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千鶴と私
喪失
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舌での愛撫を続けながら手を太ももまで移動させると、本人は無自覚なのだろうが彼女の腰が何かを期待するようにぐっと持ち上がった。
己の欲望をなんとか押さえて、あえて秘部には触れずにその周辺を撫で回し、可愛らしいまあるいお尻を揉んだ。
「んっ、んん…」
千鶴が物足りなさそうに喘ぐ。
私も久しぶりのセックスに、充分に焦らす余裕はなかった。
耐えきれずにショーツの中に手を入れる。
千鶴はそれだけで身体を小さく震わせ、一際甲高い声をあげた。
まだ触れてもいなかったのに、既にぬるりと生暖かく蕩けている。
「…すごい濡れてる」
思わず声に出た。
「だ、だって…私….
…。
そんなこと言わないでください…」
千鶴は恥ずかしそうに手で顔を覆った。
その行為のあまりの愛らしさに、私の中のサディスティックな部分が顔を出す。
「千鶴さんは初めてなのにこんなに感じちゃうんですね」
そのまま敏感な部分を中指で擦りあげると、腰をくねらせてさせてよがる。
「んんっ、
あっ、あぁっ!」
「どうしてですか?一人で触っていたんですか?」
首を懸命に横に振るが、そんなわけがない。
この子はそもそも私の官能小説を愛読しているような性に興味のある子なのだ。
攻める指を止めずに彼女の耳を舐めながら質問をする。
「私の本を読んでシてたんでしょう」
「ちがっ、せんせぃ…あっ!ひあぁ…
っっっ!!!」
千鶴は自分の口を思いっきり押さえ、声を堪えながら、私の腕の中で何度も痙攣した。
私の指が、彼女を絶頂させた。
ひとまず刺激を止め、彼女の呼吸が整うまで腰を撫でて待つ。
「…はぁ…はあ…
……。
せんせいは…、そんな子きらいですか…?」
息も絶え絶えに、涙目でそう尋ねてきた。
「とても可愛いですよ」
そう本心を答えると安心したように微笑み、キスをねだってきた。
私も我慢も限界に近い。
深く舌を絡ませながら充分すぎるほど膨らんだ股間を千鶴の太ももに押し付ける。
千鶴はビクンと驚いたが、恐る恐るたどたどしい仕草でそのものに触れてきた。
「先生のも、凄く熱くなってる…」
控えめに指先だけで上下にこする。そのフェザータッチがもどかしい。
私はついにズボンも下着も脱いでしまい、ペニスを露にして彼女の手を誘導した。
少しひんやりした汗ばんだ手にしっとりとつつまれる。
千鶴はえらく興奮しているようで形を確かめるように触りながら呼吸を荒くしていた。
私はそんな千鶴のショーツも脱がせ、再び愛撫を始める。
私自身の興奮も凄まじく、少しの刺激でドクリと波打ち、先から透明のとろりとした液体が溢れた。
千鶴は快感に身体を反応させながらも、その液体を掬って先端をくすぐるような動きをした。
思わず声が出る刺激だ。咄嗟に千鶴の手を離させた。
「だめ…でした?」
「駄目ですよ。
…気持ちよすぎる」
もう駄目だ。
千鶴の足を持ち、性器の先を密着させる。
しかし性欲に支配されかけた頭にひとつの理性が水を差した。
しばらく女と縁遠かったため避妊具がない。
そんな私の思考を察したかのように千鶴は口を開いた。
「あの私…薬飲んでて…だから…そのまま…」
その言葉は私の理性を簡単に打ち砕いてしまった。
そのままズブズブと腰を沈めていく。
何者も受け入れたことのない千鶴の中は、狭く引っ掛かるような抵抗感がある。
しかし溢れるほどに濡れたそこはぬるぬるとしていて温かい。
「うぅ…ぐっ…」
千鶴が小さく呻く。流石に痛いのだろう。
