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第2話 義両親は現れた
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かくして慣れない入院生活が始まったが、莉乃は毎日欠かさずお見舞いに来てくれたお陰で、そこまで苦ではなかった。
リハビリに関しても莉乃のサポートもあり、当初は悲観的だった社会復帰にも前向きな気持ちへと変わっていった。
ところが、ある時を境にお見舞いの頻度は下がっていき、ついには一週間に一度あるかないかといった具合に数を減らすことになる。
そして、久々に現れた時の莉乃は一切ご無沙汰がなかった義両親と言い争いをしており、そこには不倫相手である松本剛の姿もあった。
莉乃はソワソワと落ち着かない様子でおり、俺と目が合うと気まずそうに顔を伏せて口をつぐんだ。
「このままあんたと一緒にいると莉乃は確実に不幸になる。それだけじゃない、今までだって莉乃がどれだけ寂しい思いをしてきたか分かるか?」
瞬きのない殺気を孕んだ眼差しを向ける松本の声には、込み上げてくる憤りを表すかのような熱が帯びていた。
「いい加減我慢の限界だ。はっきり言うぞ、あんたなんかに莉乃は預けられない! 俺の方が莉乃を理解してあげられる。幸せにしてやれる!」
まるでプロポーズのようなセリフを声高々と言い放つと、松本は莉乃の肩をグイッと引き寄せた。
その言葉に感心を受けたのか、義両親はうんうんと頷いて賛同するかのような態度を取った。
「よく言ったわね! そもそも両想いなんだし、剛君が莉乃と結ばれた方が道理じゃない! 私は剛君より頼りがいがあって信頼できる人は知らないわ。前々からお似合いだと思ってたのよ」
「ちょ、ちょっと!」
眉間に皺を寄せ、驚愕と困惑を隠せないでいる莉乃を他所に、義両親は早くも孫が見れると嬉しそうにしている。
「お父さん、お母さん! 勝手に決めて話進めないでよ!」
「他でもないあなたの為に言ってるのよっ、莉乃! いい加減目を覚ましなさい!」
「そんなの頼んでなんかない! いくらなんでも酷すぎるよ、亮くんだって好きでこうなった訳じゃないのに! 亮くんに謝って!」
「あんな体で何が出来る、満足に稼げるはずないだろう! どうせお荷物になるだけだ、一緒になって後で困るのは自分自身なんだぞ!」
パシンと甲高い音が響くと、莉乃は床に倒れ込み呆然とすると赤く腫れた頬に手を添えた。
子の将来を案じての事だろう。
事実、義両親の言っていることはあながち間違いではないと思える。
症状が順調に回復すればいいが、もしそうでなければ若くして介護という重荷がのし掛かり、どちらかになるかなど全く予測ができないのだから。
「莉乃、あいつと離婚して俺と結婚しよう。そうすればきっと幸せになれる……いや、絶対に幸せにするから。今は分からなくても後々分かる時が来るって。もうそろそろ報われたって良いと思うんだ。だから、あいつの事はもう忘れよう、な?」
そう優しく問い掛けると、松本は莉乃へ手を差し伸ばした。
まだこちらが離婚を承諾すると決まっていないのに、それを前提に話を進める辺り、拒否権というものは当の最初から無いのだろう。
「あのね、女性は子供を産むために体を大切にしないといけないのよ。それなのにあなたの世話なんかをして怪我なんかしたらどうするの。あなたはどこまで莉乃の人生を滅茶苦茶にすれば気が済むのよ。お願いだから、あの子に自由を与えてあげて」
諭すような口調ながらも、その言葉の節々にはどこか鋭いものがあった。
「本当に莉乃の事を想っているのなら、俺達の幸せのために離婚してくれ。まさか断ったりしないよな?」
顔に押し付けるようにして突き付けられ、俺は松本から緑色の紙を受け取る。
「これだけ言われても文句の一言も言いやしないのか。まったく、お前のその冷静ぶった顔を見ていると腹が立って仕方がない。おまけに不妊とは男としての価値がまるでもって無いな。同じ男として恥ずかしい。そんなんだから浮気されるんだぞ」
「お、お父さん!」
ビクッと体を震わせ、表情を強張らせる莉乃。
やはり先程までの発言といい、義両親は以前から莉乃と松本の浮気を知っていたようだ。
「そもそも種無しだと分かっていたら最初から結婚は認めなかったんだぞ。こっちとしては騙されたようなもんだ。当然、慰謝料だ慰謝料! お前の実家を売れば少しは金になるだろ」
