2 / 48
第一章 アクアマリン覚醒と沢山増える珍獣達
三兄妹で日向ぼっこ!
しおりを挟むコンコンコン。私はペリドット兄様の部屋のドアをノックした。
「にーたま?いますかー?」
「はーい」
ガチャ。兄様はドアを開けてくれた。
「ヤッホーアクアマリン。」
「ヤッホー!」
「どうしたの?突然。」
「あのね、マリ、にーたまたちといっしょにひなちゃぼっこしたいの!」
たまにはこういうのも良いからね。
「いいよー。アメジスト僕の部屋にいるし。」
え、そうなんだ。何してたんだろう。ペリドット兄様の部屋の中を見ると、アメジスト兄様はペリドット兄様の勉強机の椅子に座っていて、本に囲まれていた。宿題やるの忘れたのかなー?凄い顔色が悪いね。大丈夫かな?でもすぐ顔色が良くなった。良かった!アメジスト兄様は手を振ってくれた。私も手を振りかえした。
「僕も大丈夫だよー」
アメジスト兄様は私達の所に歩いて来て、私を抱っこした。あれ、なんでペリドット兄様ちょっと不機嫌なんだろう。「よし、じゃあ庭までの空間魔法は任せた。」
アメジスト兄様は私を抱っこしてない方の手をペリドット兄様の肩に置いた。
「もう、しょうがないなぁ。アメジスト、絶対にアクアマリンを落とさないでね。」
「はーい」
ペリドット兄様はスゥッと息を吸った。そして、周りが光だし、私は目を瞑ってしまった。目をゆっくり開けると、いつものでっかい木の真下にいた。
「しゅ、しゅごい。」
私はアメジスト兄様に下ろしてもらい、私は草っ原に寝っ転がった。左にはペリドット兄様、右にはアメジスト兄様が寝っ転がっていた。
2人共寝っ転がっている姿色気ありすぎるよ! 普通の女の子ならイチコロだね。やっぱり兄様達がモテモテなのを実感するよ。寝てない私に気が付いたペリドット兄様はそっと頭を撫でてくれた。 私は目を閉じて、眠りについた。
ペリドット視点
今日は可愛い可愛い妹が僕達と日向ぼっこしたいと言ってくれた。丁度アメジストが僕の部屋で宿題をやっていた。何故かアメジストの顔色が悪かったけど、アクアマリンを見たら良くなった。僕の天使さんには人の顔色を良くする力もあるんだね。アメジストは僕達の方へ歩いて来て、アクアマリンを抱っこした。は?なんで君 がアクアマリンを抱っこしてるんだい?普通にずるいね。アメジストは僕に空間魔法をやって欲しいみたいだね。しょうがないなぁ。アクアマリンを落とさないでよ。僕は目を瞑り、ゆっくりと息を吸った。よし、着いた。アクアマリンは毎回驚いてるね。アメジストに下ろしてもらったアクアマリンは草っ原に寝っ転がった。僕は左に、アメジストは右に寝っ転がった。数分後、アメジストは爆睡してるけど、アクアマリンは眠れないようだ。僕はアクアマリンの頭を撫でた。何回か撫でると、アクアマリンも眠りについた。よし、じゃあ僕も寝るか。お休み。
数時間後…
王妃セレナ視点
いない。私の可愛い可愛い娘と私の息子達がいない!もう夜の18時なのに!私は慌ててルチルに連絡した。数秒後、ルチルが目の前に立っていた。
「どうしたんですか。」
「アクアマリンとペリドットとアメジストがいないのよ!」
「わかりました。探しに行ってきます。」
ルチルはスッと消えた。あの冷静な対応はあの子達の居場所がわかるのね。頼むわよ。
ルチル視点
「やっと見つけました。」
数分間思い当たる所へ飛び回っていましたが、一番想像つかない場所にいましたね。まさか世界樹の下で兄妹仲良く眠っているとは思いませんでした。三人共起きなさそうなので持って帰りますか。
「よいしょっと」
爆睡してる三人を担いで帰ったルチルなのだった。
アクアマリン視点
「ふぁぁぁ~よく寝たー」
あれ?なんで家にいるんだろう。しかもルナがお怒りだー!
ルナ怒ると怖いんだよなぁ。私はルナの前で正座中。
「ひーめーさーまー」
ルナが般若の顔をしてる。怖い。
「はぁい」
「今ペリドット王子様とアメジスト王子様も王妃様から説教中なので我慢して下さい。」
「え、にーたまたちも?」
意外。兄様達あまり怒られないのにね。
「そうですよ。まぁそれはさておき、なんで何も言わずに日向ぼっこしに行ったんですか?毎回言いますよね?王子様達がついていても毎回出掛ける時は伝えて下さいって。だから王妃様がパニック状態になってしまったんですよ!外でお昼寝は一週間禁止です!」
「ルナそれだけは…」
「だめです。」
「はい。」
ルナの圧に押されてしまった。
その後も2時間ほどお説教が続いたのだった。
137
あなたにおすすめの小説
世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない
猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。
まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。
ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。
財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。
なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。
※このお話は、日常系のギャグです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
離縁された妻ですが、旦那様は本当の力を知らなかったようですね?
椿蛍
ファンタジー
転生し、目覚めたら、旦那様から離縁されていた。
――そんなことってある?
私が転生したのは、落ちこぼれ魔道具師のサーラ。
彼女は結婚式当日、何者かの罠によって、氷の中に閉じ込められてしまった。
時を止めて眠ること十年。
彼女の魂は消滅し、肉体だけが残っていた。
「どうやって生活していくつもりかな?」
「ご心配なく。手に職を持ち、自立します」
「落ちこぼれの君が手に職? 無理だよ、無理! 現実を見つめたほうがいいよ?」
――後悔するのは、旦那様ですよ?
いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
魔力がないと決めつけられ、乳母アズメロウと共に彼女の嫁ぎ先に捨てられたラミュレン。だが乳母の夫は、想像以上の嫌な奴だった。
乳母の息子であるリュミアンもまた、実母のことを知らず、父とその愛人のいる冷たい家庭で生きていた。
そんなに邪魔なら、お望み通りに消えましょう。
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつもりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる