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第四章
59.リーザス・マーティン
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リーザス・マーティン。
本名をスティーブン・トーマス・バルトレイという。
直属の上司であるアルバート・ダスクモア・グリムリッジ伯爵は、「鬼畜悪魔大佐」の名前をほしいままにしている、怠惰な無能が大嫌いな冷酷無慈悲な人物である。
仕事に関して冷徹なまでの実力主義的な考え方を持つ彼は、平民だろうが貴族だろうが「彼にとって有益で使える人物」であれば、多少の性格の難があろうが容赦なく登用する。
逆に口先ばかりで仕事をしない人間に対しては、どんなに高位の爵位を持っていようが、敵とみなせば容赦なく職を奪い、閑職へ追放する。
仕事ぶりは鉄壁で極めて冷静沈着。
長く彼のことを良く知る付き合いの長い上官でさえ、鬼畜悪魔大佐が狼狽えたり、感情を激しく乱しているところを見たことがないという。
眉間に深い皺が機嫌の度合いによって刻まれる他は、四六時中ほぼ無表情で、「笑っているところ」を見たところがない。
確かに鼻先で嘲るような表情や、捜査の妨害を受けた時にぞっとするほど冷淡な微笑を浮かべていることもあるのだが、あれはスティーブンの知っている「笑顔」とは別物だ。
「機嫌の良しあしは眉間の皺でわかりますよ」と何でもないことのように明るく言う上官も上官だと、スティーブン達部下は全員一致で思っている。
むしろあの赤い瞳を持つ悪魔が微笑みを浮かべているような現場に出くわそうものなら、「末代まで祟られてしまう」と部下の間では語られていた。
いき過ぎた仕事中毒者である彼が自宅としているタウンハウスに戻っている姿を見たものはほとんどおらず、執務室に住んでいるのではないか、と囁かれている。
その彼が、この数日わずかばかり機嫌がよさそうだと紫の瞳の上官が言っていたが、誰もその言葉を信じてはいなかった。
「よくやった。バルトレイ」
今もまた深い皺を眉間に寄せた状態で、感情のこもらない平坦な声でねぎらっているのかどうかわからない言葉を出した。
彼が今、うっすらと口の端を吊り上げながらページを捲っているのは、フェリュイーヌ男爵令嬢からスティーブが回収した手帳の一冊だった。
「わぁ。いろんな人の名前が書いてありますネ」
にこにこと、とても嬉しそう、―――楽しそうに声を弾ませているのはアルバートの副官の一人である、メイノワール中尉だ。
黄色い綿菓子のようなふわふわとした明るい金髪が特徴的で、一見すると人当たりの良さそうな柔和な外見をしているが、紫水晶を研いだような瞳は鬼畜悪魔大佐と同じく他に容赦がない。小悪魔中尉と呼ばれているヘンドリック・メイノワールはその瞳をにっこりと細めて、甘い毒のようにこちらに笑いかけてきた。
「長い潜入捜査、ご苦労様でした。これで心置きなくご自宅に帰れますねッ」
望んでいた結末なのに、とても腑に落ちなくてスティーブンは大きくため息をついた。
「こんな悪事に加担させられていたなんて、もし妻に知られでもしたら」
心臓発作で死んじゃうよっ。
黒曜石のような真っ黒な瞳に涙が浮かぶのはそう遅くなかった。
わっと顔を覆って泣き出してしまった上司を心配して、執務室の片隅で様子を伺っていた彼の部下たちが「大丈夫ですよ」とか「あたたかいお飲み物をお持ちしますね」とか「甘いものもご用意しますね」とテキパキと行動に移していく。
まったく上司想いのいい部下を持ったものだとじーんと来て、スティーブンは大きく鼻をすすった。
強面で愛娘と嫁を溺愛する家庭第一主義の愛妻家、そして部下想いとして知られるバルトレイ少尉はグリムリッジ伯爵の指示で、「リーザス・マーティン」という偽名を使い「不可解な金の動き」の証拠を見つけるため、以前から重要な監視対象であったフェリュイーヌ男爵に接近し捜査を行っていた。
「領地を売り払ったはずの男爵家」にしては収入を遥かに超えた派手な金の使い方に気づき、本格的に調査を開始したのが三年前。以降、上司の指示を仰ぎながら、本来の性格とは正反対の「傲岸不遜で権力を笠に着て権力者にすり寄る軍人」を演じてきた。
最初はすぐに片が付くだろうと誰もが思っていた。
しかし、フェリュイーヌ男爵は意外に賢く慎重で、自分が冒している悪行がバレないように子狡く行動することに長けた人物だった。そのせいで、彼が大切に隠し持ってきた「各方面へ違法に放出した金」と、「彼自身が横領した金」とさらに「その見返り得た金の流れ」が記された手帳をなかなか見つけることができず、機会を狙いつつもなかなか達成できずにいた。