不妊を俺のせいだと思っているであろう義両親からしてみれば、自分は悪者だったのだろう。
※
「さっきはごめんね、亮くん。お父さん達の言ってたこと、全然気にしなくていいからね」
「大丈夫だよ。平気だから」
陰鬱とした莉乃の顔を、窓から差し込む月の薄明かりが照らしている。
ぎこちない沈黙が続き、空気が重く感じる中で時計の秒針の音だけが刻々と流れていた。
「いつから知ってたの?」
「半年前くらいから」
ピクッと肩を揺らすと、莉乃は口を固く結んで俯く。
「ごめんなさいっ……。決して騙そうとした訳ではなくて、ちょっとした出来心だったの。不倫とかじゃなくてただ気晴らしがしたかっただけで、こんなはずじゃ……」
早口と沈黙を行き来し、莉乃の視線は定まることなく泳いでいる。
「剛君とは体だけの関係でっ、信じてもらえないかもしれないけど、心は本当に亮くんだけなの!」
莉乃の頬からは糸を引くように光らせ、汗が滴り落ちる。
自分が気付けなかっただけで、莉乃にも莉乃の事情があり、俺に対する不満もあったのかもしれない。
「怒らないの……?」
「最初は戸惑ったけど、悪気はなかったんでしょ? それなら怒る気はないよ。ただ──」
「ただ?」
「これ以上一緒に居ても互いにとって良くないと思うんだ。色々と苦労をかけるかもしれないし、それぞれ別の道を進んだ方が互いの為にもなるんじゃないかなって」
「嫌だ……ねえ亮くん、待って、聞きたくないっ」
重々しく首を横に振り、莉乃は弱々しい声を漏らした。
「だからさ、離婚しよう。莉乃」
「…………嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だっ、私絶対に亮くんと別れない!」
酷く動揺し、焦燥感を抑えきれていない莉乃へ記入済みの離婚届を差し出す。
「嫌っ離婚だけは嫌っ! お願いだから考え直してっ亮くんのいない人生なんて嫌だよ! 剛君とはもう二度と会わないって約束するから! やっぱり、お父さん達に言われたことを気にしてるの? 勝手に言ってるだけだから相手にしないでいいよ!」
両手を握り、今にも泣き出しそうな顔で懇願する莉乃。
「きっと莉乃は大丈夫だよ。しっかり者だし、家事もできて料理もうまい。それに、松本さんだっているだろう? あんなに莉乃のことを想ってくれているんだから心配ないんじゃないかな」
すると、莉乃は耳の付け根まで赤くした顔で、堰が崩れたようにぼろぼろと大粒の涙を流し出す。
「なんでそんな事言うのっ……? 私は亮くんと別れるつもりはないし、他の人と一緒になる気もないっ、私が好きなのは亮くんだけなの! もし私に不満があるなら全部直すし、何でもする。だから、もう一度、もう一度だけチャンスをください!」
本来は離婚をしようという気持ちなど微塵もなかったが、義両親と松本を通して考えが変わった。
莉乃の幸せを考えると、彼らの言う通りに俺は大人しく身を引くべきなのだろう。
それに、今回の件で色々と疲れてしまったというのもある。
一回、距離を取るというのは自分のためでもあるのだ。
だが当の本人は離婚届を出さないの一点張りで、中々引き下がろうとしなかった。
「その体じゃ大変なのに私が介護しなきゃ、どうやって生きていくつもりなの? 亮くんを支えられるのは私しかいないんだよ? ……そうだ、そういえば私が辛かった時にたくさん旅行に連れて行ってくれたよね? きっといい息抜きにもなるし、今度は私が連れてってあげるよ」
思い止まらせようと必死なのだろう。
半ば可笑しくなったかのように莉乃の広角は上がり、その表情は悲しげなはずなのに笑っているように見えた。
「それならどうして結婚記念日、俺じゃなくて松本さんを選んだんだ。心に想っているのは俺だけなんだろう?」
「そ、それは……私も最初は断ったんだよ? だけど、剛君がしつこくてしつこくて……」
「……正直、莉乃の考えていることが分からなくなった。顔を見るだけだも辛いし、今の自分に莉乃を愛せる自信がないんだ。…………ごめん、こんなこと言うつもりじゃなかったのに。もうこの話は終わりにしよう」
力が抜け落ちるように、莉乃の掴んでいた手が離れる。
「それと、最後に一つだけ。辛いこともたくさんあったけど、今まで莉乃と一緒に居れて俺は幸せだったよ」
「ごめん……なさ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
