双子の世界見聞録〜転生したら生まれた集落で忌子呼ばわりされたからとりま双子の妹と一緒に世界を回ることにした話〜

瑠璃川翡翠

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壱章 始まりの街・ステンリア

八話、最高のお礼だぜ!!

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「だー!もう!!一斉に話すなし!!俺ら耳一個しかついてねぇんだわ!!」


怒涛のマシンガントークに我慢なんなくなったから取り敢えず大声上げて妨害した!!だって無理だから!!


「一つずつ質問してくれよ。ちゃんと答えるからさ。答えられる範囲なら、だけど」


「此方にも少し特殊な事情があるから…」


流石にいきなり俺ら双子の御使です!!って言う訳にもいかねぇからな。なるべく力を完璧に使いこなせるまで公言するなって言うししょーの遺言だ。死んでねぇけど。


「じ、じゃあボクからいいかな?」


「何だジャック」


「リリーフィエとこの森の魔法動植物は違うのかな。見た目とか、種類とか」


これに関しては風華の方が分かるな。俺にはさっぱりだし??


「そうだね…魔法動物は、私達の家の近くの森にいた子達の方が知性はあったよ。基本無差別には人を襲わないし…勿論例外はあるんだけどね。植物の種類は圧倒的にリリーフィエの方が多いよ。こっちの森も空気綺麗だったけど、リリーフィエは特別空気が澄んでて、動植物達が暮らしやすいんだと思う」


「成程…空気か…漂っている魔力も何か違うのかな…ますます気になる…」


「じゃあマスターの意思を継いで私が。魔力は何か違うの?」


「あっちのが強いよ。リリーフィエが安全に暮らせてるのは町のギルドの連中のお陰だし、なにより魔力濃度が濃いんだ」


魔力濃度。これは、風華みたいに多少なりとも魔法を使う奴にとっては命綱みたいなモノだ。体内で生成される魔力には限りがあるし、使うと減る。だから、魔力が足りなくなった時は、空気中に漂う魔力を吸収する。

因みに俺は神力以外では基本物理の理由は、魔力を持ってないからだ。魔力回路って言うんだけど、これは生まれつき持ってる奴と持ってない奴が本当綺麗に半数に分かれる。俺と風華も例外なく分かれたんだ。俺が魔力を感じられるのは、精霊達がいるからで、普通に魔力を持たない人間は、それすらも感知出来ないんだよ。


「ほへえ…やっぱり幻って言われてるだけあるんだねぇ…」


「インプット完了しました。幻の町リリーフィエについての情報、2%上昇」


「ありがとうマキア」


やっぱ魔導人形なんだなぁ…普通の人間みたいに見えるけど


「あ!質問責めしてる場合じゃないんだよ!?お礼!お礼しないと!!」


忘れてたんか?コイツ…


「何がいいかなぁ…」


「では、街案内は如何でしょう。私がお二人を案内致します」


「お、マジで?俺達来たばっかだからそれは有り難てぇけど…マキアは外に出て大丈夫か?」


魔導人形ってやっぱ良くも悪くも目立つし…壊れたりとかしたら、俺達じゃ責任追えないし


「なら、ボクも着いてくよ。こんなお礼で大丈夫かな」


「ううん、助かるよ。まだ来て数時間だし、土地勘も掴めてないから」


「では、決まりですね。最適なマップを更新します」


何か楽しそうだな!!魔導人形の道案内か…ワクワクするぜ!!
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