それがこの、たった数日で長年の苦労が一気に報われるような形で、唐突に、実に急速に事態が動き出した。
「これで、ようやく、ゆっくり娘の顔が見れる」
現在七歳のかわいい盛りの、妻によく似た娘の顔を思い浮かべれば、これまでの苦労が吹き飛ぶ心持ちさえする。
リーザスという男を演じるにあたり、家族に害が及んではいけないと、彼は泣く泣くグリムリッジ大佐が所有する王都からほど近い領地の館に彼女たちを遠ざけねばなかった。おかげで毎日愛してやまない妻と娘とは週に一度しか会えないし、せっかくの休日も半日で引き上げて王都に向けて車を走らせねばならなかった。
ファロンヴェイル子爵令嬢を「餌」として使うと、いつものように冷淡に決定した鬼畜上司に、「信じられない」「人の心はないのか」とか「この鬼畜鬼上司!馬に蹴られて気絶しろ!」とばかりに猛烈に抗議したが、結局受け入れられず、最も嫌な役割を押し付けられてスティーブンの胃腸はすでに限界を迎えていた。
尊敬する上司の筋書きとはいえ、自分がこんな仕事をしていたと、もし妻が知ったらどんなに傷つくだろうか。
しかも自分は「ありもしない罪」をでっち上げて貴族の令嬢を捕らえ、衆目の目に晒す形で彼女を軍まで連行し、あまつさえ拘留してしまったのである。
冷静で理知的に反論するあの少女の姿がどうしても頭を離れない。
あの緑色の瞳は、自分の娘とよく似た色をしていて、なおさら彼の心を深刻に抉った。
娘が将来、あの少女のように理不尽な状況に立たされたらどうするのか――そんな想像が次々と押し寄せ、胃がキリキリと痛み出す。
胃が痛い。
「胃薬が欲しい……」
うう、とむせび泣く自分を案じて、部下が慌てて常備薬の胃薬を差し出してくれる。
丁寧に礼を述べてスティーブンは呑みこむ。
(絶対いつか、あの人は誰かに後ろから刺されてしまうに違いない)
むしろそうであるべきだと上司を見れば、赤い相貌が静かにこちらに向いていた。
「なんだ。まだ何か、伝えることがあるのか?」
手帳を傍らに立つメイノワール中尉に預け、グリムリッジ大佐が涼しげな声で訊ねてきた。
スティーブンは、彼女の連行を任された時、彼と交わした口約束を思い出しハッとして頷いた。
「……すべてが終わったら、一緒に謝っていただけるんですよね?」
リーザス・マーティン。
本名をスティーブン・トーマス・バルトレイという。
直属の上司であるアルバート・ダスクモア・グリムリッジ伯爵は、「鬼畜悪魔大佐」の名前をほしいままにしている、怠惰な無能が大嫌いな冷酷無慈悲な人物である。
仕事に関して冷徹なまでの実力主義的な考え方を持つ彼は、平民だろうが貴族だろうが「彼にとって有益で使える人物」であれば、多少の性格の難があろうが容赦なく登用する。
逆に口先ばかりで仕事をしない人間に対しては、どんなに高位の爵位を持っていようが、敵とみなせば容赦なく職を奪い、閑職へ追放する。
仕事ぶりは鉄壁で極めて冷静沈着。
長く彼のことを良く知る付き合いの長い上官でさえ、鬼畜悪魔大佐が狼狽えたり、感情を激しく乱しているところを見たことがないという。
眉間に深い皺が機嫌の度合いによって刻まれる他は、四六時中ほぼ無表情で、「笑っているところ」を見たところがない。
確かに鼻先で嘲るような表情や、捜査の妨害を受けた時にぞっとするほど冷淡な微笑を浮かべていることもあるのだが、あれはスティーブンの知っている「笑顔」とは別物だ。
「機嫌の良しあしは眉間の皺でわかりますよ」と何でもないことのように明るく言う上官も上官だと、スティーブン達部下は全員一致で思っている。
むしろあの赤い瞳を持つ悪魔が微笑みを浮かべているような現場に出くわそうものなら、「末代まで祟られてしまう」と部下の間では語られていた。
いき過ぎた仕事中毒者である彼が自宅としているタウンハウスに戻っている姿を見たものはほとんどおらず、執務室に住んでいるのではないか、と囁かれている。
その彼が、この数日わずかばかり機嫌がよさそうだと紫の瞳の上官が言っていたが、誰もその言葉を信じてはいなかった。
「よくやった。バルトレイ」
今もまた深い皺を眉間に寄せた状態で、感情のこもらない平坦な声でねぎらっているのかどうかわからない言葉を出した。
彼が今、うっすらと口の端を吊り上げながらページを捲っているのは、フェリュイーヌ男爵令嬢からスティーブが回収した手帳の一冊だった。
「わぁ。いろんな人の名前が書いてありますネ」
にこにこと、とても嬉しそう、―――楽しそうに声を弾ませているのはアルバートの副官の一人である、メイノワール中尉だ。
