モブからの成り上がり。ムカつく奴らを剣聖スキルで無双してざまぁ。

yonechanish

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第4話 モブか!? 主人公か?!

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そもそも選択肢が頭の中に現れるなんていかにもゲーム的だ。
ここはやはりここはゲームの世界。
そして……目の前に立つ巨乳女。
腰に下げている剣は……

『暗黒の剣』

伝説の聖剣がエクスカリバーなら、その対極に位置する悪の剣。
フェイト・オーバーフロー・オンライン内でも最強の闇スキルを持つ者だけが装備出来る最強の剣。

「と、なると……」

2「うるせえ!」を選んだ場合に起こる出来事は……もしかして、死亡フラグか!

何たって、目の前の巨乳女はレベル1の僕では勝てない。
このまま2を選ぶと死ぬことになるかもしれない。
これは気を付けないと……。
よし、ここは慎重にいこう。
僕は考えをまとめた後、巨乳女に謝ることにした。
こういう場合は素直に謝っておくのが一番いいはず。
それに、ここで変に逆らうのは良くないような気もする。

「すいませんでした」

僕はとりあえず謝ってみた。
これで許してもらえるかな? 

「なめんじゃねーぞ。てめー!」

尚も巨乳女は詰め寄って来た。
巨乳が目の前に迫る。
恐怖と性欲が同時に心と体を駆け巡る。
僕の体は硬直し、動けなくなってしまった。
そして、僕の体からは汗が流れ始める。
まずい……。非常にまずい状況になってしまった。

「やめなさい。この人は私の大事な人です」

アリシアの声が聞こえてきた。

「何だてめぇは!?」

巨乳女が怒鳴りつける。
甲高い声が怒っててもなんだか可愛らしい。
そのギャップにまたも僕は恐怖と性欲で、頭がくらくらする。
アリシアが巨乳女の前に立った。
すごい迫力だ。
さすがの巨乳女も一瞬怯む。
アリシアはそんな巨乳女を睨みつけながら話し始める。
ちなみに僕はアリシアの後ろに立っている状態だ。
アリシアは僕を守るように前に立ってくれたのだ。
ざわつくギルド内の人々。
いつしか、僕らの周りには人だかりが出来ていた。

「私はアリシアと言います。そしてこちらにいるのが、私の大切な人。その人を侮辱することは私が許しません」
「ふざけんなよ!お前には関係ないだろ!引っ込んでろよ!」

巨乳女が再びアリシアに向かって怒声を上げた。
アリシアはその言葉を無視し続ける。
すると、だんだんと周りにいた人達が騒ぎ始めた。
僕はアリシアの後ろからそっと顔を出して様子を見た。
周りの冒険者達から様々な声が上がる。

「やれー!」
「おらおら、そんな弱そうな女に、怯んでんじゃねー!」

巨乳女は引っ込みがつかなくなったのか、剣の柄に手を掛けた。

「……やるしかない」

僕は決心した。
僕は何者に転生したのだろう。
フェイト・オーバーフロー・オンラインのこの世界で、僕は主人公である勇者セロンに転生したと信じたい。
このゲームは主人公の容姿は一定していない。
キャラメイクで好きな髪型、顔、体系に出来るからだ。
僕は、この異世界での勇者セロンの容姿が分からなかった。
だが、アリシア姫と転生直後に出会えたことは、僕がモブでもない、主人公であることを意味しているとしか思えない。
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