2 / 35
第2話 転生しました!
しおりを挟む
服装はシンプルなデザインのドレスだ。
スカート部分がふんわりと膨らんでいて、胸元は大きく開いている。
そこから覗く谷間は思わず目が吸い寄せられるほど魅力的だ。
正直、こんな子が戦えるとは思えなかった。
「ねぇ、聞いていますか?」
フィリアが問いかけてくる。
「あっ……ごめん。考え事をしていたんだ。もう1度言ってくれれば分かると思うんだけど……」
「では、もう一度言いましょう。あなたにお願いしたいことがあります」
「頼みたいこと?」
「はい。実は今、私の管理する世界で大きな問題が発生していて困っているんです。そこであなたに解決して欲しいと思いまして……」
「ちょ、ちょっと待って!」
久留洲は慌ててストップをかける。
「その前に聞かせて欲しいことがあるんだ。まず、どうして僕を選んだんだい? 他にも強い人は沢山いるはずだ。何故、わざわざ僕に声をかけたんだい?」
「それは簡単です。あなたならきっと引き受けてくれると思って」
「それって」
「はい。ゲームの中でトップクラスの実力を持っているあなたなら、この世界を救えると考えたからです。それにゲームの世界でもトップクラスの人気を誇っているみたいですし、知名度も十分あるでしょう。私達の世界に馴染んでもらうのにも都合が良いと思います」
久留洲はようやく事情を理解した。「なるほど。つまりは広告塔としての役割を期待しているということだね」
「まぁ、そんな感じです。ただでさえ人手不足なので、どうしても人選は限られてしまいます。だから、あなたに頼んでいるんです。引き受けてもらえますよね?」
久留洲は悩んだ。だが、結局は断ることができなかった。
このチャンスを逃したら、一生後悔することになると思ったからだ。
「分かったよ。君の依頼を引き受けることにしよう」
「本当ですか! ありがとうございます。これで安心できます。それじゃあ早速、行きましょう」
こうして久留洲はフィリアと共に『異世界』へと旅立っていったのである。
そこは剣と魔法の世界だった。
中世ヨーロッパを思わせる街並みが広がっている。
道行く人々は皆、ファンタジー小説に出てくるような恰好をしていた。
「凄いな。まるで本物みたいだ」
久留洲は感嘆の声を上げた。
「当たり前です。ここは本当に存在する場所なんですから」
フィリアは誇らしげに言った。
「そういえば聞き忘れていたけど、君何歳なの?」
「女性に年齢を聞くなんて失礼ですよ」
「ごめん。でも気になるんだよ」
「まあいいでしょう。私はこう見えても100年以上生きてますから」
「ひゃ、ひゃくねん!?」
久留洲は素っ頓狂な声を上げる。
スカート部分がふんわりと膨らんでいて、胸元は大きく開いている。
そこから覗く谷間は思わず目が吸い寄せられるほど魅力的だ。
正直、こんな子が戦えるとは思えなかった。
「ねぇ、聞いていますか?」
フィリアが問いかけてくる。
「あっ……ごめん。考え事をしていたんだ。もう1度言ってくれれば分かると思うんだけど……」
「では、もう一度言いましょう。あなたにお願いしたいことがあります」
「頼みたいこと?」
「はい。実は今、私の管理する世界で大きな問題が発生していて困っているんです。そこであなたに解決して欲しいと思いまして……」
「ちょ、ちょっと待って!」
久留洲は慌ててストップをかける。
「その前に聞かせて欲しいことがあるんだ。まず、どうして僕を選んだんだい? 他にも強い人は沢山いるはずだ。何故、わざわざ僕に声をかけたんだい?」
「それは簡単です。あなたならきっと引き受けてくれると思って」
「それって」
「はい。ゲームの中でトップクラスの実力を持っているあなたなら、この世界を救えると考えたからです。それにゲームの世界でもトップクラスの人気を誇っているみたいですし、知名度も十分あるでしょう。私達の世界に馴染んでもらうのにも都合が良いと思います」
久留洲はようやく事情を理解した。「なるほど。つまりは広告塔としての役割を期待しているということだね」
「まぁ、そんな感じです。ただでさえ人手不足なので、どうしても人選は限られてしまいます。だから、あなたに頼んでいるんです。引き受けてもらえますよね?」
久留洲は悩んだ。だが、結局は断ることができなかった。
このチャンスを逃したら、一生後悔することになると思ったからだ。
「分かったよ。君の依頼を引き受けることにしよう」
「本当ですか! ありがとうございます。これで安心できます。それじゃあ早速、行きましょう」
こうして久留洲はフィリアと共に『異世界』へと旅立っていったのである。
そこは剣と魔法の世界だった。
中世ヨーロッパを思わせる街並みが広がっている。
道行く人々は皆、ファンタジー小説に出てくるような恰好をしていた。
「凄いな。まるで本物みたいだ」
久留洲は感嘆の声を上げた。
「当たり前です。ここは本当に存在する場所なんですから」
フィリアは誇らしげに言った。
「そういえば聞き忘れていたけど、君何歳なの?」
「女性に年齢を聞くなんて失礼ですよ」
「ごめん。でも気になるんだよ」
「まあいいでしょう。私はこう見えても100年以上生きてますから」
「ひゃ、ひゃくねん!?」
久留洲は素っ頓狂な声を上げる。
1
あなたにおすすめの小説
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる