39 / 138
第一章
第七十三話 師匠との共同制作 製紙Ver.
「さぁ…どうなるでしょうね?」
「レシピが若干違うにょで心配ですが、祈りしかありません」
「ふふっ…なにが出来るか楽しみです」
もはや、紙と違う物が出来る前提でいませんか?師匠。
美白の実に関しては、冒険者ギルドの研究室にあるそうで、この後に転移で取りに行くそうだ。
(……転移で取りに行けるなら、ホワイトスライムの液はいらなかったのでは?)
(違う素材を混ぜたらどうなるか?研究者の血が騒いだのではないか?)
(まぁ、いいんだけどね。師匠には、色々とお世話になってるし、これからもなるし…)
(ならば、つべこべ言わずに、エイルに付き合ってやるといい)
(了解!)
レシピメニューの♪和紙(A5サイズ100枚)を選び、材料を入れたものの…調薬釜よ、頼むぞ。これぞ神頼み…なんちって!?
♢
『チーン!』
調薬を終えた報せが響く。
「どれどれ?……ん?」
パカッと調薬釜の蓋を開ければ、そこにあったのは紙どころの話ではなかった。日本にいた頃、大いにお世話になったアレがあったのだ。
「どうしました?なにがありましたか?」
声を弾ませて、気持ちが抑えられない師匠の『早く見せろ』のお達しが飛んで来る。だがそれも仕方ないか。
ジョウ曰く、研究者の血が騒ぐのだろう。好きなことに情熱を捧げられるとは、なんと幸せな人生か。
「これがありましたね」
「…これは?」
釜の中身の一部を取り出して、師匠に渡せば、それを空に掲げて不思議そうに見ていた。だが、それもそうだろう。この世界にはない物資…合成樹脂《プラスチック》だったのだから。
「これはプラスチックという人工にょ合成樹脂です。……あぁ。これは、熱可塑性樹脂タイプか」
「熱可塑性樹脂?」
私の呟きを漏らさず、間髪入れずに拾う辺り、研究者のセンサーが反応しているようだ。
「熱を加えると柔らかくにゃって加工しやすくにゃりますが、冷やすと固まってしまう性質を言いますね。師匠…美白にょ実を取ってきてくれませんか?」
「ですが…っ!分かりました。すぐに行ってきます!」
食いつこうとした師匠だが、私の胡乱げな視線に耐えられず、大人しく承諾してくれたようだ。
幼女に怪しまれる大人の図は、精神的に来るものがあるのだろう。大人しく引き下がった師匠を見た私は、ホッと安堵の溜め息を吐いた。
「良かった……あにょままだと、新素材にょ研究に余念が無くにゃるところだった」
「ははは。それを人質に取って要求を飲ませるとは、中々やるではないか」
愉快愉快と言わんばかりに、快活そうに話すジョウ。
「人質なんて人聞きにょ悪いこと言わないでよ。私はただ、師匠に渡したブツを、調薬釜に戻そうとしただけだよ」
ジョウの見解に待ったをかける私。全く、見解違いも甚だしい。全くもって遺憾である。
「よういうわ。その釜に『分解』機能をあることを知っている者からすれば、それはただの脅しにしかならんわ」
だがしかし。それで引き下がるジョウでもなかったか。私は諦めの姿勢に入る。
「にゃんとでも言ったらいいよ。私はただ紙を用意したいだけだもにょ」
フンッと開き直れば、何故かジョウは、高笑いを始めたのだった。
「か~かっかっ!愉快愉快!」
「……」
私には、ジョウの笑いのツボが全く分からなかった。
「持ってきましたよ、ミオ」
「ありがとうございます」
「……ミオ、その…」
調薬釜へ材料を入れ始めた私に、師匠は言いにくそうに指をツンツンしている。合成樹脂に、視線がチラチラ飛んでいる。
「合成樹脂ですか?製紙作業が終われば、お渡ししますよ」
調薬釜を作動させている横で、研究をおっぱじめられたら堪らない。
特に、新素材は未知の素材だ。師匠の一挙一動で、何が起こるか分からないのだ。万に一つ、爆発などに巻き込まれる可能性だってある。
「…はい、分かりました」
しょんぼりする師匠の姿に、良心が痛まないわけではないが、ここは敢えて鬼となるべし!
♢
『チーン!』
「はぁ、やっと出来たか…でもこれ、和紙と言えるにょかにゃ?」
出来上がった和紙(ロール状)を延ばし、太陽光に当ててみるが、和紙特有の透けた感じがない。まっさらで白い紙だった。だが、木の繊維なのか。美しい茶や赤の繊維の模様が、まっさらな白へ良い味を出していた。
模造紙のようなロール状にでかい紙。調薬釜に入っていた時は小さかったのに、取り出した途端に巨大化するんだから、ビビる。やめて欲しい、ホントに。
「フッフッフッ…これは多岐に使用できますねぇ、じゅるり」
紙が出来上がったので、師匠へ約束していたブツを渡した。そうすれば、舞い上がらんばかりに喜んでいた…が、あれは早速、ブツを鑑定しているな?あぁなると、美人も形無しである。
(まぁ、良いのではないか?和紙は柔らかく、こちら向きではない。ガイア様が異世界用に、レシピを作成してくださったのだろう)
(こっちの主流は…羽根ペンだっけ?尖ってるから、柔らかい紙面は使い物にならないもんね)
ジョウにそう言われ、確かに筆記用具の問題があったか!と納得したのだった。
「レシピが若干違うにょで心配ですが、祈りしかありません」
「ふふっ…なにが出来るか楽しみです」
もはや、紙と違う物が出来る前提でいませんか?師匠。
美白の実に関しては、冒険者ギルドの研究室にあるそうで、この後に転移で取りに行くそうだ。
(……転移で取りに行けるなら、ホワイトスライムの液はいらなかったのでは?)
(違う素材を混ぜたらどうなるか?研究者の血が騒いだのではないか?)
(まぁ、いいんだけどね。師匠には、色々とお世話になってるし、これからもなるし…)
(ならば、つべこべ言わずに、エイルに付き合ってやるといい)
(了解!)
レシピメニューの♪和紙(A5サイズ100枚)を選び、材料を入れたものの…調薬釜よ、頼むぞ。これぞ神頼み…なんちって!?
♢
『チーン!』
調薬を終えた報せが響く。
「どれどれ?……ん?」
パカッと調薬釜の蓋を開ければ、そこにあったのは紙どころの話ではなかった。日本にいた頃、大いにお世話になったアレがあったのだ。
「どうしました?なにがありましたか?」
声を弾ませて、気持ちが抑えられない師匠の『早く見せろ』のお達しが飛んで来る。だがそれも仕方ないか。
ジョウ曰く、研究者の血が騒ぐのだろう。好きなことに情熱を捧げられるとは、なんと幸せな人生か。
「これがありましたね」
「…これは?」
釜の中身の一部を取り出して、師匠に渡せば、それを空に掲げて不思議そうに見ていた。だが、それもそうだろう。この世界にはない物資…合成樹脂《プラスチック》だったのだから。
「これはプラスチックという人工にょ合成樹脂です。……あぁ。これは、熱可塑性樹脂タイプか」
「熱可塑性樹脂?」
私の呟きを漏らさず、間髪入れずに拾う辺り、研究者のセンサーが反応しているようだ。
「熱を加えると柔らかくにゃって加工しやすくにゃりますが、冷やすと固まってしまう性質を言いますね。師匠…美白にょ実を取ってきてくれませんか?」
「ですが…っ!分かりました。すぐに行ってきます!」
食いつこうとした師匠だが、私の胡乱げな視線に耐えられず、大人しく承諾してくれたようだ。
幼女に怪しまれる大人の図は、精神的に来るものがあるのだろう。大人しく引き下がった師匠を見た私は、ホッと安堵の溜め息を吐いた。
「良かった……あにょままだと、新素材にょ研究に余念が無くにゃるところだった」
「ははは。それを人質に取って要求を飲ませるとは、中々やるではないか」
愉快愉快と言わんばかりに、快活そうに話すジョウ。
