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第四章
Chapter.10 いざ、インドへ!
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いざ、インドへ!
8月27日 インド
インドに到着して3日目
四人は、インドのニューデリーから、列車に乗ってバラナシの地を踏んだ。美智の情報だと、この街の近くの村で幸来紗はボランティア活動をしているという。美智は、一人旅でインドに行くから会いたい、と幸来紗と約束をしていた。
四人は、駅からオートリキシャ(インド特有のタクシー、客は二人しか乗れない)二台に分けて乗り込み、20分程度走り、幸来紗の住む村の近くの4つ星ホテルにチェックインした。
4日目、四人は幸来紗のいる小学校のがある村を訪ねた。村の住宅は、泥を固めて造ったような小さな平屋の家が無造作に並んでいる。四人は幸来紗が働く小学校を確認すると、美智がひとりで訪ねることにした。
「じゃあ、みっちー、あとは頼んだ」智成がそう言うと、三人はホテルに戻った。
作戦Aとして、美智のみで説得してみることにしていた。
美智が学校の教室を覗いて回ると、幸来紗は教卓に立ち、子供たちに英語を教えている。
授業が終わり、幸来紗が教室から出てくるタイミングで、美智は声をかける。
「さ・ら・さ」
幸来紗はびっくりして振り返る。
「美智! 本当に来てくれたんだ! 嬉しいよ。元気してた」
二人はハグをする。
「元気、元気! それにしても、さすが幸来紗だね。小学校でボランティアなんて。お慈悲の心が強い。頭が下がります」
「一人でニューデリーから来たんでしょ。大丈夫だった?」
「ニューデリー駅前のメインバザールに泊まったんだけどさ、人も動物も、特に牛、入り混じってさ、超カオスだったよ。駅前でツアーの客引きにめっちゃ声かけられたけど、あやしいからスルーしてた」
「あの辺りは特に詐欺が多いから、スルーして正解。バラナシの街は行った?」
「まだ。駅から直接ここに来たから」
「バラナシも、凄くカオスだよ」
「今度、案内してよ。面白そう」
「OK。明後日、休みだから行こうよ。案内するよ」
二人は久々の再開で楽しそうに話した。
6日目、幸来紗と美智はバラナシの、ガンジス川がよく見えるレストランのテラスで二人は食事をした。ガンジス川でも沐浴している人々もあちこちに見られる。
「ねえ、幸来紗、私しばらく、バラナシに滞在しようと思うんだけど、頻繁に会える?」
「ぜんぜん平気だよ」幸来紗は嬉しそうに答えて続ける。
「そういえば、美智、仕事はどうしたの?」
「実はね…… 辞めちゃった。なんか、いまいち自分には向いてないかなーって思って」
「本当に? それなら、ボランティアしちゃえば?」
幸来紗は、いかにも一緒に働きたそうに提案する。
「ちょっと関心あるかも。でも、手続きとかいろいろあるでしょ?」
「明日、責任者に聞いてみるよ」
「分かった。まあ、いずれにせよ、しばらくこの街にいるから」
美智のその言葉に、幸来紗は嬉しそうに笑顔を見せる。
「私、インドにいる間にタージマハルには絶対行きたいと思ってるの。でも、そこそこ遠いし、一人じゃ心細いから、美智、一緒に来ない?」
「いいね! 行きたい、行きたい。一緒に行こう」
二人の会話は、学生時代のように弾んでいた。
「やっぱり、東南アジアの旅があったから、途上国のボランティアに興味持ったわけ?」美智が訊く。
「そうだね。あの経験がなければ、インドでボランティアなんて考えなかったと思うな。世界中で生きる人間の命はみんな同じなのに、国によって格差がひらきすぎ。美智もインドに来てそう思ったでしょ?」
「そう思うよ。あの村の光景からしても、日本の感覚じゃ非現実的。貧しいよね」
「やっぱり、国の発展のためのキーは、教育だと思う。それで教育の支援のボランティアに応募したの。こっちに来て1ヵ月半だけどさ、本当に来て良かった。子供たちも可愛いし。すごいやりがいがある。初めは下痢で苦しんだけどね。美智はお腹大丈夫?」幸来紗は笑いながら訊く。
