私の人生リスタート

雷衣

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第二章

第21話

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「お母様の肖像画、ある…?」
といった。レンディスは、少し悩んで
「あぁ、ある。なぜ急にこんなことを聞くんだ?」
「夢で見たの…。お母様を。お母様は、色々なことを教えて下さったわ。なぜ私がお母様のことを覚えていなかったのかとか…。だから、もう一度、お母様の顔を見たいの…。」
と、ルーチェが言った。
「…そんなことが。分かった。良いだろう。時間がある時に見るといい。北館の最上階の部屋にある。鍵はこれだ。」
と言って、レンディスは金色の鍵を取り出した。
「ありがとう、パパ!」
(ゆっくり見たいから、侯爵邸から帰って来てからにしよう。)

「チュトラリー公爵令嬢、お久しぶりですね。」
と言ったのは、アモール・ラ・リンデンだった。
アモールは、ハーデン大公の一人娘で、勉学に優れた人だった。
ハーデン大公家は、アルセント公爵家よりも前になくなっており、末裔である、アモールが当時令息であったウィンテルと、婚約をし、大公家は、跡継ぎがいなくなり滅んでしまった。
「お久しぶりです、リンデン侯爵夫人。」
と、ルーチェは笑顔でこたえた。
「ランに会いにいらっしゃったのでしょう?こちらにどうぞ。」
と言って、夫人はルーチェを応接間に通した。
「今、ランを呼んでおりますので。」
「ありがとうございます。」
しばらくすると、
「ルーチェ久しぶり!」
と、後ろからランデルの声がした。
すると、夫人の眉がピクリと動いた。
それに気づいたランデルは、挨拶を改めて
「お久しぶりです、チュトラリー公爵令嬢。」
と、言い直した。
ルーチェは、心の中で大爆笑していた。
「お久しぶりですね。」
すると、侯爵夫人が立ち上がり、ルーチェに
「私は、用事がありますのであとはランデルに任せます。失礼致します。」
「はい。ありがとうございました。」
とルーチェが言うと、夫人は笑顔でお辞儀をすると去ってしまった。
「礼儀正しくなんて性にあわないよ。」
と、ランデルが言った。
「そうだろうとは思ってた。」
と、ルーチェは笑って言った。
「剣の稽古できたんだろ?」
「そうよ。そう出なかったらドレスで来るもの。」
と、ルーチェが答えた。
すると、ランデルが笑って
「そうだな。」
と言った。

「ランデル剣が横になってる。」
と、ルーチェが言うと、ランデルはすぐに、剣をまっすぐにした。
そして何回も剣がぶつかる音がした。
すると、いきなり何かが落ちる音がした。
「俺の負けだ。」 
と、ランデルが言った。そう、落ちたのはランデルの剣だった。
「やっぱ、ルーチェは強いな。」
「ありがとう。」
と、ルーチェは水を飲みながら言った。
「そういえば、皇太子殿下が婚約者を決めるって噂されていたぞ。」 
(殿下が…?セリーナを推薦したけど、結局誰になるのかしら…。)
「そうなの?候補者は?」
「えっと…、リシアール伯爵令嬢と、ラグチェ侯爵令嬢だったような…。」
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