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第2章 ホテルで休憩のひと時を…。

第28話 ソルカの調査。

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私はオズワルドがどうしてパリ銃撃事件で突如、行方歩目になったのか非常に不可解で訳が分からなかった。
寧ろ、この事件自体が不可解だったかもしれない。
だからこそ、この事件の謎を調べようと私は感じたのだと思った。

私とオリバーはフランスの首都、パリに到着し、これから世界最悪の銃撃事件が発生したパリ2街区に向かう事にした。
同時にパリ銃撃事件で起きた爪痕を確認せねばならなかった。

「オリバー。ここからがパリ2街区だが、大丈夫だよな。」

「勿論だ。ここから先は俺達が入る事が出来ない闇があるからだろ。だったら、入って確かめるよ。」

「あぁ、そうだな。それがオリバーやオズワルドの姿勢ではないか。」

オリバーもオズワルドも互いにこの事件は違和感ある事は間違いない事は私と同じ何だね。
だから、私もこの事件を調査しようとした。
するとパリの町を調べるとど2街区だけでなく、他の市街地も大きな銃撃事件を影響を受けている。

しかもエリーゼ宮が銃撃されている点からも明らかにこの事件には違和感が残りまくっていた。
これではフランスの国の機能は事実上、失われているのと同じに等しい。
私は、パリで起きた銃撃事件の爪痕と惨状を目の当たりにしながら、オリバーと共に事件被害の規模がどれ位大きいのか調べようとした。

すると私は、ルーブル美術館の隣に何か人の死体のようなものを感じ、これが本当に死体なのかと感じた…。

「ねぇ、オリバー。これってまさか銃撃事件で殺された死体だよね。」

「ソルカ。俺が確認するから少し待って欲しい。」

「了解。頼むぞ。オリバー。」

死体については本物なのか偽物なんか確認しなければならない。
このようなテロ事件には過去の9・11テロで起きた自作自演の件もあり、死体が人形の可能性やクライシスアクターの可能性が否定できないからだ。
だからこそ、本物の死体なのか確認を始めた。

そして、私はこの街の惨状や爪痕、光景に目を通しながらも、この街で起きた銃撃事件はどれくらいの被害規模を生み出したのかはっきりと分かってきた。

そして犯人は誰もいない状況に違和感がある上、大規模な銃撃事件は計画性がなければ起こせないので犯人は最初からパリを狙う目的で行った可能性が十分にあると感じた。

だから私はオリバーに自作自演の件で話そうと思い、彼に話しかけようとし…、

「オリバー。パリの銃撃犯は複数いる事は間違いない他、他に計画性が多数存在する。なのに犯人が1人も捕まっていないのは何かおかしいと思わないか?」

「あぁ、俺も犯人が捕まっていない事をなどを含めるとそれを強く思うよ。これだけ大規模な被害でゴーストタウン化したパリ2街区の惨状を見たら、誰しも違和感を持つのは当然だ。ましてやフランスの首都であるパリでこんな大規模な事件を起こせるとしたらフランス政府の自作自演説が非常に濃厚だと思われても仕方ないのだ。」

「そうだな。私もそれは感じる。ましてや今の大統領はオカマルクだから、何をやらかすか分からない。」

私はパリで起きた事件にはフランスの現大統領であるオカマルク大統領が1枚噛んでいるのは間違いない。
だとすれば、オカマルクは一体、誰を背後にして政治を動かしているのか非常に気がかりだと…。

私はパリ銃撃事件がフランスの自作自演を思わせながらも、他の町にも生存者が殆どいない状況にはただの自作自演でない事を考えると裏で誰かが暗躍している雰囲気だと思わざるを得なかった。
同時にクライシスアクターも間違いなく存在すると思ったのでそれも警戒した。
そして、オカマルクは国際機関の奴隷大統領だとはっきりと解った以上、彼をここで排除しなければ私達が逆に殺される事がはっきりしてきた。
何よりも彼がこの事件の自作自演を明らかになるのを恐れているから…、

そして彼らはパリで大量虐殺を行った後に、庶民や反権力ジャーナリストの大量逮捕を控えているのは確かだから、より警戒せざるを得なかった…。

そう考えると、私達もあまりパリに長くいてはいけないのだと少しずつ感じた。
調査がある程度、終わったらパリから少し離れた場所に行って、休まねばならぬと。
それ以前にフランスから脱出しないと私達がオカマルク達に逆に殺されるかもしれない。
だからこそ、パリから早く逃げる必要があると感じた。

すると、私の背後から何やら不気味な気配を感じ、誰がいるのか確認した。

「オリバー。後ろに注意して!!」

私はオリバーに背後に注意してほしいと思った。
しかし、後ろを振り向いたらオリバーの面影は一切、なかった。
そして、私は地面から出る足を警戒して、走ってパリから脱走した。

―――オリバー。アンタまでいなくなるなんてこの街は一体、どうなっているの。嫌だよ。この街から早く逃げたいよ。

私は必至で逃げる事しか考えられなかった。

まさか、パリで何が起きているのか今の私には頭が分からなくてどうしようもなかった。

確かに神隠しのような状況なら行方不明者を出すのは容易に考えられると私は感じた。
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