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第1章 光と悪夢
第4話 新たな仲間
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リリが両親と一緒に無事に帰宅した報告を受けた俺とアメリアは奇跡を起こせたことに感動してお互いに強く抱きしめた。
「東条くん、君は本当に最高の魔道士だわ! あなたがいなければこの作戦は成功できなかった。あなたを異世界に誘ってよかったわ、ありがとう」
「アメリア、無事で良かった。本当に良かった」
「私が生きているのも東条くんのお陰だわ。私のために体を張ってくれてありがとう。これからも私と一緒に付いてきてくれる?」
「もちろんだよ、俺はアメリアや世界の幸福のために戦ってやるよ」
「これからもお願いね、東条くんは私の英雄よ」
午前7時、2人が感動を分かち合っているとエミリーから来客の知らせを受けた。玄関の扉を開くと30代くらいの男女が深くお辞儀をしていた。
「リリの父のアーガスです。リリを助けてくださり、ありがとうございます。医者や魔道士に尋ねても治すことができないと諦めかけていましたが、皆様のお陰で元気な姿の娘と再開できて感謝しております」
「リリの母のマールです。今回は本当にありがとうございました。まだリリは療養中なので皆様には回復した娘をお見せできませんが、私たちの宝物を救ってくださり感謝します」
リリの両親は深々とお礼をしながら涙を流していた。俺は今まで誰にも感謝されたことがなかったので不思議な気分だった。逃げずに黒魔術師と必死に戦ってよかったと自分自身を褒めた。
「こちらこそ、リリさんが元気になってよかったですね。私たちも作戦が大成功してホッとしました」
「ありがとうございます。リリを救ってくださったお礼として紹介したい人がいます。魔導学校を主席で卒業した魔道士のフレイです」
「はじめまして、フレイです。魔導学校を卒業してからはリリさんのご両親の豪邸で傭兵として働いておりました。魔導学校では他の生徒よりも剣術や魔術を極めたので戦闘能力には自信があります。よろしくお願いします。」
フレイは緊張しながら俺たちに軽くお辞儀をした。フレイは桃色のショートカット、黒色のコート、身長168センチのEカップ、桃色に輝く瞳が特徴だ。
「皆様にはお礼としてフレイを差し上げたいと思います」
俺たち3人は目を丸くして顔を見合わせた。するとアーガスは低い声で話し始めた。
「私たちは貴族として各地で講演を行っている仕事をしており、毎日命を狙われているため日替わりで傭兵たちと共に各地を移動しておりました。その中でもフレイは攻防の駆け引きに最も優れた勇敢な魔道士で、私たちが暴徒に襲われそうになったときも全力で助けてくださりました。そこで多くの住民を救うために戦っている皆様には最強の仲間が必要と感じたのです。どうでしょうか?」
アーガスは俺たちに真面目な態度を示して覚悟を感じた。もしフレイがいれば黒魔術師と戦うときも有利になるはずだ。アメリアもエミリーも俺と同意見だった。
「ありがとうございます、アーガス様、マール様。フレイさんと一緒に世界から悪夢が消えるように努力していきます」
「皆様には期待しております。必ず平和な世界を取り戻してください。この度はリリのために全力を尽くしていただきまして、ありがとうございます」
リリの両親が立ち去ると、緊張で顔が固まっていたフレイは笑顔でラフに話し始めた。
「君が東条くんだね。黒魔術師を倒すなんて信じられないよ。どうやって倒したの?」
明るい声のフレイは俺の顔の近くまで寄り、俺に興味津々だった。
「俺はアメリアの命を守るために無我夢中で戦っていたから鮮明に覚えてないけど、衝撃波の魔法で黒魔術師を倒したと思う」
「君は異世界に昨日来たばかりなのに高等魔法まで使えるんだ! 何か魔法を勉強してここにやってきたの?」
