違って魔法で行う水まき。
なので、魔法が安定していないルナーティアがやっても、かなり適当な部分がありそうだ。
それでも、エイクレッドは文句を言うこともなく、魔果を食べてくれている。
自分の魔力回復のためとは言え、作り手側であるルナーティアは早くまともな味のものを食べさせてあげたい。
放課後になったら図書館でもう一度調べてみよう、と考えていたが、その前にリクリスから連絡が来た。
個人向けの連絡手段である伝達紙に、魔果の木への水やり方法が書かれていたのだ。
調べてみる、とは言ってくれていたが、まさか昨日の今日でわかるとは思っていなかった。こういう情報をすぐに見付け出すあたり、さすがは教授だ。
「えーと……じょうろでまくように優しく、たっぷりと、かぁ」
普通の植物にするように、ゆっくり水をやるのがポイントらしい。
思い返せば、水量はともかく、やり方はかなり雑と言おうか乱暴にしていたような気がする。少し土がえぐれたりすることもあって、後で平らにならしていたくらいだ。
それがよくなかったのだろうか。わざとではなく、そんなに優秀ではないルナーティアにはまだコントロールしきれていないせいだ。
なので、優しく、という部分をうまくできるかは、正直なところ、あまり自信がない。
とにかくそっと、そしてたっぷりやれば、少なくともこれまでよりはましになる……はず。
「今日の分の水まきは、もうしちゃったから。先生に教えてもらったやり方は、明日からね。エイクレッド、明後日はもう少しおいしいのが食べられるよ」
たぶん、とルナーティアは心の中で付け足す。
「やった」
ルナーティアの言葉に喜ぶエイクレッド。口にしなくても、やはりすっぱかったのだろう。
魔果についてはもう調べる必要がなくなったが、魔珠鏡の素材集めについて調べることはまだ残っている。
予定通り、ルナーティアは図書館へ向かった。
昨日、パフィオの研究室を出て帰る時、レシュウェルがもらった魔珠鏡のレシピをコピーしたものがルナーティアの手元にもある。
わかりやすく表にしてもらって、とても助かった。木の珠についてはこれ、火の珠は……という具合にそれぞれ書かれているので、何を集めればいいかが一目瞭然だ。
その素材を集めるのが大変なのだが、それはルナーティア自身がやろうと決めたこと。もう動き出したのだから、止められない。やめるつもりもない。
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