双子の世界見聞録〜転生したら生まれた集落で忌子呼ばわりされたからとりま双子の妹と一緒に世界を回ることにした話〜

瑠璃川翡翠

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壱章 始まりの街・ステンリア

十二話、俺達に任せとけよ!!

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「あ!おはよう二人共!よく眠れた?」


「お陰様でな。至れり尽くせりで少し申し訳無かったけど」


「でも、ご飯とか美味しかった」


待遇が良すぎて少し引いた。因みに俺は、ローブの時以外は眼帯付けて、風華は認識阻害魔法って言うのを自分に掛けてるらしい。前に俺にも掛けようとしてくれたけど、眼帯カッコいいから遠慮した!!

認識阻害魔法は、名前の通りだな!例えば、林檎に認識阻害魔法を掛けると、それが見えなくなったり別の物に見えたりする。風華は自分の目に認識阻害魔法を掛けてるから、目の色は同じに見えてるらしい。確認したらマジで同じ色でビビった。ローブを着てる理由はししょーが着とけって言ってたからだ!!


「良かった。此処の人達は優しいからね!気に入ってくれたなら嬉しいよ!」


「おう、此処なら快適に過ごせそうだ」


「疲れが取れている様子で何よりです」


ジャックとマキアに連れられて、俺達はもう一回スタディアへと向かってる。頼み事としか聞かされてないんだけど…


「頼み事って何?」


「あ、そう言えば言ってなかったね。えっと、実はボクとマキア、後何人かのギルドメンバーで、新しい研究に必要なサンプルを採りに行くんだけど、其処には強い魔獣が出るって有名でね…他のギルドに頼んでもいいんだけど、ボク達、力では圧倒的ミジンコだから、詐欺レベルの依頼料にされて…」


「だから俺らに護衛頼みたいってことか?」


にしても、そう言うのあるんだなぁ…何処も面倒いな、協力すれば利益得られんのにそれを普通に手放すとか馬鹿だと思う?


「う、うん。重ね重ね本当に申し訳ないんだけど、頼みの綱が二人しか居なくて…」


「私は別に…お世話になったし」


「風華がいいなら、俺は何も言わねえよ」


あーあー、ジャックの奴目を輝かせてるよ。そんな大層な事でもねぇんだけど…


「本当にありがとう!!二人はすごく優しいんだね!勿論依頼料も払うよ!あと、かなり期間がいるんだ。種類も多くて、採集量もかなりある。だから、その間の宿代はボク達が負担するよ。勿論、行かない日もあるから、その時は好きに街を見て回って!」


「そんなにして貰わなくても…」


「ボクがしたいんだ!あの平原は、とても良い場所なんだけど、ボク達は戦闘能力が殆ど0だから、貴重な魔法植物があるって知ってても手が伸びなかったんだ…だから、今回こうやって足を踏み出せたのも二人のお陰なんだ!これくらいやらせて!」


本当お人好しだな此奴…普通に有難いけどさ。まぁ、魔獣討伐くらいならお茶の子さいさいだからな!楽勝な依頼だぜ!


「厚意は受け取っておけ、だったろ風華」


「…うん」


風華の頭をクシャって撫でて俺達はギルドへと足を踏み入れた。却説!!依頼だ依頼だ!!
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