黄色い綿菓子のようなふわふわとした明るい金髪が特徴的で、一見すると人当たりの良さそうな柔和な外見をしているが、紫水晶を研いだような瞳は鬼畜悪魔大佐と同じく他に容赦がない。小悪魔中尉と呼ばれているヘンドリック・メイノワールはその瞳をにっこりと細めて、甘い毒のようにこちらに笑いかけてきた。
「長い潜入捜査、ご苦労様でした。これで心置きなくご自宅に帰れますねッ」
望んでいた結末なのに、とても腑に落ちなくてスティーブンは大きくため息をついた。
「こんな悪事に加担させられていたなんて、もし妻に知られでもしたら」
心臓発作で死んじゃうよっ。
黒曜石のような真っ黒な瞳に涙が浮かぶのはそう遅くなかった。
わっと顔を覆って泣き出してしまった上司を心配して、執務室の片隅で様子を伺っていた彼の部下たちが「大丈夫ですよ」とか「あたたかいお飲み物をお持ちしますね」とか「甘いものもご用意しますね」とテキパキと行動に移していく。
まったく上司想いのいい部下を持ったものだとじーんと来て、スティーブンは大きく鼻をすすった。
強面で愛娘と嫁を溺愛する家庭第一主義の愛妻家、そして部下想いとして知られるバルトレイ少尉はグリムリッジ伯爵の指示で、「リーザス・マーティン」という偽名を使い「不可解な金の動き」の証拠を見つけるため、以前から重要な監視対象であったフェリュイーヌ男爵に接近し捜査を行っていた。
「領地を売り払ったはずの男爵家」にしては収入を遥かに超えた派手な金の使い方に気づき、本格的に調査を開始したのが三年前。以降、上司の指示を仰ぎながら、本来の性格とは正反対の「傲岸不遜で権力を笠に着て権力者にすり寄る軍人」を演じてきた。
最初はすぐに片が付くだろうと誰もが思っていた。
しかし、フェリュイーヌ男爵は意外に賢く慎重で、自分が冒している悪行がバレないように子狡く行動することに長けた人物だった。そのせいで、彼が大切に隠し持ってきた「各方面へ違法に放出した金」と、「彼自身が横領した金」とさらに「その見返り得た金の流れ」が記された手帳をなかなか見つけることができず、機会を狙いつつもなかなか達成できずにいた。
それがこの、たった数日で長年の苦労が一気に報われるような形で、唐突に、実に急速に事態が動き出した。
「これで、ようやく、ゆっくり娘の顔が見れる」
現在七歳のかわいい盛りの、妻によく似た娘の顔を思い浮かべれば、これまでの苦労が吹き飛ぶ心持ちさえする。
リーザスという男を演じるにあたり、家族に害が及んではいけないと、彼は泣く泣くグリムリッジ大佐が所有する王都からほど近い領地の館に彼女たちを遠ざけねばなかった。おかげで毎日愛してやまない妻と娘とは週に一度しか会えないし、せっかくの休日も半日で引き上げて王都に向けて車を走らせねばならなかった。
ファロンヴェイル子爵令嬢を「餌」として使うと、いつものように冷淡に決定した鬼畜上司に、「信じられない」「人の心はないのか」とか「この鬼畜鬼上司!馬に蹴られて気絶しろ!」とばかりに猛烈に抗議したが、結局受け入れられず、最も嫌な役割を押し付けられてスティーブンの胃腸はすでに限界を迎えていた。
尊敬する上司の筋書きとはいえ、自分がこんな仕事をしていたと、もし妻が知ったらどんなに傷つくだろうか。
しかも自分は「ありもしない罪」をでっち上げて貴族の令嬢を捕らえ、衆目の目に晒す形で彼女を軍まで連行し、あまつさえ拘留してしまったのである。
冷静で理知的に反論するあの少女の姿がどうしても頭を離れない。
あの緑色の瞳は、自分の娘とよく似た色をしていて、なおさら彼の心を深刻に抉った。
娘が将来、あの少女のように理不尽な状況に立たされたらどうするのか――そんな想像が次々と押し寄せ、胃がキリキリと痛み出す。
胃が痛い。
「胃薬が欲しい……」
うう、とむせび泣く自分を案じて、部下が慌てて常備薬の胃薬を差し出してくれる。
丁寧に礼を述べてスティーブンは呑みこむ。
(絶対いつか、あの人は誰かに後ろから刺されてしまうに違いない)
むしろそうであるべきだと上司を見れば、赤い相貌が静かにこちらに向いていた。
「なんだ。まだ何か、伝えることがあるのか?」
手帳を傍らに立つメイノワール中尉に預け、グリムリッジ大佐が涼しげな声で訊ねてきた。
スティーブンは、彼女の連行を任された時、彼と交わした口約束を思い出しハッとして頷いた。
「……すべてが終わったら、一緒に謝っていただけるんですよね?」
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