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第2話 主人公と出会う前
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「こんにちわ」
挨拶された。
「こ、こんにちわ」
つい返してしまった。
「私はアリシアと言います。あなたの名前を教えてくれませんか?」
「ぼ、僕は壮真です」
「ソウマさんですね。よろしくお願いします」
「よ、よろしく」
アリシアとの会話が終わった。
まさか名前を聞いてくるとは思わなかった。
どうしよう。何か話さないと……。
そうだ!まずはこの場所について聞いてみよう。
「あの……」
「はい。何でしょう?」
「ここはどこですか?」
「ここは始まりの街です」
…………あれ?
それだけ?
他に何も言わなかったぞ?
ここは始まりの街です……だけじゃなくて、もう少し詳しく教えて欲しいんですけど……。
困ったような表情をしたせいか、アリシアは説明を続けてくれた。
どうやらこの街はフェイト・オーバーフローの世界にある街の一つらしい。
名前は始まりの街。
この世界での最初の街のようだ。
この世界にはいくつかの大陸があって、この国はその中の一つの大陸の中にある国の一つで、ここがその国の王都にあたる場所だと言っていた。
この世界には人間の他に魔族と呼ばれる種族がいるらしく、他にも獣人やエルフなどもいるみたいだ。
ちなみにアリシアはこの国の王女で、魔法が得意なんだとか。
僕がゲームで見た設定と同じだ。
彼女は主人公と出会い、恋に落ちるキャラだ。
そしてこの世界の平和を取り戻すための冒険の旅が始まるんだ。
ゲームの中ではメインストーリーの第一章で出てくる場所だ。
「勇者を探しています」
突然アリシアがそう言った。
「ゆ、ゆうしゃ?」
「はい。この世界を救うことができる伝説の勇者様を探して旅をしておりました」
「えっと、それってどういうことかな?」
「実は魔王が復活しまして」
「ま、魔王!?」
「はい。その魔王を倒すことのできる存在、それが勇者様なのです」
「なるほど……」
確かにゲームでもそういうイベントがあった。
ただ、主人公のレベルが低い時にしか発生しないイベントで、主人公が成長するまでは攻略できないようになっていたはずだ。
この世界の僕はまだ弱いってことなのかな?
そういえば、さっきステータスを見た時もレベル1だったっけ。
それにしても、本当に夢じゃないのか?
痛覚はないけど感覚はあるし、触っている感触もある。
頬をつねっても目が覚めない。
本当に夢じゃない。
とりあえずアリシアに確認しておこうかな。
まだゲームの設定通りなら、この子は僕のことを好きになってくれるんだよね?
それはそれで嬉しいかも……。
いかん!いかん!
何を考えているんだ!
今はそんなことを考えている場合ではない!
気を取り直して……。
えっと確か……。
そうだ!
思い出した!
この世界のアリシアは、主人公と出会う前に他の男と結婚していた。
だから、今のアリシアは主人公ではなく、別の男のことが好きになっているという設定だったはずだ。
う~ん……まぁ、それでもいいか。
挨拶された。
「こ、こんにちわ」
つい返してしまった。
「私はアリシアと言います。あなたの名前を教えてくれませんか?」
「ぼ、僕は壮真です」
「ソウマさんですね。よろしくお願いします」
「よ、よろしく」
アリシアとの会話が終わった。
まさか名前を聞いてくるとは思わなかった。
どうしよう。何か話さないと……。
そうだ!まずはこの場所について聞いてみよう。
「あの……」
「はい。何でしょう?」
「ここはどこですか?」
「ここは始まりの街です」
…………あれ?
それだけ?
他に何も言わなかったぞ?
ここは始まりの街です……だけじゃなくて、もう少し詳しく教えて欲しいんですけど……。
困ったような表情をしたせいか、アリシアは説明を続けてくれた。
どうやらこの街はフェイト・オーバーフローの世界にある街の一つらしい。
名前は始まりの街。
この世界での最初の街のようだ。
この世界にはいくつかの大陸があって、この国はその中の一つの大陸の中にある国の一つで、ここがその国の王都にあたる場所だと言っていた。
この世界には人間の他に魔族と呼ばれる種族がいるらしく、他にも獣人やエルフなどもいるみたいだ。
ちなみにアリシアはこの国の王女で、魔法が得意なんだとか。
僕がゲームで見た設定と同じだ。
彼女は主人公と出会い、恋に落ちるキャラだ。
そしてこの世界の平和を取り戻すための冒険の旅が始まるんだ。
ゲームの中ではメインストーリーの第一章で出てくる場所だ。
「勇者を探しています」
突然アリシアがそう言った。
「ゆ、ゆうしゃ?」
「はい。この世界を救うことができる伝説の勇者様を探して旅をしておりました」
「えっと、それってどういうことかな?」
「実は魔王が復活しまして」
「ま、魔王!?」
「はい。その魔王を倒すことのできる存在、それが勇者様なのです」
「なるほど……」
確かにゲームでもそういうイベントがあった。
ただ、主人公のレベルが低い時にしか発生しないイベントで、主人公が成長するまでは攻略できないようになっていたはずだ。
この世界の僕はまだ弱いってことなのかな?
そういえば、さっきステータスを見た時もレベル1だったっけ。
それにしても、本当に夢じゃないのか?
痛覚はないけど感覚はあるし、触っている感触もある。
頬をつねっても目が覚めない。
本当に夢じゃない。
とりあえずアリシアに確認しておこうかな。
まだゲームの設定通りなら、この子は僕のことを好きになってくれるんだよね?
それはそれで嬉しいかも……。
いかん!いかん!
何を考えているんだ!
今はそんなことを考えている場合ではない!
気を取り直して……。
えっと確か……。
そうだ!
思い出した!
この世界のアリシアは、主人公と出会う前に他の男と結婚していた。
だから、今のアリシアは主人公ではなく、別の男のことが好きになっているという設定だったはずだ。
う~ん……まぁ、それでもいいか。
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