そう莉乃はぐしゃぐしゃに顔を歪めては目を固く閉じると、止まない涙を何度も腕で拭い続けた。
リハビリに関しても莉乃のサポートもあり、当初は悲観的だった社会復帰にも前向きな気持ちへと変わっていった。
ところが、ある時を境にお見舞いの頻度は下がっていき、ついには一週間に一度あるかないかといった具合に数を減らすことになる。
そして、久々に現れた時の莉乃は一切ご無沙汰がなかった義両親と言い争いをしており、そこには不倫相手である松本剛の姿もあった。
莉乃はソワソワと落ち着かない様子でおり、俺と目が合うと気まずそうに顔を伏せて口をつぐんだ。
「このままあんたと一緒にいると莉乃は確実に不幸になる。それだけじゃない、今までだって莉乃がどれだけ寂しい思いをしてきたか分かるか?」
瞬きのない殺気を孕んだ眼差しを向ける松本の声には、込み上げてくる憤りを表すかのような熱が帯びていた。
「いい加減我慢の限界だ。はっきり言うぞ、あんたなんかに莉乃は預けられない! 俺の方が莉乃を理解してあげられる。幸せにしてやれる!」
まるでプロポーズのようなセリフを声高々と言い放つと、松本は莉乃の肩をグイッと引き寄せた。
その言葉に感心を受けたのか、義両親はうんうんと頷いて賛同するかのような態度を取った。
「よく言ったわね! そもそも両想いなんだし、剛君が莉乃と結ばれた方が道理じゃない! 私は剛君より頼りがいがあって信頼できる人は知らないわ。前々からお似合いだと思ってたのよ」
「ちょ、ちょっと!」
眉間に皺を寄せ、驚愕と困惑を隠せないでいる莉乃を他所に、義両親は早くも孫が見れると嬉しそうにしている。
「お父さん、お母さん! 勝手に決めて話進めないでよ!」
「他でもないあなたの為に言ってるのよっ、莉乃! いい加減目を覚ましなさい!」
「そんなの頼んでなんかない! いくらなんでも酷すぎるよ、亮くんだって好きでこうなった訳じゃないのに! 亮くんに謝って!」
「あんな体で何が出来る、満足に稼げるはずないだろう! どうせお荷物になるだけだ、一緒になって後で困るのは自分自身なんだぞ!」
パシンと甲高い音が響くと、莉乃は床に倒れ込み呆然とすると赤く腫れた頬に手を添えた。
子の将来を案じての事だろう。
事実、義両親の言っていることはあながち間違いではないと思える。
症状が順調に回復すればいいが、もしそうでなければ若くして介護という重荷がのし掛かり、どちらかになるかなど全く予測ができないのだから。
「莉乃、あいつと離婚して俺と結婚しよう。そうすればきっと幸せになれる……いや、絶対に幸せにするから。今は分からなくても後々分かる時が来るって。もうそろそろ報われたって良いと思うんだ。だから、あいつの事はもう忘れよう、な?」
そう優しく問い掛けると、松本は莉乃へ手を差し伸ばした。
まだこちらが離婚を承諾すると決まっていないのに、それを前提に話を進める辺り、拒否権というものは当の最初から無いのだろう。
「あのね、女性は子供を産むために体を大切にしないといけないのよ。それなのにあなたの世話なんかをして怪我なんかしたらどうするの。あなたはどこまで莉乃の人生を滅茶苦茶にすれば気が済むのよ。お願いだから、あの子に自由を与えてあげて」
諭すような口調ながらも、その言葉の節々にはどこか鋭いものがあった。
「本当に莉乃の事を想っているのなら、俺達の幸せのために離婚してくれ。まさか断ったりしないよな?」
顔に押し付けるようにして突き付けられ、俺は松本から緑色の紙を受け取る。
「これだけ言われても文句の一言も言いやしないのか。まったく、お前のその冷静ぶった顔を見ていると腹が立って仕方がない。おまけに不妊とは男としての価値がまるでもって無いな。同じ男として恥ずかしい。そんなんだから浮気されるんだぞ」
「お、お父さん!」
ビクッと体を震わせ、表情を強張らせる莉乃。
やはり先程までの発言といい、義両親は以前から莉乃と松本の浮気を知っていたようだ。
「そもそも種無しだと分かっていたら最初から結婚は認めなかったんだぞ。こっちとしては騙されたようなもんだ。当然、慰謝料だ慰謝料! お前の実家を売れば少しは金になるだろ」
不妊を俺のせいだと思っているであろう義両親からしてみれば、自分は悪者だったのだろう。
※
「さっきはごめんね、亮くん。お父さん達の言ってたこと、全然気にしなくていいからね」
「大丈夫だよ。平気だから」
