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壱章 始まりの街・ステンリア
十五話、こう言う奴らって意味分からんよな。取り敢えずブッ飛ばす!!
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「今日はジャックの奴遅いな~」
「何かあったのかな。私達から行ってみる?」
「そだな。場所はこの五日で覚えたし」
せんせーとヴィントール事件から早六日。案の定期間が伸びて、今日がラストの筈なんだけど約束の時間を過ぎてもジャックが来ねぇんだよな。彼奴律儀だし、時間に遅れることなんかねぇんだけどな。
「取り敢えず行ってみっか!」
「うん。どうしたんだろうね」
風華と駄弁りながら宿屋の階段を降りて外へ出る。あ~曇りかぁ。テンション下がるぅ~。
「曇りだけど活気あるな。街の奴ら、明るい奴が多いんだろうな!」
「そうだね。でも、雨降りそう」
「そだな~」
嫌な天気だな。ヴォルトが少し忙しないのは雷でも来るか…あ、ヴォルトは雷の下級精霊の名称だ。可愛いんだぞ。
「アンタ達!!」
「ん?」
何か顔面蒼白の男が俺達に走り寄って来たんだが。何だ?カツアゲでもされたんか?
「スタディアが…!ジャック先生達が大変なんだよ!!助けてくれ!!」
「どう言うこと?詳しく聞かせて」
「…隣国で、魔術師と非魔術師が対立したのは知ってるよな」
あー、新聞に載ってたやつな。それがどうかしたのか?隣国だし、ステンリアは関係ねぇだろうに。それに、何でスタディアが?
「その隣国の対立に影響された非魔術師がスタディアを襲ったんだ!!」
「…!?」
「あの人達は戦えない!急いで行ってやってくれ!俺は良く助けて貰って…でも…戦えないんだ…!アンタ達は良くスタディアの人達と居ただろ!?だから頼む!!助けてやってくれ!!彼奴等の狙いはマキアだ!」
マキア?何でマキアを狙うんだ?にしても、わざわざ戦闘能力の無いスタディアを襲うとか下劣じゃねぇか!!
「…行こう兄さん」
「勿論だ。アンタは避難してろ。大丈夫だ、俺達が何とかしてやる」
「済まない…気を付けてくれ!」
オッサンは頭を下げると、そのまま走り去って行った。スタディアは直ぐそこだ。急がなきゃな
「風華、走るぞ」
「うん」
俺達は、同時に走り出し、スタディアへと向かう。群衆のどよめきがいつもよりも騒々しい。やがて、色んな野次馬が集まるスタディアへと到着した。スタディアのギルドは固く扉が閉まってる。お、窓からジャックが見えんな。
「…ジャック!!」
「…!ライハ君!?こっち!!」
其処にはボロボロのギルドとそのメンバー達。そして有志で集まったであろう、非魔術師を止めている奴らが居た。俺達の姿を確認したジャックは一瞬だけ扉を開いて、俺達は其処へと滑り込んだ。ふぃ~疲れた。
「それで、何があった」
「二人を迎えに行く少し前、彼らがギルドを訪ねてきたんだ。そしたら…急に武器を取り出して…ボクらは戦闘能力は無いから…何とか何人か外に出して、助けを呼んで貰って…今はギルド内から追い出せた感じなんだ」
「…私達にこの事を教えてくれた人が、彼らはマキアさんを狙ってるって。どう言う事?」
風華がそう問い掛けると、ジャックは小さく頷いて、自身の胸元に手を当てた。にしても、ギルド内も酷いな…この前採りに行ったサンプルとかも散乱してる…
「マキアの原動力である輪廻石と、組み込まれてる半永久的に電力を供給する雷伝石が狙われたんだ。この前説明した通り、マキアは魔法石である輪廻石と、鉱物である雷伝石を組み込んだ、魔術と科学の融合体だ。その2つの石は世界的に見ても珍しいから…きっと、融合体であるマキアに組み込まれてるのが面白く無いんだよ…でも…守れなかったんだ…」
俺と風華は息を呑んだ。ジャックのその言葉と今にも泣きそうな顔で、幾ら察しが悪い俺でも気が付く。
「雷伝石が…盗られちゃったよ…」
「…輪廻石は無事なのか?」
「うん…何とかそれだけは守れた…でも…」
狙ってるって事は、破壊された可能性は低い。何より、一時的にマキアを動かす為の雷なら、何とか出来る。
「…ジャック、俺達に依頼しろ」
「え…?」
「雷伝石の奪取とスタディアの防衛。報酬は1つ。これから見る事、全てを他言無用にする事だ」
さあ、乗るか乗らないか。お前次第だ。ジャック。
「…わかった。ライハ君、フウカちゃん…お願い…雷伝石を取り戻して、ギルドを守って…マキアを…ボク達を助けて!」
「嗚呼、了解だ」
「依頼、完遂するよ」
却説、久しぶりに大暴れと行きますかね!!