「今んとこ大丈夫。お腹丈夫なのかな」
美智は、笑いながらお腹をさすると、チャイをすすりながら本題に踏み込み始める。
「幸来紗、実は話したいこともあって来たんだけど」美智の声のトーンは少し険しくなる。
「どうしたの? あらたまって」
「とても、信じられるような話じゃないんだけど、最後まで聞いてくれる?」
「何? 私たちの仲じゃない。美智の言うことは信じるよ。何なの」
「さわりだけ言うと、実はね…… 私んとこに未来人が来た」
「……大丈夫?」幸来紗は唖然とする。
「信じてない?」
「だって、信じられないでしょ」
「信じられないと思うけど、とりあえず最後まで聞いて」
「う、うん……」
「あのさ、私んとこに刑事が訪ねて来たって言ったじゃん」
「そうだ、その人何だったの? 気味悪いよ」
「それがさ、あの人、また私んとこに来てさ、その人が未来人だったの」
友杏から聞いた未来の出来事を詳細に話す美智を、心配そうに見ながら幸来紗は聴き終える。
「……やっぱり、大丈夫? なんかの病気にかかっちゃった?」
「大丈夫です! やっぱりこんな話、信じられるわけないよね?」
美智は、無理もないっといったリアクションだ。
「じゃあ、これが証拠、さっき話した未来の歴史書」
美智は‟読み始めたら止まらない近代日本史”をテーブルに置くと、幸来紗は眉をしかめる。
「あと、これ」
美智は、加えて、友杏が持っていた未来の写真データのプリントを出すと、幸来紗の顔は、合格発表の番号を探すかのように険しくなる。
「誰かに作ってもらったの? 知り合いにCGクリエイターでもいたっけ?」
「とにかく、まずは写真を見てみて!」
「よくできてるね。今の技術ならこういうのって作れるんじゃないの」
幸来紗は疑ってさらりと言う。
「じゃあさ、この歴史書読んでみて。現在から未来で何が起きるか書いてあるから」
幸来紗は、ペラペラっとページをめくる。
「未来で出版されたものだとは信じられないけど、なんか面白そう。読んでみるね」
幸来紗は、別の席に移ると読み始め、45分後、美智の席に戻ってくる。
「すごい面白いね。この本。よくできてるわ。面白いけど、ごめん。信じられない。第三次世界大戦が再来年起こるなんて。誰に作ってもらったの?」
「誰にも作ってもらってないよ。本物。未来の出版社が作ったの。やっぱり、信じられないか……」
美智は肩を落とす。
「ねぇ、もし仮に、このことを私が信じたとして、美智は私にどうして欲しいの?」
「いいポイント訊いてくるねー。あのねぇ、その未来人、松田さんていうんだけど、松田さんといろいろ話してね……」
「美智は、その松田さんとかいう人の話を簡単に信じたわけ?」
話している途中の美智に割って、幸来紗が訊く。
「だってさ、彼女に会った後、5日以内に起こった事件や出来事をみんな当てたんだよ! そりゃ、信じちゃうでしょ」
「……なるほど、それで?」
「それで、いろいろ話してね、東京への核ミサイルや、九州事変を回避するために、幸来紗のお父さん、総理の協力が必要だと思ったわけ。なにか政策でさ、日本が攻撃されないような方向にもっていってほしいのよ」
「具体的には、どんなふうに?」幸来紗は関心ありげに訊く。
「例えば、国防の強化かな。幸来紗からお父さんに話して、そっちの方向にもっていくの。幸来紗ってお父さんから超溺愛されてるじゃん。幸来紗の言うこと、なんでも聞くでしょ?」
「はぁ、そう考えるんだね。まぁ、気持悪いくらい愛されてるみたいだけどね…… っていうか、まだ、私が美智の話を信じきれてないから。それに、お父さんに国防強化して欲しいっていうけど、そんなの無理な相談。お父さん超リベラルだからね。それに、私だってお父さんと同じ考えだし」
幸来紗は少しうっとうしく感じてきた。
「……分かった。とりあえず、その本と写真あげるからさ、見てみて。あと、これ。手紙書いたから、帰ったら読んでみて。
「何、手紙って? あらたまって」
「いいから、いいから。じゃあ、観光の続き。次はどこ案内してくれる?」
