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肆章 氷雪の国・スノーメイル
四十八話、割ともう離れたくない
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「体調は平気か?」
「うん。もうすっかり大丈夫。でも、レオンの事はヴィクトールさんから聞いたけど…私達がこんなにのんびりしてても大丈夫なの?」
「嗚呼。せんせー達が次の依頼に向かう場所を決めて、出発の為の食糧とかの調達もしてくれるらしい。俺達の本来の目的は世界の見聞だからな。ちゃんと見てこいだとさ」
今日の朝に、ヴィクトールが風華の退院手続きをする為に病院に行って、その後に俺が迎えに行った。どうやら、俺が行く前にレオンの話を一足早くヴィクトールが話したらしい。
「スフィリエラが、此処は根菜や珍しい花とかが有名なんだって言ってた。何から見て回る?後、最後で良いからセルシウスの所にも行きたい」
「嗚呼。取り敢えず、この辺り歩いて見ようぜ。此処に来てからあんまりゆっくり見る機会無かったろ」
「そうだね。ちゃんと見て回ろう」
スフィリエラのお陰で積もっていた雪が少しずつ溶け始めて、家の形や道の作り、其々の家で育ててる野菜何かの姿も見える様になった。それに、国の奴らも顔も明るい。狭い所だから国より村って感じだけど…これもまた良いな。
「あ!!お兄ちゃん!」
「おお~、どうしたよ。また母さんに叱られたのか?」
「違うよ!お礼を届けに来たの!」
この子どもは、依頼を何回か熟す内に懐いた奴だ。手元に持ってるバスケットを覗くと、色んな種類の野菜が入っていた。
「お姉ちゃんにも助けて貰ったって人いっぱい居たよ!これは、僕達から皆へのお礼!家で育ててる野菜を持って来たんだ!」
「ありがとう。南瓜に馬鈴薯…人参…暫くは野菜に困らないね」
「あっちにあるご飯屋さんも美味しいよ!僕の友達の家なんだ!だから遊びに行ってあげてね。彼奴、国を守ってくれたヒーローと話したいって言ってたし!」
ヒーロー…悪くない響きだな。にしても、やっぱり根菜の種類が豊富だわ。ポトフとかにしたら絶対美味い。具材は根菜と…ウィンナーだな。
「じゃあ、僕はもう戻るね!改めて、ありがとう!お兄ちゃん、お姉ちゃん!」
「おう!気を付けて帰れよ~」
「ありがとう~」
俺と風華は子どもに手を振って、バスケットを抱え直した。やっぱズッシリしてんな。持てない程ではねえけど…
「て言うか風華。お前、彼奴と知り合いだったのか?」
「火の魔法を使って、炊き出しのお手伝いとかをしてたの。後は暖炉に使う為の薪を乾かしたり、畑の作物を守る為の魔法薬を作ったりね」
「…結構色々やってたんだな」
俺の知らない所で、風華がかなり活躍してたらしい。こんなに一緒に居ない期間初めてだったからなあ…何だか寂しいぜ。
「取り敢えず、飯食おうぜ!腹減っちまった」
「そうだね。じゃあ、彼処のお店に行ってみよう」
風華と肩を並べて歩き出す。うん、やっぱ隣には風華が居ないと何か味気ねえよ!落ち着くな。風華の隣は…
「うん。もうすっかり大丈夫。でも、レオンの事はヴィクトールさんから聞いたけど…私達がこんなにのんびりしてても大丈夫なの?」
「嗚呼。せんせー達が次の依頼に向かう場所を決めて、出発の為の食糧とかの調達もしてくれるらしい。俺達の本来の目的は世界の見聞だからな。ちゃんと見てこいだとさ」
今日の朝に、ヴィクトールが風華の退院手続きをする為に病院に行って、その後に俺が迎えに行った。どうやら、俺が行く前にレオンの話を一足早くヴィクトールが話したらしい。
「スフィリエラが、此処は根菜や珍しい花とかが有名なんだって言ってた。何から見て回る?後、最後で良いからセルシウスの所にも行きたい」
「嗚呼。取り敢えず、この辺り歩いて見ようぜ。此処に来てからあんまりゆっくり見る機会無かったろ」
「そうだね。ちゃんと見て回ろう」
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「あ!!お兄ちゃん!」
「おお~、どうしたよ。また母さんに叱られたのか?」
「違うよ!お礼を届けに来たの!」
この子どもは、依頼を何回か熟す内に懐いた奴だ。手元に持ってるバスケットを覗くと、色んな種類の野菜が入っていた。
「お姉ちゃんにも助けて貰ったって人いっぱい居たよ!これは、僕達から皆へのお礼!家で育ててる野菜を持って来たんだ!」
「ありがとう。南瓜に馬鈴薯…人参…暫くは野菜に困らないね」
「あっちにあるご飯屋さんも美味しいよ!僕の友達の家なんだ!だから遊びに行ってあげてね。彼奴、国を守ってくれたヒーローと話したいって言ってたし!」
ヒーロー…悪くない響きだな。にしても、やっぱり根菜の種類が豊富だわ。ポトフとかにしたら絶対美味い。具材は根菜と…ウィンナーだな。
「じゃあ、僕はもう戻るね!改めて、ありがとう!お兄ちゃん、お姉ちゃん!」
「おう!気を付けて帰れよ~」
「ありがとう~」
俺と風華は子どもに手を振って、バスケットを抱え直した。やっぱズッシリしてんな。持てない程ではねえけど…
「て言うか風華。お前、彼奴と知り合いだったのか?」
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「…結構色々やってたんだな」
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