陰鬱とした莉乃の顔を、窓から差し込む月の薄明かりが照らしている。
ぎこちない沈黙が続き、空気が重く感じる中で時計の秒針の音だけが刻々と流れていた。
「いつから知ってたの?」
「半年前くらいから」
ピクッと肩を揺らすと、莉乃は口を固く結んで俯く。
「ごめんなさいっ……。決して騙そうとした訳ではなくて、ちょっとした出来心だったの。不倫とかじゃなくてただ気晴らしがしたかっただけで、こんなはずじゃ……」
早口と沈黙を行き来し、莉乃の視線は定まることなく泳いでいる。
「剛君とは体だけの関係でっ、信じてもらえないかもしれないけど、心は本当に亮くんだけなの!」
莉乃の頬からは糸を引くように光らせ、汗が滴り落ちる。
自分が気付けなかっただけで、莉乃にも莉乃の事情があり、俺に対する不満もあったのかもしれない。
「怒らないの……?」
「最初は戸惑ったけど、悪気はなかったんでしょ? それなら怒る気はないよ。ただ──」
「ただ?」
「これ以上一緒に居ても互いにとって良くないと思うんだ。色々と苦労をかけるかもしれないし、それぞれ別の道を進んだ方が互いの為にもなるんじゃないかなって」
「嫌だ……ねえ亮くん、待って、聞きたくないっ」
重々しく首を横に振り、莉乃は弱々しい声を漏らした。
「だからさ、離婚しよう。莉乃」
「…………嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だっ、私絶対に亮くんと別れない!」
酷く動揺し、焦燥感を抑えきれていない莉乃へ記入済みの離婚届を差し出す。
「嫌っ離婚だけは嫌っ! お願いだから考え直してっ亮くんのいない人生なんて嫌だよ! 剛君とはもう二度と会わないって約束するから! やっぱり、お父さん達に言われたことを気にしてるの? 勝手に言ってるだけだから相手にしないでいいよ!」
両手を握り、今にも泣き出しそうな顔で懇願する莉乃。
「きっと莉乃は大丈夫だよ。しっかり者だし、家事もできて料理もうまい。それに、松本さんだっているだろう? あんなに莉乃のことを想ってくれているんだから心配ないんじゃないかな」
すると、莉乃は耳の付け根まで赤くした顔で、堰が崩れたようにぼろぼろと大粒の涙を流し出す。
「なんでそんな事言うのっ……? 私は亮くんと別れるつもりはないし、他の人と一緒になる気もないっ、私が好きなのは亮くんだけなの! もし私に不満があるなら全部直すし、何でもする。だから、もう一度、もう一度だけチャンスをください!」
本来は離婚をしようという気持ちなど微塵もなかったが、義両親と松本を通して考えが変わった。
莉乃の幸せを考えると、彼らの言う通りに俺は大人しく身を引くべきなのだろう。
それに、今回の件で色々と疲れてしまったというのもある。
一回、距離を取るというのは自分のためでもあるのだ。
だが当の本人は離婚届を出さないの一点張りで、中々引き下がろうとしなかった。
「その体じゃ大変なのに私が介護しなきゃ、どうやって生きていくつもりなの? 亮くんを支えられるのは私しかいないんだよ? ……そうだ、そういえば私が辛かった時にたくさん旅行に連れて行ってくれたよね? きっといい息抜きにもなるし、今度は私が連れてってあげるよ」
思い止まらせようと必死なのだろう。
半ば可笑しくなったかのように莉乃の広角は上がり、その表情は悲しげなはずなのに笑っているように見えた。
「それならどうして結婚記念日、俺じゃなくて松本さんを選んだんだ。心に想っているのは俺だけなんだろう?」
「そ、それは……私も最初は断ったんだよ? だけど、剛君がしつこくてしつこくて……」
「……正直、莉乃の考えていることが分からなくなった。顔を見るだけだも辛いし、今の自分に莉乃を愛せる自信がないんだ。…………ごめん、こんなこと言うつもりじゃなかったのに。もうこの話は終わりにしよう」
力が抜け落ちるように、莉乃の掴んでいた手が離れる。
「それと、最後に一つだけ。辛いこともたくさんあったけど、今まで莉乃と一緒に居れて俺は幸せだったよ」
「ごめん……なさ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
そう莉乃はぐしゃぐしゃに顔を歪めては目を固く閉じると、止まない涙を何度も腕で拭い続けた。
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