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第9章 ロンドンの闇…、

第101話 オリバーの個人事務所。

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俺はようやくカレーからロンドンに向かう電車に乗り、ロンドンを過ぎるまで暫く待つ事にした。

「なぁ、ザギトワ。ロンドンとカレーの車窓の様子はどうだ。」

「さぁ、私にはわからんで。でも、ロンドンの方がカレーより落ち着いた街並みで安心しとるで。」

「そうだな。ロンドンはまだ聖職者によって汚染されていない状況だから俺はまだ大丈夫だと思う気がした。」

俺とザギトワは2人でカレーとロンドンの様子を見てどんな様子なのか確認しながらこれからこの列車がどこまで行くのか考えながらカレーとロンドンの比較の話をした。

それからロンドンのキングス・クロス駅に到着した俺達は、パスポート等の検問を受け終えた後、これからオリバーの個人事務所へ向かう地下鉄路線を探していた。
当然、オリバーの個人事務所に向かった理由は当然ながらそこに聖職者の悪行やパリ銃撃事件の闇に関連する資料がある事を俺は解っているからだ。

俺はそう思いながらこれからバカ高いで有名なロンドン地下鉄のキングス・クロス・セント・パンクラス駅から乗車してピムリコ駅で下車してからオリバーの個人事務所へ向った。

そしてキングス・クロス・セント・パンクラス駅に入った俺はロンドンの地下鉄の異常さを改めて感じた。
確かにロンドン地下鉄は地下鉄黎明期れいめいきに作られた路線が多いので狭く感じる。
しかし、ロンドン地下鉄を詳しく調べると英国人の身長とは裏腹に車両が凄く狭い状態にこれは酷いと思った。
そして英国人の身長は高いのに車高が小さいのも非常に問題だなとれは感じた。
これでは英国人を虐めているような地下鉄である事を考えるとこれは絶対に乗りたくないと思った。
しかも車高が低いから英国人はドアを開けるのもやっとな程。
これでは地下鉄を敬遠するのもわかるなと感じた。

そして、地下鉄でキングス・クロス・セント・パンクラスを発射し、クリアーナ達を譲りながら暫く俺は立つことにした。
立っていた方が防衛しやすい側面もあるから余計にだ…。

それからピムリコ駅から下車して地上に出た俺はロンドンでは意外と自転車の多さに気づく。
これは俺の推測だが、ロンドンは地下鉄運賃が非常に高く、加えてバス運賃もロードプライシング込みで自動車の維持費も高く、交通費を節約する為に自転車を利用する人が非常に多い。
だから庶民は自転車が唯一の交通手段と化しているのは非常に納得するのはわかる。
庶民がこういう移動手段しかない英国の異常さを感じた俺は、常日頃から安い、ロシアの鉄道と比較すると明らかにこの料金じゃ自転車通勤もやむを得ないかと感じた。
又、自転車推いのにかかわらず、自転車に不向きな道路が多く、非常に歩きにくい状況が生まれたとなればこれは明らかにひどいと感じた。

けど、フランスと違って連中が襲撃した後がないだけまだましだ。
フランスの場合は聖職者によってパリが崩壊され、立ち入り禁止区域だらけになっているのに対して、英国は自転車事故の多さを除けばまだ侵略されていない。
つまり、フランスは連中によって侵略され、既に異常な体制になった事を考えると英国が時期に征服されるのも時間の問題だと俺は読んだ。

すると、ソルカが俺が立ち止まっている事に気づき、俺を気にかけた。

「信雄殿。これからオリバーの個人事務所に行くぞ。」

「あぁ…。勿論だ。」

「ここは英国だから監視には気をつけな。」

「了解。ロンドンには監視カメラが多い事で有名だからな。」

俺はソルカに話かけ、これから一気にオリバーの個人事務所へ向かう事にした。
ここで立ち止まっていたら逆に危ないと俺は思うからな。
だからここはすぐさま歩こう。

そしてピムリコ駅から徒歩15分の距離に彼の事務所を見つけだした。

「オリバーの事務所は意外と地味なんだね。」

「あぁ、あんまり派手だと狙われる可能性が非常に高いからあえてそうしている。」

「でしょうね。そうしないと英国の権力批判なんてできないから当然だろ。」

「まぁ、確かにそうですけどね。」

俺はオリバーの事務所が意外と地味なのは当然ながら派手だと非常に危険な状況に巻き込まれる環境にあると俺は感じたせいだろう。
しかし、こういう地味な事務所こそ、実は英国の闇などを追求する状況が生まれると思うと確かにそれは納得できた。

オリバーがこういう事務所なのも狙われているからそうせざるを得ないからだ。
なぜなら、彼は英国のエリザベス女王の批判を行った為、常に狙われている状況が日ごろから生まれているからだ。
だから俺は、連中がオリバーを狙われているのはまさにここにそういった情報が沢山あるからだと俺は感じた。

「なぁ、オズワルド。ここの部屋の資料は沢山の鍵があるが、裏を返せば簡単に開けられない状況を作り出す為だろ。」

「そうだ。スマホやパソコンなどは電磁波を通さないために、普段は冷蔵庫や金庫などを介して入れているから、当然だ。」

「故に盗聴を防ぐ為、神の書類も非常に多いのも納得する。」

「その通りだ。信雄殿。」

俺はその話を聞いて納得し、これからこの事務所にある資料を探る事にした。
そうすれば謎が問えると俺は思っていた。
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