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第九十二話 冒険者ギルド①
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―――時間は、療養院のリフォームを見に来た後まで遡る。
あの日は、冒険者ギルドのギルマスのオリオンさんという方に喚ばれていた。
なにやら、そのギルマスさん。アターキル支部の冒険者代表として、私にポーションのお礼が言いたいらしい。
「ここが、冒険者ギルドか」
薬師ギルドが中央にあり、商業ギルドは、陸路が王都に繋がる西門側。冒険者ギルドは、深層の森近くの東門にある。
東門に通ずる通りは、鍛冶や職人など冒険者愛用の店が沢山あり、賑やかな通りだ。宿屋などは、もう少し街の中央寄りになる。
(ミオ、お前は吾輩に乗れ)
(えぇ?なんで?)
冒険者ギルドに入ろうと歩を進めようとした時、ジョウは顎で背を差した。
(冒険者どもは、男が多い。得物もある。足元を気遣う出来た者もいるが、そんな者は希少だ。今のギルド内の気配では数人しかいないが、粗野が悪い気配が一人分ある。従魔がいれば、見くびられる危険も減るが…結論は、危ないから乗れ)
(分かったよ。ラノベの定番『ガキは家に帰ってネンネしてな』が発動するかもしれないし)
(なんだ、そのチンピラ臭が漂うイベント名は…)
ジョウの説得に観念して、私はジョウの背に跨る間、ジョウは、私の念話に微妙な反応を示す。
だけど、仕方ないじゃん。そういうラノベの展開の出来レースがあるんだよ。
主人公の強さが分からない小物たちが、敢えてドツボにハマりに向かう勇敢な戦いが。
(ぶふっ!?敢えて罠(?)に嵌りに行くとは、其奴はМか!?)
(Мというより、作者の都合上の演出というか、ラノベではテンプレなんだよ)
カッカッカッと笑いながら歩く…外から見ればご機嫌の豹…犬や猫に見えなくもない。
(しかし……私の頭の上にはキュウちゃんが陣取ってるし、レイラは見えないけど、私の肩に乗っているんだよなぁ。見た目、ブー◯らンの音楽隊みたいだな)
有名な物語の一編を思い出し、自然と笑いが込み上げる。幼少の頃に愛読していた童話集の一話だ。あの影の場面が好きで、よく読んでいた。
(ふっ…あの話を再現するには、些か身長が足りないのではないか?)
私の筒抜けな考えを読んで、ニヒルに笑いを零したジョウ。
(確かに大きさは足りないけど、気分はそんな感じだよね~)
ジョウとそんな念話をしながら、開けっ放しになっている冒険者ギルドの扉を潜った。
「こんにちわ~」
朝のピークはとうに過ぎ、お昼過ぎの冒険者ギルドの中は、数人の冒険者が食事処にいるだけだった。
「あ~ん?なん『辞めろ、バカ!』『ゴッ!?』ゲブっ!……」
(おぉう。正に難癖発動仕掛たのに、賢いストッパーがいたとは!?これは、新しい展開か?)
内心ワクワクしながら、彼らを見れば、こちらに向かって軽くお辞儀を返してくれた。私はそれに笑みを讃え、手を振って『気にしてないよ~』と無問題であると伝えた。
私の行動に、あからさまにホッとした彼を不思議に思いつつ、私たちは受付カウンターへ辿り着いた。
「いらっしゃいませ。なにか御用でしょうか?」
ほんわかとした笑みを浮かべた受付嬢さんが、用事を聞いてくれる。
「すみません。ギルマスのオリオンさんに呼ばれてるんですけど…」
と、師匠に渡された手紙を受付嬢さんに渡した。多分、来訪目的などについて書かれてあるはずだ。
「拝見致しま…っす!?…少々お待ち下さい!!」
彼女は書き主を見てギョッとなり、私を再度二度見する。そして、先ほどの言葉を言い終える前に、カウンター奥へと走り去った。
(全く、騒々しい。吾輩を見れば、エイルが保護しているミオだと分かるだろうに)
(それがさ…最近までは、徹底的に情報を秘匿してたみたいだから。よほど上の人じゃなきゃ、分からないんだな。これが)
(ふむ……エイルは有言実行したのだな)
ジョウの感慨深げな表情に、私は師匠の言葉を思い出す。
―――――『貴方のことは、私の持てる全てを使って守りますからね』―――――
師匠がガイア様から加護を得た理由でもあるが、彼は本当に守ってくれていた。過保護だと感じるほどに。
関心するジョウだが、御屋敷に籠もり過ぎて、六法全書みたいな薬草図鑑を読み切れたのは、予想外だったよ。
お日様の光を浴びなきゃ、くる病になっちゃうよ!と何度思ったことか。ある程度、食事で摂取出来るとはいえ、限界があるもんね。
だがおかげで、ポーション問題で延期していた薬師ギルドの試験が、もう少しで行われるそうだ。
♢
オリオン Side
ドンドンドン!
