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第5章 洗脳されたオリバー

第48話 マリナの魔力。

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私は洗脳や幻術を解く方法は私自身にある潜在的な魔力を利用すれば良いと分かっていた。
何故なら、私の頭を再生する魔術がある事を既に潜在的にあると解っていたからだ。
それ故に魔力を用いて幻術を解けば確実に解除出来るのは当然だと感じた。
そして私の魔力で私の頭が再生、創生出来ると私は感じた。

最も魔術に関しては様々なものがある。
例えば黒魔術、白魔術、幻術、時魔術。

その中でも幻術だけは仮に魔力がなくても科学兵器の進歩の向上で能力が上がる事からそれを上手く利用する事で発動できる兵器があるのは既に想定済みだから、化学兵器の場所も確認した。

だからこそ、私はその化学兵器を発動すればオリバー見たいに洗脳を与える事は非常に容易だと感じた。
そして私は白魔術を中心に治療魔術を復活させればきっと私の頭部は再生すると感じた。

「行くよ。オリバーさん。アンタの脳神経を変えて洗脳を解除して見せるから…。」

「あぁ、頼むぞ。マリナ…。」

今の私には確かに頭がないのは事実…、

だからこそ、義頭や胴体で物を考えざるを得ない状況なのだ。

けれど、今の私は小腸や大腸、子宮、膀胱、胃、心臓などで物事を考えられる脳細胞が各臓器に沢山あるから私は癌細胞が作られず、寧ろ元気でいられるんだ。

癌細胞は脳の影響のある臓器程、作られやすい。
例えば大腸や胃は脳による影響が非常に強いからこそ、脳にストレスが溜まり、脳が間違った細胞作製により癌細胞が作られやすい状況は分かっている。

一方、心臓や小腸、子宮は独自の脳細胞がある事、その脳細胞を増やせば脳の代用になる事は当然だと感じた。
更に言えば脳の影響が殆どないので細胞作製の際に、癌細胞が造られにくい状況が出来る。
だからこそ私はそれらの魔術を応用して医療技術と再生魔術を並行した使えれば強くなれると感じた。

これを応用すれば私は後方支援が非常に容易になる事を理解している。

だから私は例え、首を失っても強い魔術師でいたいのだ。
それは今、首がない自信がいるからこそ、私は魔術で人を救い、強い心でいられる人間になりたいんだと思うようになったから実現したいと感じた。

しかし、不思議と頭を失ったにもかかわらず、信雄さんやオズワルドさんが私を助けてくれたお陰で非常に嬉しくなり、彼らを助けたいと感じた。
それは彼らに助けてばかりいるからそういった気持ちが逆に先行したのだと私は思うからだ。
だからこそ、私は強くなる方法を探りながら本格的に彼らの戦いの支援をしようと思った。

「信雄さん。私は絶対に強くなって見せる。それは私が無力だった故のお返しとしてね。」

「あぁ、お前がいいたい事は分かっている。でも、今のお前は本当にそれで大丈夫かい?」

私にとってまだ魔力を覚醒するだけの力を持ってなかった。
しかし、私は彼を救おうとする思いが強くなるばかり…、

「あぁ、大丈夫だ。私なら、きっと強くなれると…。」

―――不思議だ。魔力が弱い私なのに凄く魔力が宿っている。この魔力を上手く取り込めば不思議と強くなれるかもしれないね。

そう思いながら、これから彼らを退治する為に魔力を吸収し、彼らと闘おうと誓い私は戦闘意欲を発揮した。。
だって、私なら出来ると思うから余計だ…。
更に、ここで挫けたら本当に私はダメになるんだなと思い、本気の魔術で彼に目掛けて攻撃した。

「オズワルドさん。私の魔力を彼に充てるから避けてくださいね。」

「あぁ、頼むぞ。」

オズワルドさん。
私を凄く頼りに成り得るんだからきっと成功して見せる。

その気持ちを受け取ると私は凄く嬉しいです。
そう思いながら、オリバーを救う為に浄化の魔法を発動した。

「Светов Мировой.」

私はこの魔術を発動する事で、光の浄化魔術を利用できるだと思うと凄く安心出来し、魔力が漲ってきた。
だからこそ、私は彼を浄化したい思いから私は彼を救いたいと思うようになった。

すると…、彼の様子が変化して…、

「止めろ。俺は今、何をしてんだ。そして、何の為にこの世界に来たんだ。洗脳を開錠するな…。」

彼は現在、洗脳を解ける状態なのか凄く発狂して自我を分からなくなっている。

恐らく、洗脳された事が理由だが、解いてしまうと自分でやった罪状や悪行が目覚めてしまう事が一目瞭然だったので、私は彼を救い出そうと思った。

それが例え、失敗しても私が出来る事はそれだけだと感じた。
すると、私の頭が再生したと思われたが、どうやら顔と髪は新たなに作られて別の顔になり、凄く安心した。

「マリナ。アンタ、首が戻ったのか。」

「うん。でも、この顔と髪は緯線より女性らしさが出た顔と髪だと思うとどうやら新たに作られた顔で嬉しい。」

私は顔が再生して嬉しかった。

顔が再生したか、新生したか分からないが、今の私は凄く嬉しさを感じた。
ようやく、私は嬉しくなったんだと…。
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