「ごめんなさい、痛いですか?」
「大丈夫です…
先生、キスしてください…」
また口づけをねだってきた。
この子は自分に惚れているのだなと感じて気分が良い。
小さなキスを何度も繰り返しながら、ゆっくりと腰を動かす。
しばらくすると千鶴も慣れてきたのか、苦しそうな声にも甘い吐息が混ざりだす。
ぬるぬるぐちゃぐちゃと粘膜の擦れる感覚に脳が蕩けそうになる。
実のところ、生でするのは初めてだった。
久々なこともありあまり長くは持ちそうにないが、少しは慣れたとは言え初めての千鶴にはかえって良かったかもしれない。
「せんせっ…気持ちいい…?」
絞り出すような声で千鶴が尋ねる。
「えぇ…とても気持ち良いですよ」
そう答えると彼女のナカがぐっと絞まった。
射精感が込み上げる。
自然と腰の動きが速くなった。
「あぅっ、先生…!」
千鶴が必死にしがみつく。
「んっ、もう…イキそう…」
「先生のっ…中にっ、中に出してください…!」
なんてわるいこなんだ。
千鶴の唇に喰らうように吸い付く。
息もままならないほど激しく舌を絡め、唾液を交換しあう。
このまま奥に…
どくん
これまでにないほどの快楽に支配される。
まだ高校生の子に、直接性器の粘膜を交わらせ、膣内に精液を注ぎ込んでしまった。
そんな本来、モラル的にやってはいけないことをやってしまったが、今はどうでも良かった。
「わたし、先生とずっとこうしたかった」
千鶴を抱き締め、まだ繋がったまま余韻に浸っていると彼女をはそう呟いた。
私は何と答えるべきかわからず、また考えることも出来ず、ただその頬に優しくキスをした。
それだけで満たされたような微笑みを浮かべる彼女を見て、私も性的快楽だけでは得られない満足感を覚える。
射精後特有の倦怠感のせいでひどい眠気に襲われた。千鶴も初めての行為に疲れたようでウトウトとしている。私たちは少しの間抱き合いながら眠った。
それから半年と少しが経ち、千鶴は高校を卒業したりと生活に変化はあったが関係は未だに続いている。
己の欲望をなんとか押さえて、あえて秘部には触れずにその周辺を撫で回し、可愛らしいまあるいお尻を揉んだ。
「んっ、んん…」
千鶴が物足りなさそうに喘ぐ。
私も久しぶりのセックスに、充分に焦らす余裕はなかった。
耐えきれずにショーツの中に手を入れる。
千鶴はそれだけで身体を小さく震わせ、一際甲高い声をあげた。
まだ触れてもいなかったのに、既にぬるりと生暖かく蕩けている。
「…すごい濡れてる」
思わず声に出た。
「だ、だって…私….
…。
そんなこと言わないでください…」
千鶴は恥ずかしそうに手で顔を覆った。
その行為のあまりの愛らしさに、私の中のサディスティックな部分が顔を出す。
「千鶴さんは初めてなのにこんなに感じちゃうんですね」
そのまま敏感な部分を中指で擦りあげると、腰をくねらせてさせてよがる。
「んんっ、
あっ、あぁっ!」
「どうしてですか?一人で触っていたんですか?」
首を懸命に横に振るが、そんなわけがない。
この子はそもそも私の官能小説を愛読しているような性に興味のある子なのだ。
攻める指を止めずに彼女の耳を舐めながら質問をする。
「私の本を読んでシてたんでしょう」
「ちがっ、せんせぃ…あっ!ひあぁ…
っっっ!!!」
千鶴は自分の口を思いっきり押さえ、声を堪えながら、私の腕の中で何度も痙攣した。
私の指が、彼女を絶頂させた。
ひとまず刺激を止め、彼女の呼吸が整うまで腰を撫でて待つ。
「…はぁ…はあ…
……。
せんせいは…、そんな子きらいですか…?」
息も絶え絶えに、涙目でそう尋ねてきた。
「とても可愛いですよ」
そう本心を答えると安心したように微笑み、キスをねだってきた。
私も我慢も限界に近い。
