私の人生リスタート

雷衣

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第一章

第6話

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「誰だ!」
ルーチェは木剣を持って草むらに近づいた。
人影が見え、ルーチェは戦闘態勢に入った。
しかし、出てきたのはなんと、リンデン侯爵家の三男の、ランデル・ラ・リンデンだった。
(この人は、リンデン侯爵家の三男の…、ランデル・ラ・リンデン?)
「…公子?何故ここに?」
と、ルーチェは不思議そうな顔をしてきいた。
「父に令嬢の剣術を見てこいと言われたので。それより、どうして、あそこにいるってわかったんだ?」
と、ランデルは目を輝かせてきいた。
「音がしたので。外は暑かったでしょう、中へどうぞ。」
と言って、ルーチェはランデルを応接間に通した。
「改めて、ルーチェ・ド・チュトラリーと申します。」
と、ルーチェはランデルに挨拶をした。
「ランデル・ラ・リンデンだ。俺に敬語なんて使わないでいいよ。」
と、ランデルはこたえた。
(なんで、この人敬語を使わないの?まぁ、でも剣術の腕はいいらしいから稽古をつけてもらう分には…。)
「そう?草むらに隠れて私の練習を見ていたの?」
「別に隠れたつもりはなかったけど、そうだよ。」
(隠れたつもりはなかった?あれは、誰が見ても隠れていたわ!)
「で、見ていた感想は?」
と、半分呆れたようにルーチェが言った。
「思ったより良かった。だから、1回俺と勝負しよう!」
ルーチェは、驚いて動きが止まってしまった。
(勝負?自分が何言ってるか分かってる?私に勝ちたいだけ…?)
その反応を見たランデルは、
「大丈夫だよ。俺が見た感じ結構な腕だった。いい勝負になると思う。」
と言った。
「分かったわ。」
と言うと、2人で外に移動し、木剣を持った。
「真剣勝負だぞ!」
と、ランデルが言った。
「言われなくても。」
と、ルーチェがこたえると、ランデルは攻撃してきた。
ルーチェはそれを振り払い、体勢を低くして攻めに入った。
何度も剣がぶつかる音がした。
ルーチェの突き技をランデルが避け、ランデルが振り下ろした剣を避けるため、ルーチェは背後に行って、力強く剣を振り下ろした。
ランデルは受け止めたが、剣が割れ、ルーチェの勝利となった。
(私、勝ったの!)
勝敗が決まると、こっそり見ていたレンディスがルーチェに言った。
「上手くなったな。」
ルーチェは、南部に言っていたはずの父がいることに驚いた。
「パパなんでここに…?」
「任務が終わったからな。」
と、レンディスがこたえる。
(そっか、やっと帰ってきたんだ。)
「おかえり、パパ!」
レンディスは、ルーチェに向かって微笑むと、ランデルに
「稽古をつけてくれたこと、礼を言う。」
と、言うと邸の中に入っていった。
「決着ついたし、俺は帰ろうかな。」
と、ランデルは言った。
「門まで送るわ。」
と、ルーチェが剣を置きながら言った。
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