美智は幸来紗の気分を損ねたと感じ、話題を変えた
8月27日 インド
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四人は、インドのニューデリーから、列車に乗ってバラナシの地を踏んだ。美智の情報だと、この街の近くの村で幸来紗はボランティア活動をしているという。美智は、一人旅でインドに行くから会いたい、と幸来紗と約束をしていた。
四人は、駅からオートリキシャ(インド特有のタクシー、客は二人しか乗れない)二台に分けて乗り込み、20分程度走り、幸来紗の住む村の近くの4つ星ホテルにチェックインした。
4日目、四人は幸来紗のいる小学校のがある村を訪ねた。村の住宅は、泥を固めて造ったような小さな平屋の家が無造作に並んでいる。四人は幸来紗が働く小学校を確認すると、美智がひとりで訪ねることにした。
「じゃあ、みっちー、あとは頼んだ」智成がそう言うと、三人はホテルに戻った。
作戦Aとして、美智のみで説得してみることにしていた。
美智が学校の教室を覗いて回ると、幸来紗は教卓に立ち、子供たちに英語を教えている。
授業が終わり、幸来紗が教室から出てくるタイミングで、美智は声をかける。
「さ・ら・さ」
幸来紗はびっくりして振り返る。
「美智! 本当に来てくれたんだ! 嬉しいよ。元気してた」
二人はハグをする。
「元気、元気! それにしても、さすが幸来紗だね。小学校でボランティアなんて。お慈悲の心が強い。頭が下がります」
「一人でニューデリーから来たんでしょ。大丈夫だった?」
「ニューデリー駅前のメインバザールに泊まったんだけどさ、人も動物も、特に牛、入り混じってさ、超カオスだったよ。駅前でツアーの客引きにめっちゃ声かけられたけど、あやしいからスルーしてた」
「あの辺りは特に詐欺が多いから、スルーして正解。バラナシの街は行った?」
「まだ。駅から直接ここに来たから」
「バラナシも、凄くカオスだよ」
「今度、案内してよ。面白そう」
「OK。明後日、休みだから行こうよ。案内するよ」
二人は久々の再開で楽しそうに話した。
6日目、幸来紗と美智はバラナシの、ガンジス川がよく見えるレストランのテラスで二人は食事をした。ガンジス川でも沐浴している人々もあちこちに見られる。
「ねえ、幸来紗、私しばらく、バラナシに滞在しようと思うんだけど、頻繁に会える?」
「ぜんぜん平気だよ」幸来紗は嬉しそうに答えて続ける。
「そういえば、美智、仕事はどうしたの?」
「実はね…… 辞めちゃった。なんか、いまいち自分には向いてないかなーって思って」
「本当に? それなら、ボランティアしちゃえば?」
幸来紗は、いかにも一緒に働きたそうに提案する。
「ちょっと関心あるかも。でも、手続きとかいろいろあるでしょ?」
「明日、責任者に聞いてみるよ」
「分かった。まあ、いずれにせよ、しばらくこの街にいるから」
美智のその言葉に、幸来紗は嬉しそうに笑顔を見せる。
「私、インドにいる間にタージマハルには絶対行きたいと思ってるの。でも、そこそこ遠いし、一人じゃ心細いから、美智、一緒に来ない?」
「いいね! 行きたい、行きたい。一緒に行こう」
二人の会話は、学生時代のように弾んでいた。
「やっぱり、東南アジアの旅があったから、途上国のボランティアに興味持ったわけ?」美智が訊く。
「そうだね。あの経験がなければ、インドでボランティアなんて考えなかったと思うな。世界中で生きる人間の命はみんな同じなのに、国によって格差がひらきすぎ。美智もインドに来てそう思ったでしょ?」
「そう思うよ。あの村の光景からしても、日本の感覚じゃ非現実的。貧しいよね」
「やっぱり、国の発展のためのキーは、教育だと思う。それで教育の支援のボランティアに応募したの。こっちに来て1ヵ月半だけどさ、本当に来て良かった。子供たちも可愛いし。すごいやりがいがある。初めは下痢で苦しんだけどね。美智はお腹大丈夫?」幸来紗は笑いながら訊く。
「今んとこ大丈夫。お腹丈夫なのかな」
