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第5章 洗脳されたオリバー

第49話 顔が戻ったマリナ。

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私は魔術の再生により顔や髪、頭部が新たに作られた事に驚きだった。
何故なら普通は頭が失ったら首なし少女として生きてゆく事しか出来ない事を理解しているからだ。
だから私はこの再生方法が至極不思議だと感じるのはその為だった。

そう考えると私はこの再生には不思議で素晴らしいものだと感じた。
しかし、私の顔を見ると確かに以前の私の頭よりより堀が深く、綺麗な顔をしている。
本当に可愛くて綺麗な瞼と目をしていて可愛い顔だ…。

そして髪の毛も無事に再生する状況を見て凄く嬉しい状況になり、凄く元気を与えた事に私は嬉しかった。

「信雄さん。私の顔はどんな感じかな…。」

私は彼を援護する為にオリバーさんの洗脳を解きたい。
だからこそ私は頭を再生する魔術を用意しても良いと感じた。

「マリナ。お前の顔を見て俺は凄く嬉しいぞ。凄く綺麗で堀が深くて大きな目をしているのが分かるぞ。」

うん…。
本当にありがとうね…。
信雄さん…。

貴方が居たから頭を元に戻せたんだと私は感じたよ。
だから今度は、私はオリバーの洗脳を解いて見せる番だね。
故に私が彼を救って見せる。

「うん。きっとこれは首を失った後、私の理想の顔が小腸や子宮で具現化して魔術発動により再生された事が何よりも大きかったんだと私は思うよ。」

「そうか。マリナ。でも、お前はやっぱり凄い奴だと俺は思うな。だから後でお前の胴体に感謝しておきなよ。それがあんたの為にもなるから。」

信雄さん…。
私はアンタに褒められて凄く嬉しいよ。
だから、私は信雄さんの手伝いをするから…、
私はそう決意し…、

「うん。当然、そうだね。だから私は信雄さんやオズワルドさん、更にはザギトワさんのお陰で医療魔法を取得し、新しい顔で良くなったと思うと凄く嬉しくなって魔力が漲ってくれた。だから、本当にありがとうね。信雄さん…。」

「あぁ、そうだな。お前が嬉しいなら俺は凄く有難い。だからお前が彼を救ってくれよ。」

「うん…。」

私は信雄さんやオズワルドさんがいたから魔力を元に戻り、新しい顔で理想の顔になった事を考えると非常に綺麗で嬉しい顔になったと感じた。
それを知るとなんか凄く嬉しい様子になってこの笑顔をいつでも彼に見せてあげたいと感じた。
だからこそ、私は信雄さんやオズワルドさんに恩を返したいと多い、戦いを始めた。

「でも、彼には近寄らない方が良いよ。」

「うん、それは分かるよ。彼は何かやらかす可能性が十分にあるからでしょ。」

「分かった。なら、それに十分に気を付けろよ。」

「うん。ありがとう。けど生憎、私は光魔法以外を除いて攻撃魔法はないから難しいと思うが…。」

「そうか。なら、マリナ。絶対に気を付けて攻撃しろよ。」

「うん…。」

信雄さん…。
私が彼を救って見せるからね…。
そう思いながら、私はこれから戦闘を始める事にした。
そして、彼が本当に浄化できるかどうか私は、見極めていた。

しかし、新しい顔では義頭や以前の頭と違って凄く視力、聴力、嗅覚が上がり、男色小児性愛を匂いまではっきりと分かるとなると私は本当にこの頭で良いと感じた。
そして、私は彼の様子を見ていると彼が非常に抵抗しているのが分かる。

「止めて。俺を洗脳から解かないで。」

「マリナ。オリバーは洗脳されているが、なんか俺の知っているオリバーじゃないね。」

「うん。記憶も元に戻ったから言うね。私、アリーシャ、そしてエレナは小児性愛している聖職者を捕まえる為に、動いていたけど、首を取られて動けなくされたんだ。さいわい、胴体は生きていたそうで、首が死んでもそれだけは唯一の救いだと感じた。」

「そうか。なる程な。」

私は出来る事を行って彼の状況を解かせようと感じた。
そうすれば連中の奇行や残虐性などが追求出来るから尚更、注意せねばならない。

それは彼らの奇行は間違いなく悪魔崇拝から来ていると私は思っている。
それ故に、彼らの洗脳が解く方法は私の手で彼らを殺すしかないと思った。

殺さないと救えない人もいるのも残酷だけど、洗脳されて罪を犯した人はそうするしかないと信雄さんも語っていた。
死刑というのは被害者の人権を守る為に必要なものであり、死刑廃止は加害者の人権を守る為だと述べているから。

だから私が出来る事は洗脳された人間を解かせる為には彼を殺すしかない事を考えると死刑がどれだけ大事なのか分かってきた。
しかし、彼の様子を見ると急に表情が変わり…、

「うわぁぁぁぁぁ~。止めろ~。俺を洗脳するな。」

「オリバー。お前の表情はあまりにもおかしいぞ。」

「うるさい。俺は聖職者に救われたんだから彼らに尽くさねばならない…、」

「おかしいんだよ。お前の表情はどうしてそんな風になったんだよ。だから、俺はお前を絶対に倒さねばならない。」

オリバーの表情が険しくなり、私は戦慄した。

ひょっとしたら元に戻る希望を私に持ちながらお。
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