「異世界に行くまでは魔法の勉強なんて全くしていないよ。なぜ習得できたのか分からないけど、異世界に訪れたときに俺は既に魔法を習得していたんだ。」
「いいなあ、君は妖精が見守っているかもね。この世界には優れた勇者に妖精が力を授ける伝説があるらしいよ。君は勇者として認められたのね」
「いやいや、そんなことはないよ。異世界に行くまでは平凡な学生だったから」
「そんなことはないよ。君には君が知らない力を持っているはずだよ。もっと自信を持っていいわよ」
フレイは俺と楽しそうに話していたが、急に大事なことを思い出して暗い表情でアメリアとエミリーに相談した。
「ねえ、アメリア、エミリー。所持金が少ないけど、今日からこの家に住んでいいかな? 私はリリさんの両親に家を追い出されてしまって帰る場所がないんだ。私も黒魔術師と戦うから家に入れてもらえない? 野宿は嫌だよ」
フレイは手を合わせながら懇願すると、アメリアとエミリーは笑いながらフレイに手を差し伸べた。
「当たり前よ、今日から私たちの仲間よ! 自由に私たちの家を使ってね」
「ええ、フレイさんが仲間になってくれて頼もしいです。私もフレイさんのためにお手伝いしますよ」
「ありがとう、みんな!」
フレイは野宿という選択肢を避けられてホッとしたのか、号泣しながら俺たちの手を握った。
午前8時、俺たち4人はエミリーが作ってくれた朝食を食べていた。今日の朝食はパンとベーコンと目玉焼きとサラダだった。香ばしい香りがするベーコンと新鮮で美味な野菜がエミリーのこだわりだ。フレイは「貴族の朝食よりも美味しい」と感動しながら食べ、アメリアとエミリーは「いつも美味しいごはんをありがとう」と話していた。
俺はみんなで食卓を囲んで食べる経験が初めてだった。1人で食べる食事よりもみんなで食べる食事がこんなにも美味しいとは思わなかった。みんなと食べているお陰なのか、日本の食事よりも何倍も美味しかった。
朝食を食べ終わるとエミリーに俺とフレイの部屋を案内してくれた。案内された部屋は荷物が何も置かれていない真っ白な約8畳の部屋だった。
「空いている部屋がここだけです。申し訳ございませんが、窮屈ですがこの部屋で一緒に過ごしてください」
「他の部屋はないのか? 俺が寝ていた部屋は使えないのか?」
「申し訳ないのですが、その部屋は私の自室として使っています。他の部屋はアメリアさんの実験のために使用する部屋なので寝室として使用できません。魔法で部屋を改造していただければ嬉しいのですが……」
フレイは笑顔で納得した様子だった。
「魔法で仕切りやベッドを作ればいいのね? 楽勝よ! 東条くんも手伝ってもらえる?」
「もちろんだ。エミリー、この部屋を勝手に使わしてもらうよ」
俺はベッドを作成、フレイは仕切りとテーブル、椅子を作成することに決めて魔法を唱える準備をし始めた。エミリーは軽くお辞儀をしてから部屋を立ち去った。
ベッドを一瞬で作れないかなあ、綿や木材など部品を魔法で出現させてから組み立てる必要があるかなあ、と考えていると心の声のソフィーが嬉しそうに話し始めた。
「君に偉大な魔道士の力を授けたわ。君の思い通りにイメージして手を広げなさい。君は生物以外の物質ならば可能な限り魔法で作成できるわよ」
俺はソフィーの言う通りに日本のようなフカフカのベッドをイメージしながら拳を広げると、俺の目の前に想像通りのベッドが出現した。ベッドの感触は柔らかく高級品のような肌触りだった。木材を何枚も魔法で作成して仕切りを組み立てているフレイは俺の魔法に驚いて目を丸くした。
「君は本当に最強の魔道士だわ! 一瞬で作れるなんて素晴らしいわ! これも妖精の力なの?」
「そうだと思う。俺もこんなに上手くできるなんて思わなかった」
「いいなあ! 私も東条くんみたいな魔法の能力が欲しかったなあ」