美智は、笑いながらお腹をさすると、チャイをすすりながら本題に踏み込み始める。
「幸来紗、実は話したいこともあって来たんだけど」美智の声のトーンは少し険しくなる。
「どうしたの? あらたまって」
「とても、信じられるような話じゃないんだけど、最後まで聞いてくれる?」
「何? 私たちの仲じゃない。美智の言うことは信じるよ。何なの」
「さわりだけ言うと、実はね…… 私んとこに未来人が来た」
「……大丈夫?」幸来紗は唖然とする。
「信じてない?」
「だって、信じられないでしょ」
「信じられないと思うけど、とりあえず最後まで聞いて」
「う、うん……」
「あのさ、私んとこに刑事が訪ねて来たって言ったじゃん」
「そうだ、その人何だったの? 気味悪いよ」
「それがさ、あの人、また私んとこに来てさ、その人が未来人だったの」
友杏から聞いた未来の出来事を詳細に話す美智を、心配そうに見ながら幸来紗は聴き終える。
「……やっぱり、大丈夫? なんかの病気にかかっちゃった?」
「大丈夫です! やっぱりこんな話、信じられるわけないよね?」
美智は、無理もないっといったリアクションだ。
「じゃあ、これが証拠、さっき話した未来の歴史書」
美智は‟読み始めたら止まらない近代日本史”をテーブルに置くと、幸来紗は眉をしかめる。
「あと、これ」
美智は、加えて、友杏が持っていた未来の写真データのプリントを出すと、幸来紗の顔は、合格発表の番号を探すかのように険しくなる。
「誰かに作ってもらったの? 知り合いにCGクリエイターでもいたっけ?」
「とにかく、まずは写真を見てみて!」
「よくできてるね。今の技術ならこういうのって作れるんじゃないの」
幸来紗は疑ってさらりと言う。
「じゃあさ、この歴史書読んでみて。現在から未来で何が起きるか書いてあるから」
幸来紗は、ペラペラっとページをめくる。
「未来で出版されたものだとは信じられないけど、なんか面白そう。読んでみるね」
幸来紗は、別の席に移ると読み始め、45分後、美智の席に戻ってくる。
「すごい面白いね。この本。よくできてるわ。面白いけど、ごめん。信じられない。第三次世界大戦が再来年起こるなんて。誰に作ってもらったの?」
「誰にも作ってもらってないよ。本物。未来の出版社が作ったの。やっぱり、信じられないか……」
美智は肩を落とす。
「ねぇ、もし仮に、このことを私が信じたとして、美智は私にどうして欲しいの?」
「いいポイント訊いてくるねー。あのねぇ、その未来人、松田さんていうんだけど、松田さんといろいろ話してね……」
「美智は、その松田さんとかいう人の話を簡単に信じたわけ?」
話している途中の美智に割って、幸来紗が訊く。
「だってさ、彼女に会った後、5日以内に起こった事件や出来事をみんな当てたんだよ! そりゃ、信じちゃうでしょ」
「……なるほど、それで?」
「それで、いろいろ話してね、東京への核ミサイルや、九州事変を回避するために、幸来紗のお父さん、総理の協力が必要だと思ったわけ。なにか政策でさ、日本が攻撃されないような方向にもっていってほしいのよ」
「具体的には、どんなふうに?」幸来紗は関心ありげに訊く。
「例えば、国防の強化かな。幸来紗からお父さんに話して、そっちの方向にもっていくの。幸来紗ってお父さんから超溺愛されてるじゃん。幸来紗の言うこと、なんでも聞くでしょ?」
「はぁ、そう考えるんだね。まぁ、気持悪いくらい愛されてるみたいだけどね…… っていうか、まだ、私が美智の話を信じきれてないから。それに、お父さんに国防強化して欲しいっていうけど、そんなの無理な相談。お父さん超リベラルだからね。それに、私だってお父さんと同じ考えだし」
幸来紗は少しうっとうしく感じてきた。
「……分かった。とりあえず、その本と写真あげるからさ、見てみて。あと、これ。手紙書いたから、帰ったら読んでみて。
「何、手紙って? あらたまって」
「いいから、いいから。じゃあ、観光の続き。次はどこ案内してくれる?」
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