「入れ!」
乱暴に叩かれた扉に怒鳴り、入室の許可を出す。こういう場合、緊急性のものが多い。
「失礼します!」
「どうした!?」
階段を全速力で駆け上がってきたのだろう。息が上がり、肩が上下していた。
「こっ、来られました!」
「誰が?」
「エイル様の『嬢ちゃんか!?』…はいっ!」
遂に来たか。ポーションの発令が国から発表されてから二週間ほど経った。やっとアイツの包囲網が解けたか。
「すぐに通せ!茶も頼む!」
「畏まりました!」
俺の命に、また階段を駆け下りる職員。急いでくれるのは嬉しいが、怪我だけはしてくれるなよ。
☆長くなるので、分けますね✨
あの日は、冒険者ギルドのギルマスのオリオンさんという方に喚ばれていた。
なにやら、そのギルマスさん。アターキル支部の冒険者代表として、私にポーションのお礼が言いたいらしい。
「ここが、冒険者ギルドか」
薬師ギルドが中央にあり、商業ギルドは、陸路が王都に繋がる西門側。冒険者ギルドは、深層の森近くの東門にある。
東門に通ずる通りは、鍛冶や職人など冒険者愛用の店が沢山あり、賑やかな通りだ。宿屋などは、もう少し街の中央寄りになる。
(ミオ、お前は吾輩に乗れ)
(えぇ?なんで?)
冒険者ギルドに入ろうと歩を進めようとした時、ジョウは顎で背を差した。
(冒険者どもは、男が多い。得物もある。足元を気遣う出来た者もいるが、そんな者は希少だ。今のギルド内の気配では数人しかいないが、粗野が悪い気配が一人分ある。従魔がいれば、見くびられる危険も減るが…結論は、危ないから乗れ)
(分かったよ。ラノベの定番『ガキは家に帰ってネンネしてな』が発動するかもしれないし)
(なんだ、そのチンピラ臭が漂うイベント名は…)
ジョウの説得に観念して、私はジョウの背に跨る間、ジョウは、私の念話に微妙な反応を示す。
だけど、仕方ないじゃん。そういうラノベの展開の出来レースがあるんだよ。
主人公の強さが分からない小物たちが、敢えてドツボにハマりに向かう勇敢な戦いが。
(ぶふっ!?敢えて罠(?)に嵌りに行くとは、其奴はМか!?)
(Мというより、作者の都合上の演出というか、ラノベではテンプレなんだよ)
カッカッカッと笑いながら歩く…外から見ればご機嫌の豹…犬や猫に見えなくもない。
(しかし……私の頭の上にはキュウちゃんが陣取ってるし、レイラは見えないけど、私の肩に乗っているんだよなぁ。見た目、ブー◯らンの音楽隊みたいだな)
有名な物語の一編を思い出し、自然と笑いが込み上げる。幼少の頃に愛読していた童話集の一話だ。あの影の場面が好きで、よく読んでいた。
(ふっ…あの話を再現するには、些か身長が足りないのではないか?)
私の筒抜けな考えを読んで、ニヒルに笑いを零したジョウ。
(確かに大きさは足りないけど、気分はそんな感じだよね~)
ジョウとそんな念話をしながら、開けっ放しになっている冒険者ギルドの扉を潜った。
「こんにちわ~」
朝のピークはとうに過ぎ、お昼過ぎの冒険者ギルドの中は、数人の冒険者が食事処にいるだけだった。
「あ~ん?なん『辞めろ、バカ!』『ゴッ!?』ゲブっ!……」
(おぉう。正に難癖発動仕掛たのに、賢いストッパーがいたとは!?これは、新しい展開か?)
内心ワクワクしながら、彼らを見れば、こちらに向かって軽くお辞儀を返してくれた。私はそれに笑みを讃え、手を振って『気にしてないよ~』と無問題であると伝えた。
私の行動に、あからさまにホッとした彼を不思議に思いつつ、私たちは受付カウンターへ辿り着いた。
「いらっしゃいませ。なにか御用でしょうか?」
ほんわかとした笑みを浮かべた受付嬢さんが、用事を聞いてくれる。
「すみません。ギルマスのオリオンさんに呼ばれてるんですけど…」
と、師匠に渡された手紙を受付嬢さんに渡した。多分、来訪目的などについて書かれてあるはずだ。
「拝見致しま…っす!?…少々お待ち下さい!!」
彼女は書き主を見てギョッとなり、私を再度二度見する。そして、先ほどの言葉を言い終える前に、カウンター奥へと走り去った。
(全く、騒々しい。吾輩を見れば、エイルが保護しているミオだと分かるだろうに)
(それがさ…最近までは、徹底的に情報を秘匿してたみたいだから。よほど上の人じゃなきゃ、分からないんだな。これが)
(ふむ……エイルは有言実行したのだな)
ジョウの感慨深げな表情に、私は師匠の言葉を思い出す。
―――――『貴方のことは、私の持てる全てを使って守りますからね』―――――
師匠がガイア様から加護を得た理由でもあるが、彼は本当に守ってくれていた。過保護だと感じるほどに。
関心するジョウだが、御屋敷に籠もり過ぎて、六法全書みたいな薬草図鑑を読み切れたのは、予想外だったよ。
お日様の光を浴びなきゃ、くる病になっちゃうよ!と何度思ったことか。ある程度、食事で摂取出来るとはいえ、限界があるもんね。
だがおかげで、ポーション問題で延期していた薬師ギルドの試験が、もう少しで行われるそうだ。
♢
オリオン Side
ドンドンドン!
「入れ!」
乱暴に叩かれた扉に怒鳴り、入室の許可を出す。こういう場合、緊急性のものが多い。
「失礼します!」
「どうした!?」
階段を全速力で駆け上がってきたのだろう。息が上がり、肩が上下していた。
「こっ、来られました!」
「誰が?」
「エイル様の『嬢ちゃんか!?』…はいっ!」
遂に来たか。ポーションの発令が国から発表されてから二週間ほど経った。やっとアイツの包囲網が解けたか。
「すぐに通せ!茶も頼む!」
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俺の命に、また階段を駆け下りる職員。急いでくれるのは嬉しいが、怪我だけはしてくれるなよ。
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