『なでなで』しかできないと追放されたテイマー少女、無自覚に神獣をワンコ化して無双する

「お前の『なでなで』なんてゴミスキル、戦闘じゃの役にも立たねえんだよ!」

冒険者パーティーを無情にクビにされたテイマーの少女・ミレーヌ。

彼女の持つスキルは、対象を優しく撫でるだけの、攻撃力ゼロ、射程距離ゼロのハズレ枠。

行く当てもなく、命の保証もない『迷いの森』へ迷い込んだ彼女が出会ったのは、一匹の「大きな黒いワンちゃん」だった。

「わあ、フワフワ! よしよし、寂しかったの?」

空腹で死にかけ、ただモフモフに癒やされたかったミレーヌは、持ち前のスキルでその巨体を撫で回す。

だが、彼女は知らなかった。

そのワンちゃんの正体が、かつて世界を終焉に導きかけた伝説の神獣『フェンリル』であることを。

そして、ミレーヌの「なでなで」は、ただの愛撫ではなかった。

どんな凶悪な魔物も一瞬で野生を失い、絶対の忠誠を誓う「神の愛撫」だったのだ!

「次は大きな赤いトカゲさん? 鱗がツヤツヤで綺麗だね!」

伝説の赤竜(レッドドラゴン)さえも「アカくん」と名付けてペットにし、ミレーヌは危険地帯のど真ん中に、世にも恐ろしい(本人は幸せな)モフモフ・スローライフを築き上げていく。

一方、彼女を捨てた元パーティーや、異常事態を察知した王国騎士団は、ミレーヌの背後に控える「終末の軍団(※ただのペット)」を見て、泡を吹いて絶望することになるのだが……。

「みんな、とってもいい子ですよ?」

本人はどこまでも無自覚。

最強の神獣たちを従えた、少女ののんびり無双劇が今、幕を開ける!
24h.ポイント 127pt
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