「人質なんて人聞きにょ悪いこと言わないでよ。私はただ、師匠に渡したブツを、調薬釜に戻そうとしただけだよ」
ジョウの見解に待ったをかける私。全く、見解違いも甚だしい。全くもって遺憾である。
「よういうわ。その釜に『分解』機能をあることを知っている者からすれば、それはただの脅しにしかならんわ」
だがしかし。それで引き下がるジョウでもなかったか。私は諦めの姿勢に入る。
「にゃんとでも言ったらいいよ。私はただ紙を用意したいだけだもにょ」
フンッと開き直れば、何故かジョウは、高笑いを始めたのだった。
「か~かっかっ!愉快愉快!」
「……」
私には、ジョウの笑いのツボが全く分からなかった。
「持ってきましたよ、ミオ」
「ありがとうございます」
「……ミオ、その…」
調薬釜へ材料を入れ始めた私に、師匠は言いにくそうに指をツンツンしている。合成樹脂に、視線がチラチラ飛んでいる。
「合成樹脂ですか?製紙作業が終われば、お渡ししますよ」
調薬釜を作動させている横で、研究をおっぱじめられたら堪らない。
特に、新素材は未知の素材だ。師匠の一挙一動で、何が起こるか分からないのだ。万に一つ、爆発などに巻き込まれる可能性だってある。
「…はい、分かりました」
しょんぼりする師匠の姿に、良心が痛まないわけではないが、ここは敢えて鬼となるべし!
♢
『チーン!』
「はぁ、やっと出来たか…でもこれ、和紙と言えるにょかにゃ?」
出来上がった和紙(ロール状)を延ばし、太陽光に当ててみるが、和紙特有の透けた感じがない。まっさらで白い紙だった。だが、木の繊維なのか。美しい茶や赤の繊維の模様が、まっさらな白へ良い味を出していた。
模造紙のようなロール状にでかい紙。調薬釜に入っていた時は小さかったのに、取り出した途端に巨大化するんだから、ビビる。やめて欲しい、ホントに。
「フッフッフッ…これは多岐に使用できますねぇ、じゅるり」
紙が出来上がったので、師匠へ約束していたブツを渡した。そうすれば、舞い上がらんばかりに喜んでいた…が、あれは早速、ブツを鑑定しているな?あぁなると、美人も形無しである。
(まぁ、良いのではないか?和紙は柔らかく、こちら向きではない。ガイア様が異世界用に、レシピを作成してくださったのだろう)
(こっちの主流は…羽根ペンだっけ?尖ってるから、柔らかい紙面は使い物にならないもんね)
ジョウにそう言われ、確かに筆記用具の問題があったか!と納得したのだった。
あなたにおすすめの小説
空港清掃員58歳、転生先の王宮でも床を磨いたら双子に懐かれ、国王に溺愛される
木風
恋愛
羽田空港で十五年、黙々と床を磨いてきた清掃員・田中幸子(58)は事故死し、没落寸前の子爵令嬢エルシアとして転生する。
婚約破棄の末に家を追われた彼女が選んだのは、王宮の清掃員――前世の技で空気まで変わるほど磨き上げていく仕事だった。
やがて母を亡くした双子王子王女に懐かれ、荒れた執務室の主である喪中の国王とも距離が縮まり……。
「泣くなら俺の胸で」――床も心も磨き直す、清掃令嬢の溺愛成り上がり。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
異世界スローライフ希望なのに、女神の過保護が止まらない
成瀬一
ファンタジー
HOTランキング1位感謝です!(2/3)
「小説家になろう」日間ランキング最高11位!(ハイファンタジー)
ブラック企業で過労死した俺、佐久間遼。
神様に願ったのは、ただ「異世界で、畑でも耕しながらのんびり暮らしたい」ということだけ。
そうして手に入れた、辺境の村での穏やかな日々。現状に満足し、今度こそは平穏なスローライフを……と思っていたのだが、俺の妙なスキルと前世の社畜根性が、そうはさせない。
ふとした善意で枯れた井戸を直したことから、堅物の騎士団長やら、過保護な女神やらに目をつけられることになる。
早く穏やかに暮らしたい。
俺は今日も、規格外に育った野菜を手に、皆の姿を眺めている。
【毎日18:00更新】
※表紙画像はAIを使用しています
『なでなで』しかできないと追放されたテイマー少女、無自覚に神獣をワンコ化して無双する
葉山 乃愛
ファンタジー
「お前の『なでなで』なんてゴミスキル、戦闘じゃの役にも立たねえんだよ!」
冒険者パーティーを無情にクビにされたテイマーの少女・ミレーヌ。
彼女の持つスキルは、対象を優しく撫でるだけの、攻撃力ゼロ、射程距離ゼロのハズレ枠。
行く当てもなく、命の保証もない『迷いの森』へ迷い込んだ彼女が出会ったのは、一匹の「大きな黒いワンちゃん」だった。
「わあ、フワフワ! よしよし、寂しかったの?」
空腹で死にかけ、ただモフモフに癒やされたかったミレーヌは、持ち前のスキルでその巨体を撫で回す。
だが、彼女は知らなかった。
そのワンちゃんの正体が、かつて世界を終焉に導きかけた伝説の神獣『フェンリル』であることを。
そして、ミレーヌの「なでなで」は、ただの愛撫ではなかった。
どんな凶悪な魔物も一瞬で野生を失い、絶対の忠誠を誓う「神の愛撫」だったのだ!
「次は大きな赤いトカゲさん? 鱗がツヤツヤで綺麗だね!」
伝説の赤竜(レッドドラゴン)さえも「アカくん」と名付けてペットにし、ミレーヌは危険地帯のど真ん中に、世にも恐ろしい(本人は幸せな)モフモフ・スローライフを築き上げていく。
一方、彼女を捨てた元パーティーや、異常事態を察知した王国騎士団は、ミレーヌの背後に控える「終末の軍団(※ただのペット)」を見て、泡を吹いて絶望することになるのだが……。
「みんな、とってもいい子ですよ?」
本人はどこまでも無自覚。
最強の神獣たちを従えた、少女ののんびり無双劇が今、幕を開ける!
婚約破棄されたので田舎の一軒家でカフェを開くことにしました。楽しく自由にしていたら居心地が良いとS級冒険者達が毎日通い詰めるようになりました
緋月らむね
ファンタジー
私はオルレアン侯爵令嬢のエルティア。十四歳の頃、家の階段を踏み外して頭を打った衝撃で前世を思い出した。
前世での名前は坂島碧衣(さかしまあおい)。祖父母の引退後、祖父母の経営していた大好きなカフェを継ぐつもりでいたのに就職先がブラック企業で過労の挙句、継ぐ前に死んでしまった。そして、自分が息抜きでやっていた乙女ゲーム「星屑のカンパニー」の悪役令嬢、オルレアン侯爵令嬢エルティアに転生してることに気がついた。
エルティアは18歳の舞踏会で婚約破棄を言い渡される。それだけならまだしも、婚約者から悪役令嬢として断罪され、婚約破棄され、父親から家を追い出され、よからぬ輩に襲われて殺される。
前世だってやりたかったことができずに死んでしまったのに、転生してもそんな悲惨な人生を送るなんて、たまったもんじゃない!!それなら私は前世継ごうと思っていた祖父母のやっていたようなカフェを開いて楽しく自由な人生を送りたい。
森が開けた自然豊かな場所で念願のカフェを侍女のシサとともに開いて楽しく自由にカフェをやっていたら、個性豊かなS級冒険者たちが常連として私のカフェにやってくるようになりました!
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)