「フレイ、俺に仕切りもテーブルも作らせてくれ」
「いいの! 助かるわ!」
俺はベッドを作る感覚と同じようにイメージすると簡単に仕切りやテーブル、椅子を出現させた。木製の仕切りで部屋を半分にして、それぞれの部屋にベッドとテーブル、椅子を1つずつ配置した。フレイは俺の実力に圧倒されていた。
「私よりも魔法を使いこなしているわね! 東条くんは妖精に愛されているみたいね」
「そうだね。これも妖精のお陰かもね」
「ありがとう東条くん、私は何も手伝えなくてごめんね」
「いいよ、早く終れてよかったよ」
フレイと部屋が完成したことを喜んでいるとエミリーから来客の連絡を伝えられた。4人が玄関に出ると10代くらいの女性が目を瞑っている少女を抱えながらやってきた。女性は必死に懇願した。
「私の友達を助けてください。昨日、友達が黒魔術師に悪夢を唱えられて今も目を覚まさないままです。そのときに黒魔術師が私に金貨1000枚を明日の深夜まで用意しないと友達は一生悪夢から起こさないと要求されたのですが、所持金が金貨10枚しかなくて黒魔術師に身代金を支払えません。それから近所の有名な魔道士に悪夢を治してほしいと頼み込んだのですが、最低でも金貨500枚必要と言われて断られて友達を救う手段がありません。ここは金貨10枚で治療できますか?」
大粒の涙を流している女性にアメリアは手を差し伸べた。
「ここは金貨0枚で引き受けるわ! 私たちの目的はお金ではない、黒魔術師を倒して平和な世界を取り戻すために戦うわ。エミリーさん、フレイさん、東条くん、そうだよね?」
俺たちはアメリアに頷いた。女性は泣きながら深々とお辞儀をしながら感謝を伝えた。
「ありがとうございます。皆様に感謝しております」
「ええ、じゃあ私の部屋に来て。エミリーも私についてきて。東条くんとフレイさんは後で状況と作戦を伝えるわ。それまでは深夜の戦いに備えて今のうちに寝てね」
俺とフレイは自室に戻り、それぞれの個人スペースでアメリアとエミリーに呼ばれるまで寝始めた。俺は今日こそは黒魔術師が邪魔しに来ないことを祈りながら目を瞑った。
「東条くん、君は本当に最高の魔道士だわ! あなたがいなければこの作戦は成功できなかった。あなたを異世界に誘ってよかったわ、ありがとう」
「アメリア、無事で良かった。本当に良かった」
「私が生きているのも東条くんのお陰だわ。私のために体を張ってくれてありがとう。これからも私と一緒に付いてきてくれる?」
「もちろんだよ、俺はアメリアや世界の幸福のために戦ってやるよ」
「これからもお願いね、東条くんは私の英雄よ」
午前7時、2人が感動を分かち合っているとエミリーから来客の知らせを受けた。玄関の扉を開くと30代くらいの男女が深くお辞儀をしていた。
「リリの父のアーガスです。リリを助けてくださり、ありがとうございます。医者や魔道士に尋ねても治すことができないと諦めかけていましたが、皆様のお陰で元気な姿の娘と再開できて感謝しております」
「リリの母のマールです。今回は本当にありがとうございました。まだリリは療養中なので皆様には回復した娘をお見せできませんが、私たちの宝物を救ってくださり感謝します」
リリの両親は深々とお礼をしながら涙を流していた。俺は今まで誰にも感謝されたことがなかったので不思議な気分だった。逃げずに黒魔術師と必死に戦ってよかったと自分自身を褒めた。
「こちらこそ、リリさんが元気になってよかったですね。私たちも作戦が大成功してホッとしました」
「ありがとうございます。リリを救ってくださったお礼として紹介したい人がいます。魔導学校を主席で卒業した魔道士のフレイです」
「はじめまして、フレイです。魔導学校を卒業してからはリリさんのご両親の豪邸で傭兵として働いておりました。魔導学校では他の生徒よりも剣術や魔術を極めたので戦闘能力には自信があります。よろしくお願いします。」
