1 / 22
プロローグ
しおりを挟む
俺の名前は日比谷蒼矢、年は16。
最近は異世界系の小説にハマっていて色々読んでいる。
今俺は教室の自分の席に座って外を眺めている最中だ。
そんなことをしていると隣から声がかけられた。
「おはよう蒼矢君」
「あっ、おはよう葵」
今俺に挨拶をした彼女の名前は神宮葵。
肩まで伸ばした黒い髪に淡い目をしており可愛くさらに思いやりがある優しい性格のため学校内の男子に人気がある。
俺の幼稚園からの幼馴染で俺が好きな人でもある。
ちなみに家も教室の席も隣同士だ。
「蒼矢君、貸してくれた小説返すね。面白かったよ」
「それは良かった」
「また今度機会があったらお願いしてもいい?」
「いいよ」
葵は両手を合わせて笑顔で俺にお願いしてくる。
見ての通り俺は葵に自分が読んでいる小説を貸しているから、他の人より距離が少し近い。
そのせいでクラスの一部の男子から恨みのこもった目で見られることがある。
葵の笑顔を見れるなら大したことはないが。
「おはよう蒼矢、神宮さん」
「おう、おはよう正輝」
「おはよう桐生君」
彼の名前は桐生正輝。
容姿端麗な優等生でクラスのリーダーのような存在だ。
入学当初は話す機会が無かったがなんやかんやで話してみると馬が合い今では親友となっている。
一度だけ俺、葵、正輝の3人で一緒に帰っていたときに葵を狙った不良4人に絡まれ、俺と正輝の2人で路地裏で4人ともシメたこともあった。
俺は密かに鍛えていたので大丈夫だったし、正輝に関しては中学時代に何回か経験していたらしいので問題なかった。
あの時に俺と正輝の絆はより強くなった気がする。
「そういえば蒼矢、今朝のニュース見たか?」
「この辺りで包丁で人が刺されて死んだってニュースか?」
「まだ犯人は見つかってないっていうのだよね?」
「ああ、俺と蒼矢は大丈夫かもしれないが神宮さんは危ないから家が近い蒼矢が一緒にいたほうがいいんじゃないか?」
「そのつもりだよ」
「それじゃあお願いね、蒼矢君」
「まかせて」
そのあと世間話をしていると担任の先生が教室に入ってきた。
「みんな、席についてくれ」
そう言われて教室にいた生徒は皆席についた。
「よし、全員席についたな。それじゃあ…!?」
先生が出席を取ろうとした瞬間、教室の床に魔法陣のようなものが出てきて教室の中が光る。
「な、なんだこれ!?」
「どうなってるの!?」
教室の中で他の生徒は混乱している。
だが混乱している間にも魔法陣の光はだんだん強くなっている。
最終的に光は目を開けてられないほど強くなると教室にいる人全員を包み込んだ。
最近は異世界系の小説にハマっていて色々読んでいる。
今俺は教室の自分の席に座って外を眺めている最中だ。
そんなことをしていると隣から声がかけられた。
「おはよう蒼矢君」
「あっ、おはよう葵」
今俺に挨拶をした彼女の名前は神宮葵。
肩まで伸ばした黒い髪に淡い目をしており可愛くさらに思いやりがある優しい性格のため学校内の男子に人気がある。
俺の幼稚園からの幼馴染で俺が好きな人でもある。
ちなみに家も教室の席も隣同士だ。
「蒼矢君、貸してくれた小説返すね。面白かったよ」
「それは良かった」
「また今度機会があったらお願いしてもいい?」
「いいよ」
葵は両手を合わせて笑顔で俺にお願いしてくる。
見ての通り俺は葵に自分が読んでいる小説を貸しているから、他の人より距離が少し近い。
そのせいでクラスの一部の男子から恨みのこもった目で見られることがある。
葵の笑顔を見れるなら大したことはないが。
「おはよう蒼矢、神宮さん」
「おう、おはよう正輝」
「おはよう桐生君」
彼の名前は桐生正輝。
容姿端麗な優等生でクラスのリーダーのような存在だ。
入学当初は話す機会が無かったがなんやかんやで話してみると馬が合い今では親友となっている。
一度だけ俺、葵、正輝の3人で一緒に帰っていたときに葵を狙った不良4人に絡まれ、俺と正輝の2人で路地裏で4人ともシメたこともあった。
俺は密かに鍛えていたので大丈夫だったし、正輝に関しては中学時代に何回か経験していたらしいので問題なかった。
あの時に俺と正輝の絆はより強くなった気がする。
「そういえば蒼矢、今朝のニュース見たか?」
「この辺りで包丁で人が刺されて死んだってニュースか?」
「まだ犯人は見つかってないっていうのだよね?」
「ああ、俺と蒼矢は大丈夫かもしれないが神宮さんは危ないから家が近い蒼矢が一緒にいたほうがいいんじゃないか?」
「そのつもりだよ」
「それじゃあお願いね、蒼矢君」
「まかせて」
そのあと世間話をしていると担任の先生が教室に入ってきた。
「みんな、席についてくれ」
そう言われて教室にいた生徒は皆席についた。
「よし、全員席についたな。それじゃあ…!?」
先生が出席を取ろうとした瞬間、教室の床に魔法陣のようなものが出てきて教室の中が光る。
「な、なんだこれ!?」
「どうなってるの!?」
教室の中で他の生徒は混乱している。
だが混乱している間にも魔法陣の光はだんだん強くなっている。
最終的に光は目を開けてられないほど強くなると教室にいる人全員を包み込んだ。
0
あなたにおすすめの小説
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる