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第145話 美少女に言い寄られ、それでも鈍感な救世主
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そして、ラストダンジョンに向かった。
計3パーティ。
合計15人で向かう。
それぞれのパーティにグリフォンを割り当て、出発。
「何で今まで複数パーティで行かなかったんですか?」
その方が攻略も進むだろう。
僕は素朴な疑問を口にした。
「ユウタさん、今回が初めてではないのです。我々の様な魔王討伐に積極的なギルドはパーティを同時に複数送り込むこともありました。例えば、探索の段階では一つのパーティを送り込み、ボスモンスターの弱点が分かれば2、3つのパーティを編成し決着をつけるというルーチンが出来ていました」
そうガイアが説明する。
「そうは言っても、皆、命は惜しいもの。ラストダンジョンに行きたがる者は少ないのです」
「……そうですか」
う~ん。
グリフォンの背の上で僕は腕を組んでしまった。
なるべく犠牲は少なくしたいなあ。
「でも、こうやって皆が進んで自分からラストダンジョン攻略に名乗りを上げてくれるのは、ユウタさんのお陰なんですよ」
「ぼっ……僕の!?」
思わず自分で自分を指差してしまう。
ガイアが首肯する。
「ユウタはどっか頼りないから助けてあげないとって思っちゃうんだよね」
フィナが会話に割り込んでくる。
おい、頼り内は余計だろ。
「ユウタさんはいつも一生懸命ですから」
セレスも割り込んでくる。
「兎に角、ユウタさんは救世主として皆を勇気づけてくれる存在なんです」
割り込んでくるメンバーを押さえ、最後にガイアが僕の手を握る。
そうこうしている間にも、相変わらず、マリアンからの通信は無い。
◇
到着。
探索に入る。
4段の蟹の段についた。
僕達の足止めをしていた泡の結界は破られ、祭壇が見えた。
祭壇に座る人影発見。
「マリアン!」
彼女は剣を手にしたまま座り、うつろな目をしていた。
その剣は緑色に光っていた。
「よかった無事だったんですね」
僕は駆け寄った。
「危ない!」
緑の閃光が走る。
ガイアが叫び、僕を突き飛ばす。
血が弾け飛ぶ。
ガイアは肩口に傷を受けていた。
「なっ……なんでっ!?」
僕が驚き問い掛ける。
「私が最強の戦士だ。誰も私を倒すことが出来ない」
つづく
計3パーティ。
合計15人で向かう。
それぞれのパーティにグリフォンを割り当て、出発。
「何で今まで複数パーティで行かなかったんですか?」
その方が攻略も進むだろう。
僕は素朴な疑問を口にした。
「ユウタさん、今回が初めてではないのです。我々の様な魔王討伐に積極的なギルドはパーティを同時に複数送り込むこともありました。例えば、探索の段階では一つのパーティを送り込み、ボスモンスターの弱点が分かれば2、3つのパーティを編成し決着をつけるというルーチンが出来ていました」
そうガイアが説明する。
「そうは言っても、皆、命は惜しいもの。ラストダンジョンに行きたがる者は少ないのです」
「……そうですか」
う~ん。
グリフォンの背の上で僕は腕を組んでしまった。
なるべく犠牲は少なくしたいなあ。
「でも、こうやって皆が進んで自分からラストダンジョン攻略に名乗りを上げてくれるのは、ユウタさんのお陰なんですよ」
「ぼっ……僕の!?」
思わず自分で自分を指差してしまう。
ガイアが首肯する。
「ユウタはどっか頼りないから助けてあげないとって思っちゃうんだよね」
フィナが会話に割り込んでくる。
おい、頼り内は余計だろ。
「ユウタさんはいつも一生懸命ですから」
セレスも割り込んでくる。
「兎に角、ユウタさんは救世主として皆を勇気づけてくれる存在なんです」
割り込んでくるメンバーを押さえ、最後にガイアが僕の手を握る。
そうこうしている間にも、相変わらず、マリアンからの通信は無い。
◇
到着。
探索に入る。
4段の蟹の段についた。
僕達の足止めをしていた泡の結界は破られ、祭壇が見えた。
祭壇に座る人影発見。
「マリアン!」
彼女は剣を手にしたまま座り、うつろな目をしていた。
その剣は緑色に光っていた。
「よかった無事だったんですね」
僕は駆け寄った。
「危ない!」
緑の閃光が走る。
ガイアが叫び、僕を突き飛ばす。
血が弾け飛ぶ。
ガイアは肩口に傷を受けていた。
「なっ……なんでっ!?」
僕が驚き問い掛ける。
「私が最強の戦士だ。誰も私を倒すことが出来ない」
つづく
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