フレイは緊張しながら俺たちに軽くお辞儀をした。フレイは桃色のショートカット、黒色のコート、身長168センチのEカップ、桃色に輝く瞳が特徴だ。
「皆様にはお礼としてフレイを差し上げたいと思います」
俺たち3人は目を丸くして顔を見合わせた。するとアーガスは低い声で話し始めた。
「私たちは貴族として各地で講演を行っている仕事をしており、毎日命を狙われているため日替わりで傭兵たちと共に各地を移動しておりました。その中でもフレイは攻防の駆け引きに最も優れた勇敢な魔道士で、私たちが暴徒に襲われそうになったときも全力で助けてくださりました。そこで多くの住民を救うために戦っている皆様には最強の仲間が必要と感じたのです。どうでしょうか?」
アーガスは俺たちに真面目な態度を示して覚悟を感じた。もしフレイがいれば黒魔術師と戦うときも有利になるはずだ。アメリアもエミリーも俺と同意見だった。
「ありがとうございます、アーガス様、マール様。フレイさんと一緒に世界から悪夢が消えるように努力していきます」
「皆様には期待しております。必ず平和な世界を取り戻してください。この度はリリのために全力を尽くしていただきまして、ありがとうございます」
リリの両親が立ち去ると、緊張で顔が固まっていたフレイは笑顔でラフに話し始めた。
「君が東条くんだね。黒魔術師を倒すなんて信じられないよ。どうやって倒したの?」
明るい声のフレイは俺の顔の近くまで寄り、俺に興味津々だった。
「俺はアメリアの命を守るために無我夢中で戦っていたから鮮明に覚えてないけど、衝撃波の魔法で黒魔術師を倒したと思う」
「君は異世界に昨日来たばかりなのに高等魔法まで使えるんだ! 何か魔法を勉強してここにやってきたの?」
「異世界に行くまでは魔法の勉強なんて全くしていないよ。なぜ習得できたのか分からないけど、異世界に訪れたときに俺は既に魔法を習得していたんだ。」
「いいなあ、君は妖精が見守っているかもね。この世界には優れた勇者に妖精が力を授ける伝説があるらしいよ。君は勇者として認められたのね」
「いやいや、そんなことはないよ。異世界に行くまでは平凡な学生だったから」
「そんなことはないよ。君には君が知らない力を持っているはずだよ。もっと自信を持っていいわよ」
フレイは俺と楽しそうに話していたが、急に大事なことを思い出して暗い表情でアメリアとエミリーに相談した。
「ねえ、アメリア、エミリー。所持金が少ないけど、今日からこの家に住んでいいかな? 私はリリさんの両親に家を追い出されてしまって帰る場所がないんだ。私も黒魔術師と戦うから家に入れてもらえない? 野宿は嫌だよ」
フレイは手を合わせながら懇願すると、アメリアとエミリーは笑いながらフレイに手を差し伸べた。
「当たり前よ、今日から私たちの仲間よ! 自由に私たちの家を使ってね」
「ええ、フレイさんが仲間になってくれて頼もしいです。私もフレイさんのためにお手伝いしますよ」
「ありがとう、みんな!」
フレイは野宿という選択肢を避けられてホッとしたのか、号泣しながら俺たちの手を握った。
午前8時、俺たち4人はエミリーが作ってくれた朝食を食べていた。今日の朝食はパンとベーコンと目玉焼きとサラダだった。香ばしい香りがするベーコンと新鮮で美味な野菜がエミリーのこだわりだ。フレイは「貴族の朝食よりも美味しい」と感動しながら食べ、アメリアとエミリーは「いつも美味しいごはんをありがとう」と話していた。
俺はみんなで食卓を囲んで食べる経験が初めてだった。1人で食べる食事よりもみんなで食べる食事がこんなにも美味しいとは思わなかった。みんなと食べているお陰なのか、日本の食事よりも何倍も美味しかった。
朝食を食べ終わるとエミリーに俺とフレイの部屋を案内してくれた。案内された部屋は荷物が何も置かれていない真っ白な約8畳の部屋だった。
「空いている部屋がここだけです。申し訳ございませんが、窮屈ですがこの部屋で一緒に過ごしてください」
