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3章

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 修学旅行最終日!今日はUSJだからたのしむぞ!
 園内では自由班。私は蒼と優心と回ることになっている。暁くんたちも野球部で回るみたい。結局みんなで写真は一枚もとっていない。今日は撮れるといいな。
「次あれ乗ろ!早く!」
「まって、りんが限界」
前行った遊園地の時もこんな事があったなー優心の体力の下限はどこなのだろうか?
「大丈夫??てか、ごめんよまた、連れ回してる。私もここにいる。」
そうゆう事で私達はベンチに座って休んだり、お店に入ってお土産をかったりした。集合時間まであと15分。私達は暁くんたちより早く集合場所で待っていた。すると大勢の野球部が走ってきてその中に3人がいた。バスに向かっている時優汰くんが
「写真とんない?結局みんなで写真撮ってないし。瞬也も写真ならいいだろ?じゃあ、撮るぞ!ハイッチーズ!」
みんなで写真が撮れて嬉しかった。修学旅行はとても楽しかった。帰りのバスの中、私は蒼に言われたことをもう一回考えてみた。でも前と同じ気持ちだったから残念なような不思議な気持ちになった。暁は私のことどう思ってるのかな?バスの中私は後ろの席で寝ている暁くんのことを考えていた。帰るとき暁くんが
「りん、これから総体に向けて忙しくなるから一緒に帰れなくなるわ。だから今度の土日良かったらふ、二人でどっか行かない?GWも合宿とかで会えなかったりするから」
「え?うん!行きたい!」
「あ、まじで、よかったーどうしても行きたいとこあってさ、りんがいてくれてよかったわ」
そうゆうわけで、私達は次の週の休み高校生の大会を見に野球場へいった。どうしても行きたいとこって野球場、やっぱ、野球好きなんだなって思った。この学校ってうちの高等部じゃん。高校でも野球やるんだね。頑張れ。隣で目をきらきらさせながら試合を観戦している暁に向かってそんなことを思った。
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