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第2章 世界中の色を見る旅
予想外!?
しおりを挟むまだ真夜中ですがおはようございます。
体にあたる強風と豪雨、そして雷の爆音に叩き起こされ、気付いたらさっきまで寝ていた場所が遠くの方に見えていて、そして更に浮遊感もあり、現在、木から落ちるリンゴの気分を味わっている龍新です。
まぁここに物理学者がいるわけでもリンゴになった訳でもないのですが…
はいそうです、ただの雨の事ばかり考えていて台風のことを考えていませんでした!!
あ、これヤバイ!!滑空しようにも風向きが不規則過ぎて制御出来ない!!そして豪雨で視界真っ白!!雷の爆音で聴覚が使えない!!
ええい!こうなったらヤケじゃ!!( ゚д゚)
翼を広げ、空気中の魔素の流れを感じ取りながら翼に魔力を全力で注ぎ込み、空気を後ろに押し込みながら飛ぶ!!どこに着くか分からないけど、巨大樹に突っ込んだり地面とキスするくらいなら真っ直ぐ飛んだ方が安全!
…のはず!!
まだ成体になりきっていない銀の龍は、まだ周りは闇に包まれ、風はごうごうと吹き荒れ、雨は目が開けないほどの勢いで全身に激しく降り注ぎ、飛んでいると言うよりか、吹き飛ばされているような形で、闇の中を一心不乱に飛んで行く。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
うーん…結構飛んできたと思うんだけど…相変わらず雨風はめちゃくちゃ強いわ、雷はガンガン鳴ってるわ、暗闇で今飛んでる高さも分からないわで、現在位置も分からん!!
…まぁでも飛ぶコツと風を読むコツは掴めたのは予想外の収穫だな!
飛行のコツを掴めた事によって慢心していた龍新だった。
しかし、完璧にマスターしたかと言われればそうではない、風を読むコツを掴めたと言ってもフラフラと、今にも墜落しそうなほど不安定な状態で飛んでいる時に、いきなり強い横風を受ければどうなるか…それは火を見るよりも明らかな事だった…
ちょ、待って!?いきなりの横風は聞いてない!!あ、くそ!バランスが取れない!!そして翼も開けない!?あ、ヤバイ!!
落ちるぅぅぅぅうううあああああ!!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ Д°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
案の定、バランスを失い、速度を失った龍新は、きりもみ状態となり、回転しながら真っ逆さまに地上に落ちていった…
グォォォォォ………
バキバッキャ!!!メリメリィ!!ドガァァン!!
ズズズズドォォォォォォォォン!!!!!!
雨と風が吹き荒れ、そして雷が地に降り注ぐ闇の中、何かの鳴き声の後、木々がなぎ倒される音、そして何かが地面に激しく衝突し、地面を抉りながら進むような、謎の音が嵐の中で虚しく響き渡った…
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