「何かあったのかな。私達から行ってみる?」
「そだな。場所はこの五日で覚えたし」
せんせーとヴィントール事件から早六日。案の定期間が伸びて、今日がラストの筈なんだけど約束の時間を過ぎてもジャックが来ねぇんだよな。彼奴律儀だし、時間に遅れることなんかねぇんだけどな。
「取り敢えず行ってみっか!」
「うん。どうしたんだろうね」
風華と駄弁りながら宿屋の階段を降りて外へ出る。あ~曇りかぁ。テンション下がるぅ~。
「曇りだけど活気あるな。街の奴ら、明るい奴が多いんだろうな!」
「そうだね。でも、雨降りそう」
「そだな~」
嫌な天気だな。ヴォルトが少し忙しないのは雷でも来るか…あ、ヴォルトは雷の下級精霊の名称だ。可愛いんだぞ。
「アンタ達!!」
「ん?」
何か顔面蒼白の男が俺達に走り寄って来たんだが。何だ?カツアゲでもされたんか?
「スタディアが…!ジャック先生達が大変なんだよ!!助けてくれ!!」
「どう言うこと?詳しく聞かせて」
「…隣国で、魔術師と非魔術師が対立したのは知ってるよな」
あー、新聞に載ってたやつな。それがどうかしたのか?隣国だし、ステンリアは関係ねぇだろうに。それに、何でスタディアが?
「その隣国の対立に影響された非魔術師がスタディアを襲ったんだ!!」
「…!?」
「あの人達は戦えない!急いで行ってやってくれ!俺は良く助けて貰って…でも…戦えないんだ…!アンタ達は良くスタディアの人達と居ただろ!?だから頼む!!助けてやってくれ!!彼奴等の狙いはマキアだ!」
マキア?何でマキアを狙うんだ?にしても、わざわざ戦闘能力の無いスタディアを襲うとか下劣じゃねぇか!!
「…行こう兄さん」
「勿論だ。アンタは避難してろ。大丈夫だ、俺達が何とかしてやる」
「済まない…気を付けてくれ!」
オッサンは頭を下げると、そのまま走り去って行った。スタディアは直ぐそこだ。急がなきゃな
「風華、走るぞ」
「うん」
俺達は、同時に走り出し、スタディアへと向かう。群衆のどよめきがいつもよりも騒々しい。やがて、色んな野次馬が集まるスタディアへと到着した。スタディアのギルドは固く扉が閉まってる。お、窓からジャックが見えんな。
「…ジャック!!」
「…!ライハ君!?こっち!!」
其処にはボロボロのギルドとそのメンバー達。そして有志で集まったであろう、非魔術師を止めている奴らが居た。俺達の姿を確認したジャックは一瞬だけ扉を開いて、俺達は其処へと滑り込んだ。ふぃ~疲れた。
「それで、何があった」
「二人を迎えに行く少し前、彼らがギルドを訪ねてきたんだ。そしたら…急に武器を取り出して…ボクらは戦闘能力は無いから…何とか何人か外に出して、助けを呼んで貰って…今はギルド内から追い出せた感じなんだ」
「…私達にこの事を教えてくれた人が、彼らはマキアさんを狙ってるって。どう言う事?」
風華がそう問い掛けると、ジャックは小さく頷いて、自身の胸元に手を当てた。にしても、ギルド内も酷いな…この前採りに行ったサンプルとかも散乱してる…
「マキアの原動力である輪廻石と、組み込まれてる半永久的に電力を供給する雷伝石が狙われたんだ。この前説明した通り、マキアは魔法石である輪廻石と、鉱物である雷伝石を組み込んだ、魔術と科学の融合体だ。その2つの石は世界的に見ても珍しいから…きっと、融合体であるマキアに組み込まれてるのが面白く無いんだよ…でも…守れなかったんだ…」
俺と風華は息を呑んだ。ジャックのその言葉と今にも泣きそうな顔で、幾ら察しが悪い俺でも気が付く。
「雷伝石が…盗られちゃったよ…」
「…輪廻石は無事なのか?」
「うん…何とかそれだけは守れた…でも…」
狙ってるって事は、破壊された可能性は低い。何より、一時的にマキアを動かす為の雷なら、何とか出来る。
「…ジャック、俺達に依頼しろ」
「え…?」
「雷伝石の奪取とスタディアの防衛。報酬は1つ。これから見る事、全てを他言無用にする事だ」
さあ、乗るか乗らないか。お前次第だ。ジャック。
「…わかった。ライハ君、フウカちゃん…お願い…雷伝石を取り戻して、ギルドを守って…マキアを…ボク達を助けて!」
「嗚呼、了解だ」
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却説、久しぶりに大暴れと行きますかね!!
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