「他の部屋はないのか? 俺が寝ていた部屋は使えないのか?」
「申し訳ないのですが、その部屋は私の自室として使っています。他の部屋はアメリアさんの実験のために使用する部屋なので寝室として使用できません。魔法で部屋を改造していただければ嬉しいのですが……」
フレイは笑顔で納得した様子だった。
「魔法で仕切りやベッドを作ればいいのね? 楽勝よ! 東条くんも手伝ってもらえる?」
「もちろんだ。エミリー、この部屋を勝手に使わしてもらうよ」
俺はベッドを作成、フレイは仕切りとテーブル、椅子を作成することに決めて魔法を唱える準備をし始めた。エミリーは軽くお辞儀をしてから部屋を立ち去った。
ベッドを一瞬で作れないかなあ、綿や木材など部品を魔法で出現させてから組み立てる必要があるかなあ、と考えていると心の声のソフィーが嬉しそうに話し始めた。
「君に偉大な魔道士の力を授けたわ。君の思い通りにイメージして手を広げなさい。君は生物以外の物質ならば可能な限り魔法で作成できるわよ」
俺はソフィーの言う通りに日本のようなフカフカのベッドをイメージしながら拳を広げると、俺の目の前に想像通りのベッドが出現した。ベッドの感触は柔らかく高級品のような肌触りだった。木材を何枚も魔法で作成して仕切りを組み立てているフレイは俺の魔法に驚いて目を丸くした。
「君は本当に最強の魔道士だわ! 一瞬で作れるなんて素晴らしいわ! これも妖精の力なの?」
「そうだと思う。俺もこんなに上手くできるなんて思わなかった」
「いいなあ! 私も東条くんみたいな魔法の能力が欲しかったなあ」
「フレイ、俺に仕切りもテーブルも作らせてくれ」
「いいの! 助かるわ!」
俺はベッドを作る感覚と同じようにイメージすると簡単に仕切りやテーブル、椅子を出現させた。木製の仕切りで部屋を半分にして、それぞれの部屋にベッドとテーブル、椅子を1つずつ配置した。フレイは俺の実力に圧倒されていた。
「私よりも魔法を使いこなしているわね! 東条くんは妖精に愛されているみたいね」
「そうだね。これも妖精のお陰かもね」
「ありがとう東条くん、私は何も手伝えなくてごめんね」
「いいよ、早く終れてよかったよ」
フレイと部屋が完成したことを喜んでいるとエミリーから来客の連絡を伝えられた。4人が玄関に出ると10代くらいの女性が目を瞑っている少女を抱えながらやってきた。女性は必死に懇願した。
「私の友達を助けてください。昨日、友達が黒魔術師に悪夢を唱えられて今も目を覚まさないままです。そのときに黒魔術師が私に金貨1000枚を明日の深夜まで用意しないと友達は一生悪夢から起こさないと要求されたのですが、所持金が金貨10枚しかなくて黒魔術師に身代金を支払えません。それから近所の有名な魔道士に悪夢を治してほしいと頼み込んだのですが、最低でも金貨500枚必要と言われて断られて友達を救う手段がありません。ここは金貨10枚で治療できますか?」
大粒の涙を流している女性にアメリアは手を差し伸べた。
「ここは金貨0枚で引き受けるわ! 私たちの目的はお金ではない、黒魔術師を倒して平和な世界を取り戻すために戦うわ。エミリーさん、フレイさん、東条くん、そうだよね?」
俺たちはアメリアに頷いた。女性は泣きながら深々とお辞儀をしながら感謝を伝えた。
「ありがとうございます。皆様に感謝しております」
「ええ、じゃあ私の部屋に来て。エミリーも私についてきて。東条くんとフレイさんは後で状況と作戦を伝えるわ。それまでは深夜の戦いに備えて今のうちに寝てね」
俺とフレイは自室に戻り、それぞれの個人スペースでアメリアとエミリーに呼ばれるまで寝始めた。俺は今日こそは黒魔術師が邪魔しに来ないことを祈りながら目を瞑った。
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