深く舌を絡ませながら充分すぎるほど膨らんだ股間を千鶴の太ももに押し付ける。
千鶴はビクンと驚いたが、恐る恐るたどたどしい仕草でそのものに触れてきた。
「先生のも、凄く熱くなってる…」
控えめに指先だけで上下にこする。そのフェザータッチがもどかしい。
私はついにズボンも下着も脱いでしまい、ペニスを露にして彼女の手を誘導した。
少しひんやりした汗ばんだ手にしっとりとつつまれる。
千鶴はえらく興奮しているようで形を確かめるように触りながら呼吸を荒くしていた。
私はそんな千鶴のショーツも脱がせ、再び愛撫を始める。
私自身の興奮も凄まじく、少しの刺激でドクリと波打ち、先から透明のとろりとした液体が溢れた。
千鶴は快感に身体を反応させながらも、その液体を掬って先端をくすぐるような動きをした。
思わず声が出る刺激だ。咄嗟に千鶴の手を離させた。
「だめ…でした?」
「駄目ですよ。
…気持ちよすぎる」
もう駄目だ。
千鶴の足を持ち、性器の先を密着させる。
しかし性欲に支配されかけた頭にひとつの理性が水を差した。
しばらく女と縁遠かったため避妊具がない。
そんな私の思考を察したかのように千鶴は口を開いた。
「あの私…薬飲んでて…だから…そのまま…」
その言葉は私の理性を簡単に打ち砕いてしまった。
そのままズブズブと腰を沈めていく。
何者も受け入れたことのない千鶴の中は、狭く引っ掛かるような抵抗感がある。
しかし溢れるほどに濡れたそこはぬるぬるとしていて温かい。
「うぅ…ぐっ…」
千鶴が小さく呻く。流石に痛いのだろう。
「ごめんなさい、痛いですか?」
「大丈夫です…
先生、キスしてください…」
また口づけをねだってきた。
この子は自分に惚れているのだなと感じて気分が良い。
小さなキスを何度も繰り返しながら、ゆっくりと腰を動かす。
しばらくすると千鶴も慣れてきたのか、苦しそうな声にも甘い吐息が混ざりだす。
ぬるぬるぐちゃぐちゃと粘膜の擦れる感覚に脳が蕩けそうになる。
実のところ、生でするのは初めてだった。
久々なこともありあまり長くは持ちそうにないが、少しは慣れたとは言え初めての千鶴にはかえって良かったかもしれない。
「せんせっ…気持ちいい…?」
絞り出すような声で千鶴が尋ねる。
「えぇ…とても気持ち良いですよ」
そう答えると彼女のナカがぐっと絞まった。
射精感が込み上げる。
自然と腰の動きが速くなった。
「あぅっ、先生…!」
千鶴が必死にしがみつく。
「んっ、もう…イキそう…」
「先生のっ…中にっ、中に出してください…!」
なんてわるいこなんだ。
千鶴の唇に喰らうように吸い付く。
息もままならないほど激しく舌を絡め、唾液を交換しあう。
このまま奥に…
どくん
これまでにないほどの快楽に支配される。
まだ高校生の子に、直接性器の粘膜を交わらせ、膣内に精液を注ぎ込んでしまった。
そんな本来、モラル的にやってはいけないことをやってしまったが、今はどうでも良かった。
「わたし、先生とずっとこうしたかった」
千鶴を抱き締め、まだ繋がったまま余韻に浸っていると彼女をはそう呟いた。
私は何と答えるべきかわからず、また考えることも出来ず、ただその頬に優しくキスをした。
それだけで満たされたような微笑みを浮かべる彼女を見て、私も性的快楽だけでは得られない満足感を覚える。
射精後特有の倦怠感のせいでひどい眠気に襲われた。千鶴も初めての行為に疲れたようでウトウトとしている。私たちは少しの間抱き合いながら眠った。
それから半年と少しが経ち、千鶴は高校を卒業したりと生活に変化はあったが関係は未だに続いている。
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