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経歴、動機

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情報社会で生き抜く上で必要になるIT機器の使いこなし。
求められる生産性、話題性、技術性全てITを使うことを前提とした生活を社会的に行っている。
これらを使わない、不便で非生産な時間に費やす生活を送る権利は、全ての人間関係をリセットした者、社会的成功を治めた者、経済社会から逸脱(時給自足を主とした者、伝統的な生活を送る民族、種族など)した者位だろう。
非生産性とは手の込んだ物をわざわざ作る、自動車や電車など使わない、仕事をする以外の時間に費す量が多いということだ。
お金の事を気にしない、人の目を気にしない、生産性を必要としない、とあるならばやはり社会から逸脱した者しか得られない権利だろう。
しかし、上記で挙げられた人間関係を全てリセット、時給自足、伝統的な生活を送る種族は社会的地位を確立していない可能性がある為外部の干渉でその生活が崩れる事は十分にあり得る。
対して成功者は、不動産、株式、外貨、債権、著作権料、印税などで恒常的な資金を得られる仕組みを作り上げているかもしれない。
前置きが長くなり、テーマからそれたがアナログで不便な生活に飽きたら、すぐ資本社会に戻る事が出来る。メリハリをつけることができるのだ。
今回は一つの例として、とある富裕層が社会的逸脱を果たし、多忙で生産的な生活から開放された社会人の話。
家庭フランス、ドイツ料理を岐阜でオープンし、全国的にチェーン展開をしてきた。
度重なる出張、抜け目のない経営計画、従業員のモチベーション維持、医師との会話、為替の
確認、社員間の問題解決責任を問われるなど。外食の国際化に尽力し、中央アジア料理なども現地からヘッドハンティングをした。回転率を上げ、顧客を大切にもてなす価格以上の商品を提供することで支持を得た。またアルバイトはおらず、すべて正社員で行っている。
今日から不便な生活を始める。近くにコンビニやスーパーなどの商業施設はおろか、車も交通手段もない。スマホもパソコンもない。一軒家がありそこで暮らすことになったが、食べ物も自分で用意しなければならない。大変な生活を許容できる自分の目論見が甘かったと後悔するだろうが、段階的に行うべきだった。
自分の想いが相手に理解されないのはレベルが上がったからだろうか?
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